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御茶ノ水でランチと魯山人の料理王国と、国語力検定 (2008年11月22日)
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輿論と世論と、国語力検定 (2008年11月16日)
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輿論と世論と、国語力検定 (2008年11月15日)

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銀座でアルマーニは買いか?と、国語力検定

[2007年11月10日(土) ]

昨夜は銀座で飲む。

というと、クラブやバーで飲む如く聞こえるかもしれないが、そうではない。パーティースペースのようなところで、主にコンサルタント系の青年社長さんたちと、立食形式で歓談。

フリードリンクで、「おっ、バーボンあるじゃん、これロックでください!」と、まず1杯目からバーボンに行ってしまったのだが、3時間バーボンロックで行ったら間違いなく泥酔するな、とオトナの判断をし、2杯目からは焼酎水割り。10杯ぐらい飲んだかな。

そこのお姉さんが、なかなかよくて、と書くとまたヘンにとられるか、なかなかよく気がつく人で、遠くにいるときも、目が合うだけでニッコリ微笑んでうなずき、焼酎水割りのお代わりを持ってきてくれるわけですよ。スバラシイ! サービスとはかくあるべき! じゃ、これ、チップ!……は、あげなかったけどね。

それから、Z会ブログの「from 社会人」の写真そのまんまの松尾順さん・Z会スタッフ寺ちゃんらと、銀座の沖縄料理屋(またかい!)で二次会。音楽の話で盛り上がる。泡盛をカラカラ1杯飲んで終了。

東京だから、遅くなっても大丈夫大丈夫、電車はあるさ、と軽く考えていたのだが、銀座で別れて地下鉄の駅に行くと、すでに最終であった。おー危なかった。

しかし、田舎モンみたいだけど、いや実際田舎モンなんだけど、銀座って都会だねー。

東京で学生やってたときは銀座なんてまったく行かなかったし(飲むのは専ら新宿歌舞伎町、泥酔して居酒屋のトイレサンダルはいたままアパートに帰ったこともあったなあ)、社会人になってからも、昼間に少し歩いたぐらい、あ、あとは夜にタクシーで通り過ぎたこともあるか、その程度なんで、夜の銀座の街を歩くなんてのは、ほぼ初めて。



銀座4丁目の交差点。和洋折衷、ってカンジですか。外国の方も写真をとっておられました。

あらあら。何か行列ができているお店があるぞ。



ワッフル屋のようです。有名なんでしょうか、ここ。おれは知らんな。



アルマーニのお店。これは後で思ったことだけど、青年社長さんたち、ノーネクタイでスーツを着こなしてるんだけど、実にオシャレ。あれは、おれみたいにユニクロなんかじゃないんだろな。アルマーニとかなんだろな。おれもいっちょ、アルマーニで服でも買ったろか!

すぐお隣りのディオールさんもそうだけど、お店の入り口に、高級ホテルばりに人が「気をつけ!」の姿勢で立っておられます。そういうのがフツーなんだろうか、高級ブチックは。

大変な仕事だよな、一日中立ちっぱなしなんて。ありゃ、お客さんにアイサツするのが仕事なんだろうけど、そんな人は置かなくていいから、その分値段を安くしてくれりゃいいのに……なんてことを考えるような人は、アルマーニを買う資格がないんでしょうな。はい、すいません、多分買いません。

銀座4丁目の角の日産ショールームでは、



スカイラインGTRを展示していました。

そういや、前にコンサルタントさんが来て集合研修を受けたとき、「日産を代表するクルマは?」という問いかけがあって、答えはGTRだったんだけど、ぼくは心の中で「違う違う! 激しく違う! 答えはS13シルビアに決まってんじゃん!」と思っていた。

新しいGTR。まあ、フェアレディZよりはカッコいいけど、やっぱS13シルビアには勝てんな。そう思いません? 勝どきのオザワさん。

うー、でも、欲しいことは欲しいな、これ。

DMのために激しく動揺!と、国語力検定

[2007年11月09日(金) ]

一昨日のことである。

帰宅して、アパートの集合ポストをのぞくと、夕刊と一緒に一通の封筒が入っていた。

どうせまたどっかのDMだろ、と思ったのだが、DMにしては地味な封筒である。

ひょっとして懸賞にでも当たったか? ほっほっほー、と期待しつつ、差出人を確かめてみると。



ななな、名古屋国税局ぅー?

5秒ほど、虚空をにらみつつ凝固する。

我に返って、なぜかとっさにあたりを見回し、階段を駆け上がる。激しく動揺している。

一介のサラリーマンたるおれに、国税が何の用だ? おれ、何かしたっけ? 何もしてないよな?

ひょっとして3年間ほど、確定申告しなかったやつか? でもあれは、戻ってくるはずの税金を、メンドくさいという理由(と無知という理由)で、申告しなかっただけだよな。

10年ほど前の原稿料? でもあれも、源泉徴収されてたし、当時のおれの収入を考えると、申告すれば、むしろ税金が戻ってきたはずだよな。

毎小の原稿料? は、Z会に全部入れてるぞ。

部屋に入って、カミサンに向かい、開口一番、

「おい、おれ、何も悪いことしてないよな?」

カミサン、事情がつかめず、「はぁ?」といった様子である。

「いや、国税から何か手紙来ててさ、おっかしいな、国税がおれに用なんかないはずだけどな」

上着も脱がずネクタイも緩めず、カバンを放り投げて、いつもはビリビリ破る封を、ハサミで慎重に開ける。

恐る恐る、中味を見てみると。



「e−Taxをご利用ください!」……脱力。安堵。

なんだよ、国税の、いわばDMかよ。何も悪いことした覚えはないとはいえ、激しくドキドキしたじゃねーかよ。(国税=怖い、という刷り込みが、どこかにあるんでしょうねえ。)

今年、初めて確定申告なるものをしたんだけど、窓口に紙を持っていって手続きしたんで、そういう人対象に、ウェブ上で手続きしてね、というご案内をした、というわけか。


少しく落ち着いて、封筒を眺めてみる。



特割郵便を使っているようですな。この程度の内容であれば、特特郵便にすると、郵送料、さらに2%割引がきくのに。

む。宛名シールに、カスタマーバーコードがない! いかんな、バーコード印字で、さらに5%、郵送料割引されるのに。

国税ともあろうものが、こういう税金のムダ遣いをするなんて、如何遺憾いかん!


……冗談です、怖い国税に対して、エラソーな口をきいて、申し訳ありません。と、弱気。

承知いたしました、きっとウェブ上で手続きしますので、ご容赦ください。

でもなー、住基カードと電子証明書とやらの交付手数料が1000円程度必要、って書いてあるんだよなー。そんでメリットは、1回、所得税額から5000円控除してくれるんだって。これは得なのか損なのか?


ところで、「3年間ほど、確定申告しなかった」と書きましたが、3年前から急にリッチになった、それこそ給与所得が2000万以上になった、というわけでは決してありませんので、お間違えのないよう。

給与外所得が少々ありまして、そいつが20%の源泉徴収をされていて、「申告すれば税金戻ってきますよ」と、今年モリカワ経理課長から教えてもらって、「そうだったのか! 知らんかった!」とばかりに、初めて申告してみた、というわけです。数回は飲みに行ける程度戻ってきた。ラッキー。

『捨てられるホワイトカラー』と能力主義・成果主義と、国語力検定

[2007年11月08日(木) ]

バーバラ・エーレンライク『捨てられるホワイトカラー』(東洋経済新報社)読了。



著者の体験ルポ、といった趣きの本で、とりわけ「おお! そうだったのか!」という内容はなかった……ような気がします。弱気。

アメリカでは、転職(あるいは失職後の求職)時に、履歴書の書き方のコーチングを受けたり(もちろん有料!)、自己啓発的なセミナーに行ったり(もちろん有料!)するのがフツーのようで、そこがアメリカっぽいのかなー、とは思いましたが。何でも商売にするんかい、という意味で。

でも、困っている人を、より困らせるってのも、どうなのかなー。このあたりを、公的に支援する仕組みを作ればいいのに。

自己責任、能力主義、成果主義、小さな政府、といった思想とは相容れないのか。

それに関連して、一節だけ引用しておく。

《経済の「勝者たち」――権力と高額な報酬を約束された仕事をしている連中――から見れば、自分の運命はすべて自分がもたらしたものだという考え方は、実に都合がいいにちがいない。勝者たちの成功を最高のほめ言葉で説明してくれるし、敗者たちの苦情は無効にしてくれるからだ。》(p115〜116)

企業のトップマネジメントにとって、能力主義・成果主義という言葉は、実に甘美なんでしょうね。

だって、「我が社は能力主義・成果主義である」と宣言したとたん、トップは企業の中で最も能力があり、成果を挙げた結果、トップなのである、ということになり(事実、そういう場合もあるでしょうが)、一方で低い階層にいる人に対しては、「それはひとえにキミの努力不足、能力不足に起因するのであって、それ以外に原因はない。すなわち、変わらなければならないのはキミだけであって、キミ以外のものではない」と宣言することになる(これまた、事実、そういう場合もあるんでしょうが)わけですから。

それ以外では、参考文献として挙げられていた、フレイザー『窒息するオフィス――仕事に脅迫されるアメリカ人』(岩波書店)、セネット『それでも資本主義についていくか――アメリカ型経営と個人の衝突』(ダイヤモンド社)を読んでみようかな、というところです。

そういえば、こない見かけた、クルツ『資本主義黒書』(新曜社)というのも、おもしろそうだったな。バランスとるために、『共産主義黒書』ってのも併せて読んでおくか。


昨日、帰宅すると、激しくドキッとする手紙が届いてました。家に入って、部屋着に着替えもせず、あわてて封を開けてみるぐらい。それについては、また明日。

飲みつつナレッジ共有と『デジタル社会の日本語作法』と、国語力検定

[2007年11月07日(水) ]

昨夜は、三島の「からから」という沖縄料理屋で、M君と飲む。ビールなんかすっ飛ばして、



宮古島の泡盛、「菊の露」をボトルで頼む。2800円ナリ。まあまあステキか。

料理のお値段は、東京の「ぱいかじ」並み。「北谷食堂」よりは高い。三島で言うと、「日本海庄や」クラスの飲み屋といったところか。グルクン唐揚げには、甘酸っぱいタレをかけるという仕事がしてある。

野郎が2人で飲むには、ちょいと高級、というところかもしれない。デートにはいいだろう。

……なんか、いつもと違いますね。それというのも、昨夜の飲みのテーマの1つが、こういうものだったからです。

名づけて、「三島沼津の飲み屋紹介をZ会社内報に連載しよう!」計画。ついでに、「社内報編集部とお店で、経費を折半してもらおう!」計画。

うーむ、趣味と実益を兼ねた、なんともナイスな計画ではないか! これぞナレッジの共有。

これを実現するためには、まず、すばらしい原稿を作り上げて、社内報編集部に企画を持ち込み、同時にお店にも原稿を持って営業をかけねばならない。

ますます忙しくなりそうだ。あら、おれのメインの仕事は、国語力検定だっけ。

……てなことをウダウダ話しながら、泡盛を激しく飲み、ボトルが空になったところで、フラフラと帰ったのでありました。

今日の、国語力に関することば:井上史雄ほか著『デジタル社会の日本語作法』(岩波書店)より。

メルマガとかブログとかをやっている手前、こういうものも読んでおかねばならないのである。

《返事をするまでの時間は,メールを送ってきた人に重要な情報を伝えてしまう。返事が遅いと,返事をすることに躊躇しているということや,場合によっては,返事が重要でないと思っているということを相手に伝えてしまう。(中略)結果的に,メールを受け取ってから返事までの時間が長くなると,相手を軽視しているかのような意味を相手に伝えることになる。ということは,相手との人間関係が重要であり,コミュニケーションを保ちたいと思うならば,返事をするまでの時間をなるべく短くし,時間圧と戦い続ける必要があるということである。》(p169)

便利になったはずなのに、なぜ、より忙しくなるんでしょうね。

ビジネスメールはともかくとして、そんなに即返事をしなくてもよいような人間関係をあらかじめ作っておいたほうが、ラクなんじゃないでしょうか。

あるいは、本当に返事をほしいときだけ、末尾に「返事お願いします」といったことを書き、そう書いてないメールについては必ずしも返事の必要はない、といったことが、常識として確立しないかな。

そうすれば、ずいぶんラクになる人も多い、ような気がしますが。

CIA=「食べ物がいっぱいある」の略?と、国語力検定

[2007年11月06日(火) ]

ぼくは、あまりものを知らない。だから、いろんなところへ修学旅行……ではなく出張へ出かけたり、書物を読んだり、人と話をしたりして、知識を増やすことにこれ努めているわけである。

書店や図書館へ行くと、感じませんか? うわー、ここにある自分が知らない知識のうち、死ぬまでにどのくらい吸収できるんだろう、って。ま、すべてが必要、というわけではないでしょうけど。

歴史の分野でいうと、高校で選択しなかった世界史(おお、今は必修か! いいですねえ!)がアヤしい。中学レベルの歴史では、日本に関係するところしか扱わないからね。

というわけで、オトナになってから、書物を通して世界史の知識を仕入れるしかないのである。

その経験から言うと、いわゆる教科書的な体裁のものより、特定のテーマに絞って深く突っ込んだもののほうが、ずっとおもしろい。テストされるわけじゃないから、そういう読みかたができるのかもしれないけど。

そして、特定のテーマではあるんだけど、それが他のテーマともつながりがあることがわかり、引用文献や参考文献中のおもしろそうなものを読んでみると、また別のテーマにもつながり……というふうに広がっていって、ある時点で「おお! そうだったのか!」と感じることがあり、それが実に楽しい。

そういうふうにして、先日たどり着いたのが、カンボジアとポル・ポト、というテーマ。



2冊のうち、デーヴィッド・チャンドラー『ポル・ポト 死の監獄S21』(白揚社)から、興味深いところを引用しておく。

《一九九八年十二月、キュー・サムファンは記者会見で、たどたどしい英語で「過去のことは水に流そう」と言った。》(p293)

これは、国語力的なネタ。

よく、悪いことをしたと思っている側が、「過去のことは水に流そう」と発言することがある。それって、国語力的にちょっとヘンなんではないかと思う。

悪いことをされたと思っている側は、「それを言うとしたらこっちであって、お前が言うなよ」と思っているんではなかろうか。

《また別の囚人は、「CIA」とは何か民主カンボジアの対極にあるものだとだけ理解していたのだろう。この三つの頭文字は「食べ物が十分ある」という意味だと答えている。さらに、囚人によっては、リクルートされた時に、相手から「CIAに入れば、女も酒も劇場もマーケットもある。石造りの家もあれば自動車にも乗れる」とか、CIAに加わった後は、「至るところ動き回れる。何の規則も守らなくてよいからだ」とか言われたと打ち明けている者もいる。》(p190)

不謹慎ながら、ここにはちょっと笑ってしまった。

朝日夕刊の連載マンガで、少し前、小学生が「『サブプライム』って何だ?」「口から火を吐いたりする、すごく悪い怪獣なんじゃないか?」と想像するネタがあった(すいません、ウロ覚えです)が、それに近いものがあるかもしれない。

《ナチスのトレブリンカの殺戮を助けたのは、世界全体の精神的死亡状態だった。同じように、われわれの大部分がはるか彼方の他の民族に起きているこの種の現象に無関心だったために、S21が発生するのを許してしまった、と私は思う。》(p282)

収容所だけで自己完結してああしたことをするのは、不可能であるということ、ちょっと考えればわかるだろう。ナチスが負けるよりかなり前から、情報は漏れ伝わっていた、ということも聞くし。

見たくないものは見ない(見えない)、ということか。

《S21について、その悪の全責任は「悪い人々」すなわち他人にあるというような説明をしたのでは、われわれ全員がこの悪事の加害者たちと共有しているものを見落としてしまう。それは殺人文化とか殺人主義とか生まれつきの殺人傾向などではない。人間としての類似点、とりわけ他からの影響で変わりやすく、服従しやすいという傾向である。われわれの大部分は、自分が尊敬している人々からやれと言われたら、そして言われたようにするのに制度的な束縛がなかったら、たとえ拷問でも殺人でも何でも行なうようになるだろうと、私は考えている。》(p295)

ここから最近のスポーツシーンやビジネスシーンを振り返るに……やっぱ、やめときます。

戦前教育と小沢民主党代表と、国語力検定

[2007年11月05日(月) ]

土日と、起きている間は映画を観るか本を読むかクルマを運転するかしていたので、今日はなんだか、激しく目が疲れている。今日は考えることに時間を費やして、あんまり目を使わないようにしようっと。

昨日ちょっと書いた『「悪魔祓い」の戦後史』だが、これを辞書ナシで読める人、つまりこの本で使われている言葉はすべて自分の語彙の中にある人は、相当の国語力だと思う。えー、ぼくも時々、「あら? これ、なんて読むんだっけ?」「この表現、どういう意味だったっけ?」と、辞書を引きつつ読んだ、というわけです。

思うに、文語文まで読むことはないけれども、戦前に書かれたもの、あるいは戦前に教育を受けた人の書いたものを読むと、語彙獲得に効果的なんではないかと思う。


さて。小沢民主党代表。

「政局を混乱させた責任」により、代表を辞任する意向を示した。

他にも、辞任の理由はいくつかあるんだろうが、この「政局を混乱させた責任」という理由は、国語力的にいかがなものだろうか。この理由は、挙げないほうがよかったのではないか。

だってさ、「政局を混乱させた責任」をとるところの行動が、またまた政局を混乱させる原因になることは、明々白々だろうに。

「政局を混乱させた責任をとって、政局を混乱させます」と言っているに等しいぜ、これ。

そういえば、法務大臣である、鳩山兄弟の弟さんのほうも、「あらら」な発言を連発しているようですね。

右翼と左翼と勲章と、国語力検定

[2007年11月04日(日) ]

久しぶりに土日と休みでした。緊急の書き仕事もない(と自分では思っている、忘れているものがあったらゴメンナサイ、明日すぐやります)ので、家で脱力。

土日と映画4本。『7月4日に生まれて』『力道山』『奇蹟』『フィールド・オブ・ドリームス』。

さっき観終わった『フィールド・オブ・ドリームス』が、観てよかったー、というやつだったんで、シメがこれでよかったよかった。いや、ほかのが悪いというわけではないんですけどね。

『7月4日に生まれて』『力道山』は、うーむ、主人公キレすぎ、かと。それに追いつけないオマエが悪いと言われれば、それまでですが。後者に出ていた藤竜也は、いい演技だなー、と思いました。『奇蹟』はジャッキー・チェン、お約束的に面白かったっす。

『フィールド・オブ・ドリームス』、ケビン・コスナーはいい!と思いました。

映画以外は、読書。『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)読了。続けて、『「悪魔祓い」の戦後史』(文芸春秋)。右翼と左翼が、信仰するものが異なるだけで、それ以外は非常によく似ているんだなあ、と思いました。さらに山本七平を続けて読めば、おもしろいんじゃないか、とも。


昨日の新聞でおもしろかったこと。叙勲者の方々の一覧。

誰が見てもわかると思いますが、役所のエライさんは70歳、外交官は75歳、大学名誉教授は80歳、というのが叙勲の相場みたいですねえ。

なんでそういう相場が形成されたんだろう、という考察はここでは措くとして、平均寿命から考えるに、大学の先生の場合は、ほとんど「よく長生きされました、お疲れ様です」的なものになってるんじゃないか、という思いがふと湧き起こりました。

今日の新聞でおもしろかったこと。これは多分、朝日新聞購読者に限られますが。

2面の、タケユタカ騎手の写真。なかなかおもしろい。最初は、「なんでまた、こんな写真を」とも思ったが、わざと、だとすれば、なかなかやるな、と思いました。

社会保険庁職員と防衛省幹部と、国語力検定

[2007年11月03日(土) ]

昨日の朝日朝刊、生活面より。「公務員」ということB、というタイトルで、社会保険事務所職員の大変な様子がリポートされている。

窓口でキレた男性顧客(顧客が正しい表現かどうかはわかりませんが)に対し、《「そこまでされるような仕事はしていません」と反論した。》

おそらく、同僚からは後で「よくぞ言ってくれた!」と喝采を浴びたと思われるが、この発言の正当性は、「そこまでされない仕事」の基準をどこに置くかによるので、判断は保留。

ただ、これを読んで、「ああ、こう言ってみたいものだ」と思った民間企業の、いわゆるお客様対応部署の方は多いんではないか、と想像した。

《予算が付かずサービス残業状態で、月100時間を超える人も。》

これは。不法というか、違法状態ではないのか。よりによって公務員が違法状態に置かれたままにしておいて、しかもそれをサラーッと新聞に書かれておいて、いいのか社会保険事務所。

《一部のせいで全体が悪く見られたくない。》

気持ちはわかりますが、一部のせいで全体が悪く見られるのが世の常、というか、こう言う(そして、こう書く)ご本人自身が、一部によって全体を判断していることは皆無なんですかねえ、とも思う。ぼくらの判断というのは、常に対象の一部に対してのものなのではないか。



同じく昨日の朝日朝刊。防衛省幹部が、休日も含めて、GPS機能付きケータイを持たされることになりそうな由。大臣さんは、《「危機管理官庁なので(幹部が)居場所を明らかにするのは当たり前。行動が把握されるのが嫌だったら、そんな人は防衛省にいなくていい」と言い切った。》そうな。

てことは、当然、防衛大臣さんも、休日も含めてGPS機能付きケータイを持ち、居場所を晒すんでしょうねえ。じゃなきゃ、論理的におかしいですよね。

いや、「危機管理官庁なので……」という理由であれば、防衛大臣さんだけじゃなく、総理大臣含め閣僚、副大臣さん、全官庁の幹部さんたちも、GPS機能付きケータイの常時携帯が義務となると思いますが。ぜひ、やってください。

ぼくは……やだな。まあ、いまさら政治家にも役人にもならんから、いいけどね。

「こいつ図書館行ってマックバリュ行って文盛堂行って業務スーパー行って三島大社行ってるよー!」と、休日の行動まで把握されるのは、あんまりいい気分ではない。あら。今、書いちゃったか。まあいいや。

北谷食堂で残波の白と沖縄環境問題と、国語力検定

[2007年11月02日(金) ]

昨夜は、Z会御茶ノ水ビルの一室で、沖縄から上京中のM先生と、国語力をテーマにした対談。

2時間あまり、国語力の必要性や、にもかかわらずそれが低下している現状、また国語力向上の方策などについて、激しく語り合う。

その内容を、いくつかかいつまんで紹介しておこうと思ったのだが、対談の二次会での泡盛が、キレイさっぱり記憶を洗い流してしまったようである。

よって、残念ながら幻の対談となってしまった……というのは冗談です、アウトプットしない対談のためにわざわざ出張しませんてば。M先生に同行していたT君も、ぼくに同行したアーさんも、メモ&テープ&写真までとってます。M先生の学校では、4月に冊子にするっておっしゃってたな。国語力検定ホームページでも、対談の模様、4月よりは確実に早くアップする予定なので、乞うご期待。

さて、対談の二次会。Z会御茶ノ水ビルの、まさにお隣りのビルの地下にある、「北谷食堂」というところへ行く。

沖縄から上京したM先生と、沖縄出身のT君をお連れして、何もわざわざ……先週も毎小の石戸編集長さんたちと「ぱいかじ」に行ったでしょ?と思われたかもしれないが、かまわずに行くのである。

もう7年も続いていた、恒例の9月下旬沖縄旅行(これは、出張じゃなくて、ホントに旅行、ヴァカンスのほうね)が、あまりに仕事に打ち込むあまり(というのは半分以上冗談ですが)、今年途切れてしまった、その代償行為という側面もあるのかもしれない。なんて自己分析したって、しょうがないな。

そうそう、T君は、M先生の教え子で、哲学を専攻する東京大学6年生です。なんで6年生?って、突っ込むな突っ込むな。いろいろあるんですよ。でも、無事来春の就職が決まったそうで、おめでとう!

まずは、



オリオンで乾杯!

しかるのちに、



残波の白を水割り〜ロックで激しく飲む。あ、ここ、残波の白、ボトル2800円。ブラヴォー!

何の話をしましたっけね。M先生と、今度函館へ行きましょう!という話だっけ。沖縄のT君ちに遊びに行くか!という話だっけ。

T君、現・うるま市の出身。東海岸の海って、キレイなの?と尋ねてみる。

T君いわく、キレイです、西海岸よりはずーっと。なぜかわかります? 東海岸は、米軍施設だらけで、観光地化が進まなかった、だからです。いわば、米軍が東海岸のキレイな海を守った、という側面もあるんです。

なるほどー。そういう見方もできるのか。

別にT君は、基地ブラヴォー派でも何でもない。にもかかわらず、こう語る。米軍基地以上に、自然破壊に加担しているものがあるのではないか、と。

地元の人が語るだけに、重みがあると思いました。

それはそれとして、「北谷食堂」。泡盛はリーズナブルだし料理もそこそこ美味いし、なかなか良い。いや、なかなかどころではなく、かなり良い。

とりわけ、8時半過ぎに行われたイベント。

店内のお客さんに、トランプのカードが1枚ずつ配られる。

お店の人が、もう1組のトランプからカードを引いて、ビンゴ!となれば、ステキなプレゼントがもらえる、という趣向である。

店内にはお客さん、せいぜい30人ぐらいだよ。それで1等賞は、なんと! 北谷のザ・ビーチタワーというリゾートホテルの、ペア宿泊券!

朝日の夕刊に週1で宿泊券プレゼントコーナーがあるが、そんなもんにハガキ出すのがアホらしくなるような高確率だと思いません?

御茶ノ水教室周辺で飲むときは、必ずここにしようっと。


残念ながら、ホテル宿泊券はハズレでしたが、



こんな泡盛のミニボトルがあたりました。

日本語検定1級合格か?と働かない人への怒りと、国語力検定

[2007年11月01日(木) ]

昨日、日本語検定(東京書籍)のホームページに、第2回日本語検定の解答速報がアップされた。

解説付きである。10月27日に実施して、11月1日に解答解説をアップ。すばやい。なかなかやるな。

おそらく、27日の夜から徹夜徹夜の突貫工事で……なわけはないのである。間違いなく、試験実施前にアップする予定の原稿は完成しているはずである。試験て、そんなもんですよ。いわゆる模試なんて、終了直後に解答解説冊子を配布されるでしょ?

ではなぜ、試験当日冊子として配布せず、また当日夜ホームページにアップせず、5日後にアップ、そして適宜ダウンロードしてプリントアウトしてくださいね、としたか。

まず1つは、コスト面。これは言わずもがな、別にこの業界にいなくてもわかりますよね。モノとしての冊子を動かすとなると、用紙費印刷費物流費等々、コストがかかります。

もう1つ、これはこの業界にいないと、わかりにくいかもしれない。

出題側の不安に起因するものです。

試験の出題者は、「問題として成立しない、なんてものは、ないよな」「解答はこれで、間違いないよな」という不安を、どこかに抱えているものです。

だから、事前の検討は、何度も何度もやる。もう念入りに念入りにやる。やるけれども、試験当日はやはり、「ひょっとしたら……」という思いをぬぐいきれない。

そして、もし何かマズいことがあったとき、発覚するのは、必ず試験中か試験後である。アタリマエか、事前にわかれば、それなりのフォローはできるもんね。

さらに、発覚するのは、えてして受験者(あるいはその周囲の人)からの突っ込みによる。

試験当日さっさとアップして、もしその後、受験者から「この問題(解答)、おかしいんじゃないですか?」という突っ込みがあったら、なかなかヤヤコシイことになる。

しかし、試験実施後数日おいてのアップにしておけば、何か突っ込みがあったとしてもその間に拾えるだろう、アップ予定の原稿に修正を加える必要があれば、その間に対応できるだろう……というのが、「試験5日後アップ」の背景にあると思われるのだが、どうでしょう。

え? 国語力検定? いやー、解答だけでも実施後すぐに配布、あるいはアップしたいのはやまやまなんですが、よんどころない事情により、できないんですよ。……って、すでにだいぶ手の内をさらしちゃった気もしますが。でも、国語力検定の場合、上記の理由にべったり重なるわけではありませんし、それ以外の理由もあります。ご容赦ください。


話を戻して、第2回日本語検定の解答速報である。

二日酔いで試験会場にかけつけるわ、エンピツと消しゴムを東京書籍の人にお借りするわで、関係各方面に多大なご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。の、国語力研究所代表のデキはいかに。

1問に2つの答えを書くものについては「両方正答での完答」となっているから、部分点はナシってことね。すると、採点単位となる問題数は、全部でおそらく90。

12コ間違えて、78問正解でした。78/90で、正答率87%。一応、1級合格のようですな。

ポカミスが5つあるのが残念だったが、まあよしとせねばなるまい。

と、エラソーに書いてみたが、実はかなりホッとしたのでありました。……これで不合格だったら、東京書籍の人に「やーいやーい、落ちてやんの」と言われかねんからな。

しかし、どんなに慎重に試験を受けたとしても、83/90だったということである。7つの問題については、ぼくの知識の範囲外であった。大丈夫か国語力研究所代表。

大丈夫だと思います、国語力検定超難問バージョン、十段とか名人とかを認定するバージョンをリリースしない限りは。

獲得した級は、10年間有効かあ。じゃ、次に受けるとしても10年後だな。10年後にも、日本語検定が実施されていることを祈る。

あ、どこからか、「国語力検定もなー」という声が。任せといてくださいよ!


さて。今度の日曜の朝日新聞書評欄には、



この本が取り上げられるそうだ。

どういう書評になるか予想してみると……。すいません、手に入れただけで、これ、まだ読んでません。今日明日で速攻で読んで書評を先行アップ、ということもできなくはないが、ぼくの中での読む順番というのがありましてですね、これは来週なんですわ。でもま、最後あたりに「日本を映す鏡かもしれない」とか何とかあるんじゃないかな。あ、これ、アメリカの話です。『ニッケル・アンド・ダイムド』と同じ著者の作品。

今読んでいるのは、永江朗『新・批評の事情』(原書房)。



その中の、三浦展さん(『下流社会』という新書でご存知の方も多いでしょう)を取り上げたページでの、次のくだりがおもしろかったので引用しておく。

《トム・ルッツの『働かない』(邦訳、青土社、二〇〇六年)は「怠け者」たちに向けられた視線の歴史を追いながら労働という文化の歴史を浮き彫りにするものだが、「私たちはなぜ働かない人を見ると腹が立つのか(自分に危害を加えたり損害を与えるわけでもないのに)」という発想を、三浦の下流社会論に当てはめるとどうだろう。》

自分に損害を与えるわけではない、というところを読んで、「いや、そういう人でも生きていけるのは、一生懸命働いている我々が税金という形で社会的コストを負担しているからだ」と思う人もいるかもしれない。でも、それは、「そういう人」を、一方向のみで理解してしまっている。

たとえば、ありあまる資産があって、税金もいっぱい納めていて、そして(その必要がないから)働かずにブラブラヘラヘラしている人を見て、毎日あくせく働いている人は、どう思うだろうか。

やっぱり、「腹立つなー、こいつ」と思うのではないだろうか。

そこでもまた、「そのありあまる資産は、我々から搾取した、すなわち我々に損害を与えた結果だ」と言う人がいるかもしんないけど、働かない人を見ての腹立ちは、そんなに理詰めのものではなく、働かなくても生きていけることへの憧憬・羨望とウラオモテである、というのは、かなり当たっているような気がする。

こんど言ってみようかな、「カワフチさんもっと働いてくださいよ!」って言われたら。「そんなにオレがうらやましい?」って。……バシーッて叩かれそうだな。

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