[2008年04月30日(水) ]
今朝の朝日新聞の一面は、格差社会をテーマにした記事であった。
そこで、「ふーむ」と思ったこと。
取り上げられている人、ホントにカツカツの生活のようなのだが、それでも、月1万1千円の携帯電話代だけは捻出せねばならぬ、と考えている……ように読めてしまったのである。
食費・電気代・水道代・ガス代……といった支出項目の中に、携帯電話代を入れ、それらを優先順に並べたとき、はたして携帯電話代というのは、今、どこに位置するんだろうか。ある程度個人差はあるだろうが、一般的な傾向として。
さすがに、食費より上に来ることはあるまい。
携帯を止められるよりは、電気を止められることを選ぶか(どこで充電するんだって話はあるが)。
携帯を止められるよりは、水道を止められることを選ぶか。
携帯を止められるよりは、ガスを止められることを選ぶか。
もし、必要不可欠度で電気・水道・ガスを押しのけているのだとしたら、すげーなー、携帯電話、と思ったわけである。
ドコモさん、ここまで麻薬的な存在になると、予想していたんだろうか。ま、商売の論理から言えば、麻薬的になるにこしたことはないんですけどね。
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貫成人『真理の哲学』(ちくま新書)読了。

[2008年04月29日(火) ]
MSN産経ニュース2008.4.28 22:43より。
《福田康夫首相は28日夕、首相官邸で記者団に対し、道路特定財源を平成21年度から一般財源化するなどとした11日の政府・与党合意を、5月12日ごろに閣議決定する方針を表明した。》
ほほう、閣議決定。
そもそも一般財源化を言い出したのは、支持率上昇や衆議院補選に向けたイメージアップのためであり、しかし結局支持率も上がらんし補選では負けたし、ということで、「あーあ、こんなことなら、一般財源化なんて言わなきゃよかった」と思ってらっしゃるんじゃないかと心配していたのだが。おれが心配するこっちゃないか。
国語力的に推察するに、振り上げたコブシを、どうにも下ろせなくなった、という側面もあるのかな。
さて、その、閣議決定に至るプロセスを見ておこう。
《道路特定財源の一般財源化は、首相が3月27日の記者会見で表明した。ただ、自民党の一部若手議員が、政府と党の「担保」がないと道路整備特措法案の再議決で造反する考えを表明していた。今月11日の政府・与党合意に対しても一部若手は納得せず、法律で担保された閣議決定の手続きを取るよう求めていた。/閣議決定するとした首相の表明は、自らが掲げた方針が党内からほごにされないための「異例の措置」(政府筋)とされる。》
記者会見での意思表明→そんなんじゃダメ!
政府・与野党合意→そんなんでもダメ!
ということで、「法律で担保された閣議決定の手続き」となったようです。
ところで、その「今月11日の政府・与党合意」を受けて、4月14日の朝日新聞夕刊コラム「窓」には、次のようにあります。筆者は、恵村順一郎さん。
《なるほど一歩前進ではある。といっても手放しの評価ばかりはできない。/自民党がいかにこの種の文書を軽く扱ってきたか。(中略)6月にまとめる「骨太の方針08」に一般財源化を盛り込む、と首相は言う。だが、それで胸を張ってもらっても困る。/小泉内閣最初の「骨太の方針01」を読み直してみる。そこにうたわれた「道路特定財源の見直し」は、自民党の道路族議員の猛反発であっさりつぶされた。(中略)「骨太の方針01」は閣議で決定されたのになし崩しになった。(中略)/道路族議員がなぜ今回の文書をすんなりと受け入れたか。文書の根拠がそれだけ弱いからである。》
自民党の若手議員が、「政府・与党合意じゃダメ、閣議決定せよ」とする理由は、これでわかると思います。
ただ、閣議決定すら、なし崩しになってしまう、という現実がある。
恵村順一郎さんには、閣議決定後、このテーマについてもう一度書いていただきたく。
さーて、これから、この問題、どうなるか。この一年、楽しみですね。
内閣変わったから、あんときの閣議決定もナシね、なんてことになっちゃったりして。……おっかない世界だ。
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朝日をちょっと持ち上げた後で、と。
今西光男『占領期の朝日新聞と戦争責任』(朝日新聞社)読了。

[2008年04月28日(月) ]
先日、珍しいことに、「ワークマン」の折込チラシが入っていた。
《ワークマンはワーキングウエア・ユニフォーム・作業関連用品の大型専門店です。“WORKMAN”というロゴマークが示すように、ワークマンは、ワーキングウエアや作業用品の提供を通して働く人たちのより安全で快適な作業環境を総合的にサポートしています。》(ワークマンHPより)
吉幾三さんが、「この町で暮らそう〜」と、ニコヤカに歌い踊りつつCMに出演している、あの「ワークマン」である。踊っちゃいないか。
これまでも入っていたのかもしれないが、「あ、ワークマンのチラシだ」と意識したのは、初めてであった。
珍しいな、と思い、しげしげとチラシを見てみる。



[2008年04月27日(日) ]
映画『シンデレラマン』を観る。
舞台はアメリカの大恐慌時代前後、実在したプロボクサーのお話。
なるほど、株になど投資してはいかん、という教訓を引き出すための映画か。
そうじゃなくて。
家族の絆の映画ですな。
かなり感動する。
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安藤優一郎『幕臣たちの明治維新』(講談社現代新書)読了。

[2008年04月26日(土) ]
聖火リレーの感想。全部見たわけじゃないけど。
欽ちゃん自身が、「いやね、横を見ると、警察の人が欽ちゃん走りしててさ」と言うのはわかるが、テレビ画面のテロップに「警官が欽ちゃん走り」と出すのは、いかがなものか、と思った。
あと、聖火ランナーは2〜300メートルずつ走るそうだけど、護衛の警官たち、とりわけ一番外側で護衛している制服姿の警官たちは、約19キロ、最初から最後まで走らねばならなかったんだろうか。何か、革靴はいてるように見えたんだが。制服と革靴で19キロ走る。大変だ。滅多にない激務だっスんじゃなかろうか。
ときどき、


[2008年04月25日(金) ]
今朝のワイドショーより。
オリンピックの聖火が、今朝、羽田に到着したらしい。
レポーターさんから、現在の羽田の状況が伝えられる。
バスで聖火を長野まで運ぶようなのだが、レポーターさん、そのバスには近寄れず、ずいぶんと遠いところからの中継である。
おまけに、長野へ向かうバスが、何台もある。その何台ものバスが、映し出されている。
スタジオのアナウンサー「聖火が乗っているのは、どのバスですか?」
レポーター「えーと、それはちょっと、わかりません」
……この光景、何かに似てるな。
そうか、全マスコミ注目の犯罪容疑者や被告が、護送されるシーンか。
と、思うと、朝からちょっと笑ってしまったのである。
そう言えば、聖火ランナーが走るときも、二重三重に警備が取り巻いて(その人たちも一緒に、マジメな顔をして走っているっつーのも、図としてはちょっと可笑しいのだが)、空からの中継はともかく、周囲の人は誰が走っているのやら、よくわからん状況みたいですよね。
そんなんじゃ、周囲の人はもちろん、聖火ランナー自身も、つまんないだろうなあ。晴れがましいというより、それこそ「護送」されてるみたいで。
あ。いいこと思いついた。
「聖火リレーを、聖火リレーに関わらない人たちが見る」という構図ではなく、「その場にいる人たちみんなが走る」という構図にするっていうのは、どうだろう。
警備の人たちだけでなく、長野市民も一緒に、聖火ランナーの周囲を取り巻き、走る。
聖火ランナーを、まず警備の人が二重三重にとりまき、さらにその周囲を、長野市民が十重二十重に取り巻いて走る。
一緒に走る長野市民は、徐々に増えていくように仕込んでおき、最終的には聖火ランナーを人が千重万重に取り巻き、数万人規模の集団となって走る。
ドドドドドドドド……。
実に壮大な眺めではないだろうか。
うむ、これこそオリンピックにふさわしい。
長野市さん、いかがですか? こんなアイデアぐらいタダでいいっすよ。
……明日までに仕込むのは、無理か。
■
内藤一成『貴族院』 (同成社近現代史叢書12)読了。

[2008年04月24日(木) ]
2008.4.22 23:23MSN産経ニュースより。
《10億円着服か 茨城県国保連の元職員逮捕》
新聞やテレビで、このニュース、ご覧になった方も多いと思います。
数百万や数千万で捕まる人も多いなか、10億。
ある意味、大物だなあ、と感じたわけです。
だけじゃなくて、このニュースで、ちょっと引っかかったところ。
《着服は3年間で総額10億円以上にのぼるという。》
まず、10億全部使っちゃったと聞いて、「へええ、3年で10億、使えるもんなんだなあ」と、感じ入ったわけです。
いや、プロスポーツ選手とかで、年俸何億とかの人いるでしょ、「墓場までカネ持っていけるわけでもなし、どうするんだろうね、使い切れないカネは」と思っていたわけです。
プロスポーツ選手だからして、通常の人よりはいっぱいメシ食うだろうけど、それでも普通人の10倍も、毎食ギャル曽根さんばりに食うわけでもあるまい。お酒を飲むにしても、おのずと限度がある。
というわけで、「食う」「飲む」のほうで10億は使えまい。
いわゆる「買う」も、物理的制約があるため、ちょっと無理だろう。
と思って、続きを読むと。
《容疑者は今月18日、着服を告白する手紙を上司に送り、水戸署に出頭。連合会の調査に「金は競艇に費やした」と話しているという。》
やっぱり、いわゆる「打つ」じゃないと、そんな大金はなかなか使えないか。
ある意味、予想したとおりだ。
と、いったんは思ったわけですが、ここでもう一つ、引っかかっちゃったわけです。
3年間、10億、競艇でひたすら負け続けたのか?と。
せめて累計で1億ぐらい負けた時点で、「ああ、おれ、競艇に向いてないわ、競艇の才能ないわ」と思わなかったんだろうか?と。
そこが、不思議でしょうがないわけです。
だから、つい、実は競艇以外の理由もあったんじゃないか、と、想像してしまうわけです。
■
坂野徳隆『サムライ、バリに殉ず』(講談社)読了。

[2008年04月23日(水) ]
今朝、家を出ようとすると、テレビのワイドショーの画面に、
「モロボシダン、アンヌと結婚?」
の文字が。
ななな、なにぃーっ!
えーと、モロボシダン役の森次晃嗣さんと、アンヌ役のひし美ゆり子さんが、実は結婚してたってことか?
こりゃ、大事件だ!
垂渓庵先生、大変っすよ!
というわけで、椅子に腰を落ち着け、テレビを凝視する。
ありゃ、CMにかわった。
いわゆるCMまたぎのネタか。このネタに食いつく層、多そうだもんな、この時間にワイドショーを見ている人の中には。テレビ局も、なかなかやる。シャアっぽいな。
……長い。こういうときは、やたらとCM時間が長く感じる。おまけにCMが激しく下らなく感じる。
やっと終わった。
で、どうしたどうした?
……なーんだ。
ウルトラ映画を新しく作るそうなんだけど、その中で、ダンとアンヌが結婚していた、という設定の由。うまくワイドショーに乗せられちゃったよ。テレビ局も、なかなかやる。
ダンて、たしかレオのときに杖をついた隊長役で出てたんだっけ。あのときは、まだ独身だったはず。
とすると、割と遅い結婚だったんだな。
あの隊長をやめてから、ダンはどんな人生を、そして一方、ダンと結婚するまで、アンヌはどんな人生を送っていたんだろう。
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ワイドショーじゃないんだけど、テレビのニュース。昨夜の。
野村證券の話題。
記者さんだかレポーターさんだかが、帰宅する社員に、インタビューを試みている。
当然、ノーコメントである。
ていうか、記者(レポーター)さんたちも、当然ノーコメントだろうと、十分わかっているのではないか。ノーコメントだとわかってて、マイクを突きつけているんではないか。
だって、立場を逆にすれば、記者(レポーター)さんたちも、決してコメントなんかしないよね。
「はいはい、その件はですね」とばかりに、ペラペラしゃべり出されると、逆にあっけにとられたりして。で、「ちょちょ、ちょっと待ってください、メモとる用意してなかったんで、最初から……」なんてことになっちゃうんではないか。
てことはだ。
これって、ノーコメントを引き出すためのインタビューという、なかなか面白い構図である。
[2008年04月22日(火) ]
宮部みゆき『楽園』(文藝春秋)読了。

[2008年04月21日(月) ]
菊池良生『ハプスブルク帝国の情報メディア革命』(集英社新書)の続き。