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クラブと国鉄改革と京都花街と、国語力検定

[2007年10月31日(水) ]

守屋前事務次官、赤坂のクラブでも接待されていたそうですね。若いなー。

それはクラブ。若者が行くのは、後半にアクセントを置くクラブですね。

前次官が行っていたのは、多分ラブのほうです。最初にアクセントを置くラブ。

おお、こういう問題、国語力検定の聞き取りで出題したらおもしろいかな。全く同じ単語でも、アクセントの置き方によって意味が異なるもの。

レシとカレシとか。


さて。葛西敬之『国鉄改革の真実』(中央公論新社)を読む。



ぼくも、どちらかと言えば、保守派ではなく改革派である。不真面目なヤツだ!と思われることもあるが、それは「尊大な羞恥心」(中島敦『山月記』による)のしからしむるところなので、なにとぞご容赦ください。って、誰に言ってんだか。

えー、その改革派のワタクシ、何か得るところがあるのではないかと思って、この本を読んでみたわけである。

こういうくだりがある。

《賃金が経営状態と関係なく、民間企業の水準を参考にして他動的に定まる慣習が定着するにつれ、国労・動労の運動は「賃金獲得」ではなく「勤務の緩和」を成果とする方向に動いた。》(p58)

国鉄時代の労働組合の動きを描写したものですが、これを個々の労働者に置き換えてみる。

どんなに懸命に働いて成果を挙げようと、あるいはスーダラ社員をやっていようと、賃金にはさほど影響しない(上がりもしないけど、そんなに下がりもしない。働きぶりにかかわらず、賃金は固定、というのを想定してもよい)とき、人は、仕事がラクになることを求める、ということですね。

そりゃ、当然でしょ。

10時間働いて1万円もらっていたとして、賃金は固定とした場合、労働時間を半分の5時間にすれば、実質的に賃金は倍ってことになるもんね。日給制の場合は、そういう方向へ行くでしょう。

時給制の場合にしても、5時間でできる仕事を10時間かけてやる、ということは、十分に考えられる事態である。

これは、民営化すれば解決する話ではなく、民間でもザラにある現象のような気がする。


にしても、国鉄って、ホンット省庁だったんですねえ。

こんなくだりがある。

《地方管理局育ちの管理職や技術者に、私たちキャリアの代わりはできない。しかし、私たちもまた、列車を安全・安定・正確に運行する上で彼らの技能の代わりはできないのだ。》(p196)

「私たちキャリア」という、この強烈な自負心。見事というしかない。この感覚は、私鉄に勤める人にはあまりないのではないか。ぼくなんかは、どっちもどっちの代わり、できるよ、やろうと思えば、と考えてしまうのだが。

このように、「キャリア」という語がやたら出てくる。組織の構成員を、将校と下士官にたとえて分類したりもしている。

当時40半ばで国鉄本社課長だった著者が、しょっちゅう大臣さんや政治家さんと料亭でメシ食って、根回しなんかもしたりしている。(ところでそのカネは、一体どこから出ていたんだろう?)

なんだか、ビジネスマン・経営者というより、官僚、という印象を受けてしまいました。大きな数字ばっかりで、その語りからは、働く個々人の姿がほとんど見えないし。

「序にかえて」という巻頭の学者さんの文章には、「組織論、経営論として学ぶところも多々ある」とありましたが、どうでしょうかねえ。

少なくともぼくには、あんまり得るところはなかったっす。すいません未熟で。

しかし、国鉄改革って、あくまで「国鉄という組織のための改革」であって、「顧客のための改革」という視点は希薄だったんですねえ、当時は。いや、顧客視点からの記述がほとんどなかったから、そう思ったんですけど。でも、民営化されて、サービスは向上したと思いますよ。

たまーに、「電車遅れまして大変ご迷惑をおかけしました」というアナウンスを聞いて、ムカッとすることはあるけどね。

どうしてムカッとするかって?

「ご迷惑をおかけしました」って、事実だけ述べてどうするよ、「申し訳ございません」ぐらい言えよ、国語力的には、ということです。おお、最後も国語力でオチをつけられた。


おまけ。昨日の朝日夕刊に、秋の京都の宣伝ページがあって、「ああ、紅葉でも見に行きたいなあ」と思って読んでいたんですが、その下には、こんな本の広告が。



『京都花街の経営学』。

教育産業が生き残るためのヒントが得られるのではないか、と思って、先週日曜日に読みましたが、こいつからもあまり得ることはなかったっす、すいません、未熟者で。

役に立ったのは、舞妓さんと芸妓さんの区別がつけられるようになった、ということぐらいかな。2時間もあれば読めますので、よろしければどうぞ。

花街の経済規模はハッキリとはわからない、と、しきりに書いていらっしゃったけど、財務状況、売上とか経費とか利益とかはヒミツなんですかね、この業界。でも、そうすると、どうやって課税しているんだろう。税務署にだけ、その情報、オープンにしているってことか。

高級焼肉とゴルフの効用と、国語力検定

[2007年10月30日(火) ]

今話題の、守屋前事務次官、63歳。69歳の業者さんと、ゴルフに行って、焼肉屋さんへも行ったそうだ。

ゴルフはまあ、わかるとしても、63歳と69歳で、焼肉かあ。若いねどうも。と、むしろそんなことを思ってしまったのである。寿司とか、懐石とか、和食系を好まれるお年頃のようなイメージがあってね。

しかも、それなりの、どころじゃないか、きわめて社会的地位の高い人たちである。まさか「牛角」や「さかい」に行くことはあるまい。高級焼肉店の、高級肉を召し上がったのであろう。

この、高級肉を召し上がるというところが、また不思議なのである。日本で高級肉というと、あの、不自然なほどに脂肪が入った肉になるであろう。

我が家でもかつて、ヨーカドーで半額シールが貼ってあったので、不自然なほどの脂肪の高級肉を、「話のタネに食ってみるかあ?」と、買ってみたことがある。いわゆるブランド牛の肉。

焼いて食ってみる。

美味い。確かに、美味い。

しかし。

三切れも食うと、「げっぷ、もうごちそうさま」となってしまったのである。

脂にやられた、というところだろうか。当時は、前次官さんより30歳ぐらい若かったのに。こりゃ、量食えるもんじゃないな、と痛感したのであった。

前次官さんたちは、高級焼肉店に行って、何を、どのくらいの量、召し上がったのだろうか。やはり、高級肉をほんの少しだけ、あとはお酒、だったのだろうか。

いやいやそんな発想はふだん高級肉を食い慣れてない人間だけだよ、事実は、高級肉の脂も慣れればガンガン食えるようになるのさ、しかも、どんなにトシをとってもね、ということなのかもしれない。

もっとも、それを実証してみるつもりは、ぼくにはさらさらないが。


さて、ここまでは、昨日の帰り際に書いた内容。

昨夜、ニュースで前次官の証人喚問の様子を観る。

「地位が高くなるとストレスも大きくなり、週末にストレスを解消したくて、ゴルフに行っておりました」

うんうん、おれ別に地位高くないけどストレスフルな毎日だもんな、偉い人はさぞや大きなストレスを感じておられるだろう。同じように高い地位にある国会の方々も、この点については深く頷き、同情を示されているようであった。

……違う違う。問題が違うって。これ、国語力的におもしろかったんで、追加で取り上げてみました。一種の「ズラシ」テクニックでしょうかねえ、これ。

問われているのが、《なぜ週末にゴルフに行ったのか?》ということであれば、前次官の釈明は一応成り立つ。

しかし、問われているのは、《なぜ「業者のオゴリで」ゴルフに行ったのか?》ということである。これに対して、「ストレス解消したかったから……」というのは、実は理由になっていない。ストレス解消したければ、奥様とお二人だけでゴルフに行けばよい話である。

あ。ひょっとして、(1回に1万円は払っていたそうだから)1回1万を超える費用をかけてのゴルフは、逆にストレスがたまるだけ、ということだったのかな。

もしそうだとしたら、これ、費用対効果という側面、ゴルフが与えてくれるものに対する適正な価格はいくらか、という面から考えると、なかなか興味深い意見ではある。

あるいは、奥様とお二人だけのゴルフじゃ、ストレス解消はできない、ということなのかな。これも、もしそうだとしたら、熟年夫婦のあり方を考えるうえで、なかなかに興味深い意見ではある。

とまあ、国語力的に推論してみましたが、現実は、そんなに単純ではないでしょう。みなさんも、ある行動の理由を問われて、一応、1つを挙げてみたとしても、実は心の中では、それ以外の様々なものが絡み合っているはずです。

静岡の書店さんと石戸編集長撃沈と、国語力検定

[2007年10月29日(月) ]

27日は日本語検定受検(今回は、前回のように立派な盾をいただくのは難しそう)、26日は飲みまくり、25日は……何してたっけ。そうだ、国語力検定ホームページ連載「国語力道場」の原稿書いてたんだ。

で、24日は、静岡で学校さん書店さんめぐり。学校7、書店1を訪問。普段は使わないところを使ったせいだろうか、25日は少々疲弊していたことを覚えている。

その、静岡の書店さん。谷島屋静岡呉服町本店。



3階の学参売り場のレジへ行くと。



ポスター、貼ってありますねえ!



書店申込書も、ちゃんと置いてあります!
なんと、あの「250万人の漢検」さんのパンフとともに!



10月に発刊した書籍のポスターも、あったんですねえ。あったんですねえ、って、いや、これ、書店営業さんが作ってくれたものです、ありがとうございます!

でも、肝心の書籍は。



平積みではなく、棚にささってました。

静岡のみなさん、ガンガン買ってください! そうすると、まず学参コーナーで平積みになり、次に1階の話題本コーナーに移り、さらに今週のベストセラーへ……とまあ、そうなったらいいなあ。

谷島屋さん、よろしくお願いします!

さて、26日夜のリポート。

まずはビールから。



ジョッキもキンキンに冷やしてあるところが、なかなかポイント高し。1杯あけてから、すかさず次へ。



泡盛。古酒。こいつを、



ロックで激しく飲むわけっすよ! I先生、毎日小学生新聞編集長石戸さん、記者S嬢の4人で! おらおらもう空いたよ、ボトル追加追加!

いい気分で窓の外を見やると。



こんなステキな風景が広がっているわけっすよ!

沖縄は、まだまだ夏だなあ。たまには、こうして息抜きも、いいなあ。明日は朝の飛行機で東京に戻って、日本語検定受検かあ。

……冗談です。夜だって言ってるじゃん。

この風景は、「ぱいかじ」池袋パルコ店内の壁、です。銭湯の壁の富士山みたいなもんっすかね。

軟骨ソーキの天ぷらが美味かったっす。



まだしっかりしている石戸さんと、ずっとしっかりしていたS嬢。

この後、石戸さんは落ちてしまい、S嬢の手でタクシーに叩き込まれて、いずこかへと帰って行かれました。……いずこか、って、間違いなく、会社でしょうけど。

那覇の「ぱいかじ」との違い。値段が違う、ということは以前書きましたが、もう1つ。那覇の「ぱいかじ」は、地元客も対象にしているため、普通の居酒屋メニューも豊富でしたが、池袋の「ぱいかじ」は、メニューがほぼ沖縄モノしばりになっておりました。

二日酔いで日本語検定1級受検!と、国語力検定

[2007年10月27日(土) ]

いやー、昨夜は激しく飲んだ。詳しくは明後日にでも書くとして、4人(うち1人は若い女性)で泡盛ボトル2本空けて、それからジャックダニエル1杯だもんなー。今朝は、ダメージ大きかったっす。

さて、そういう状態で、日本語検定1級受検のため、東京書籍本社ビルに向かう。またひどい天気になったもんですな。クツん中までビショビショになっちゃったよ。

ビルに入るとき、スタッフの人に「お疲れさまです!」と声をかけると、「えーと、検定委員会の方ですか?」と言われる。

「いえ、Z会国語力研究所のカワフチですが」……なんて、言うわけないじゃん、小心者のワタクシが。「受検者です」と答えて、会場のホールに通される。

うわっと。あんまし早く着くのもアレかなと思って、試験開始時刻15分前ぐらいに行ったのだが、すでに受検上の注意の説明が始まっている。

テレビカメラも入ってて、受検上の注意を真剣に聞いていらっしゃるみなさんの中にアタフタと入っていく姿を激しく撮られる。はずかすぃー。

えーと、どこかで流れるかもしれません、ジャケット着てちゃんとネクタイしめてメガネかけてるのが、ワタクシです。

さらにさらに。ペンは常に携帯しているのだが、エンピツ・消しゴムを持って来なかったことに、そのとき初めて気づく。あちゃー。

スタッフの方に、「す、す、す、すびばせん、筆記用具を貸してはいただけないでしょうかねえ」と、平身低頭してお願いする。はずかすぃー。

小中学生ならいざ知らず、1級受験者の中にまさかそんなヤツがいるとは、東京書籍さんにとっても想定外だったのであろう。なんだか、結構アタフタさせてしまったみたいであった。

案の定、想定外だったようだ。持ってきてくださったのは、新品の(つまり削られてもいない)エンピツと、包装のかかったままの消しゴムと、ちっちゃいエンピツ削りであった。申し訳ありませんでしたー!

周囲のみなさんが、緊張の面持ちで試験開始を待っていらっしゃる中、ガリガリとエンピツを削る。すいません、ご迷惑をおかけして。申し訳ありませんでしたー!

13時試験開始。……14時試験終了。

感想。

かなり難しい。とりわけ、慣用句・四字熟語の類。

敬語とか助動詞とかは、原則を知っていればいいけど、慣用句・四字熟語は、個々に知ってないと、どうもならんからねえ。

国語力研究所代表を名乗っておきながら、これまで1度も目にしたことも、耳にしたこともない表現が、いくつかありました。

「胡馬北風」とか「門前雀羅を張る」とか「馬の背を分ける」とか。

これらがそうだとは言わない、というか、言えるほどの研究はこれからですが、それを知っていて、「で、なに?」という表現、「ああ、これを覚えたけど、実際には一生のうち、一度も読むことも聞くことも話すことも書くこともなかった……」というような表現は、国語力検定では出題しないでおこうと、(この表現も出題されていましたが)つらつら考えたのでありました。


いやー、しかし、社員さんと思しき方々が10人以上いらっしゃったな。ホントは休日でしょうに、お疲れさまです!

ウォルマートと西友と、国語力検定

[2007年10月26日(金) ]

一昨日の続きになってしまった。『ウォルマートに呑みこまれる世界』からの引用を。

《今日のグローバルエコノミーではいったい何が起こっているのだろうか。海外からは見慣れた商品がどんどん流れ込んでくる。そして価格もどんどん下がっていく。しかしその一方で、これらの商品がどのようにつくられているのか、その様子はますますわからなくなっている。そして、おそらくさらに遠いところで、そしてますます受け入れ難い方法でつくられるようになっているのだ。米国の基準に照らし合わせれば、こうした工場は違法に違いない。労働者の扱いや地域への対応の仕方が不適切だからだ。しかし一方で、そうした工場でつくられる製品そのものは合法である。つまり、その方法が不適切になればなるほど価格はどんどん下がり、消費者にとってはますます魅力的になっていくのだ。》(p265)

出版の世界でも、「単価が安いから」という理由で、一部業務が中国に外注されたりしている。

ただ、これは、キリがないんではないか、と思うのである。彼我の経済格差を、ずーっと固定させたままにしておく、という、より心が痛むような方法をとらない限り。

同じやり方をより洗練させていく、というのには限界がある。やり方自体を変えるという、ブレークスルーがなければ、早晩行き詰まる。

外国へ、ではなく、日本国内の話だが、コールセンターを北海道や沖縄へ持っていくというのも、ウォルマートのやり方と本質的には一緒なんではないか、とも思う。

しかし、西友はパッとしないね。なぜなんだろう。エブリディロープライスじゃないからか。ちなみに大船の西友、なんだか照明が暗かったような記憶がある。もし、コスト削減のためにそうしている、というのであれば、ぼくはむしろ、マイナス効果のほうが大きいような気がする。なんか、気分も暗くなるもん。

今日は時間がないので、このへんで。あとで時間ができれば、また続き書きます。

全国学力調査と次回の朝日読書欄と、国語力検定

[2007年10月25日(木) ]

昨夜のニュース、今朝の新聞などで、全国学力調査の結果が大々的に取り上げられた。

大見出しは大体のところ、「活用力に課題」といったところである。

これを聞いたり読んだりして、ずっこけた人も多いのではないだろうか。

ここは朝日社説と同意見なのだが、「77億もかけて、この程度の知見しか得られなかったのかよ」という感じである。

「新婚さんいらっしゃ〜い」の桂三枝師匠なら、イスごとドターッと転げる場面である。

朝ゴハンを食べると成績がよい、なんて見出しも出てて、記事をよく読めば、因果関係ではなく単なる相関関係、とわかるのだが、この見出しだけを読んで、朝ゴハンと成績を因果関係で結びつけちゃう人もいるのではないか。「朝ゴハンを食べる」から「成績がよい」、朝ゴハンを食べれば成績がよくなる、といったような。違うって。成績、ではないけれども、ぼくは大学生時代、朝ゴハンなんか全く食べなかったけど、大学受験生のころよりも勉強したぜ。

実は、Z会も、この調査に関して文科省が民間に業務委託する業者選定コンペに参加していたのだが、いやー、むしろ落ちてよかったんではないかな。負け惜しみではなく。だって、この調査、「世の中の役に立った」感が、あんまりないんだもん。

もちろん業者さんにとっては、あくまでビジネスだろう。だろうけど、やっぱり、少しは「世の中の役に立った」感がないと、ぼくはあんまりやりたいとは思わない。

国語力検定も同じで、せめてぼくと、ぼくの同僚と、業務上のパートナーの食い扶持ぐらいは稼げないと困るけど(ずーっと続けることができなくなるから)、より上位にあるのは、「日本語話者の国語力の向上」によって、「生きてて(住んでて・暮らしてて)楽しい社会にしようよ」ということである。

ああ、早く食い扶持ぐらいは稼ぎたいものだ。ぢつと手を見る。


さて、朝日つながりで。10月28日の読書欄。



これが取り上げられますねえ。ビンゴ! 9月28日の記事で、読書欄に取り上げられるだろう、と予測したやつだ。

えーと、内容は、と。もうあんまし覚えてないな。

ひょっとしたら、違う本の記憶かもしれないけど。

なぜ高層ビルが建築されるようになったか、という理由。

建築技術が発達したから、というのは、正しくない。

正しくないというか、もちろん、建築技術が発達しなければ、100階建てのビルなんか建てられないんだけど、もし建てたとしても、100階まで階段で上らなければならない、というんだったら、誰も入居しようとは思わないでしょう。

そう、電気の力で動くエレベーターというものができたからこそ、100階建てのビルが実用的なものになった、ということらしいです。

なるほどー、と思いましたね。

『ウォルマートに呑みこまれる世界』と、国語力検定

[2007年10月24日(水) ]

チャールズ・フィッシュマン『ウォルマートに呑みこまれる世界』(ダイヤモンド社)を読む。



p354〜355より引用。

《この五年間で、ウォルマートに対する批判や警戒感は急激に高まっている。(中略)五〇の異なる団体が構成メンバーとなっているウォルマート・ウォッチは、労働組合や環境保全団体から何百万ドルという資金援助を受け、ウォルマートの活動に対して意義を申し立て、グローバルエコノミーに対するその影響についてウォルマートの責任を問うことを目的として設立されている。》

なるほどなるほど。



じゃなくて。

「意義を申し立て」じゃなくて、「異議を申し立て」ですね。

全く反対の意味になってしまう誤字(というか、誤変換か)、気をつけましょう。

偏在と遍在も、間違えやすいですね。


じゃなくて。引用したい箇所は別にあるんですが、今日はこれから出てしまうので、後ほど、あるいは明日に。

まずは、国語力的な突っ込みから、ということで。他にも何箇所か、誤変換があった気がしますので、読まれる際は探してみてください。

「塩爺」発言と官房長官発言と、国語力検定

[2007年10月23日(火) ]

このブログの仕組みでは、1回に10コの画像しかアップロードできないそうだ。ということを、昨日初めて知った。

名古屋駅前の松坂屋地下2階の三省堂書店さん、昨日ご紹介できなかったのは、そのためです。



三省堂書店名古屋テルミナ店さんの様子です。学参売り場近くのレジ前の台に、国語力検定関連書籍が3冊、平積みされていますよ、特製ポップつきで!

……右手前の本は、どこかで見たことがあるように思うんだが、まあ気にせずにおこう。


さて。防衛省の元事務次官さんが、今話題である。

その、話題になっている問題について、かつて「塩爺」というニックネームで親しまれた元大臣さんが、先日テレビで次のようにおっしゃっていた。

「わたしは、これ、1年ぐらい前から知っていましたよ」

知ってたんなら言えよ、とテレビに突っ込んだのは、ぼくだけでしょうか。

ほんの少し前に円満退任というか、無事退任して、退職金も支払われた後での、この取り上げられ方。

MSNの産経ニュースでは「前次官の退職金返還要求示唆 官房長官会見(23日)」(2007.10.23 11:48)というタイトルを掲げつつも、記事中の官房長官のコメントは、「公務員を退職した人への処分はない。たとえば給与・退職金の返納なのか分からないが、自主的な対応を求めるというのが過去の例だ」だもんなあ。

なーんだ、あくまで自主的な対応かよ。てことは、ゴネて返さない、ということも可能なわけで。

ついつい、「ホントはいくつかのメディアも知ってたんじゃないの〜? でも在任中に追及しちゃうと、ほれ、いろいろ問題アリなんで、退任するまで黙ってたんじゃないの〜?」と思ってしまいませんか、みなさん。どんな問題がいろいろアリなのかは、わかりませんが。

読売電話取材と浜松〜名古屋漂泊記と、国語力検定

[2007年10月22日(月) ]

読売新聞の電話取材が、先ほど終了。

・若者の読書離れが指摘される中、「本を読むのが好き/どちらかと言えば好き」が過半数を占めたが?
→全国の3分の2の中学校が、「朝の読書」活動に取り組んでいる。人は、自分のやっていることを、「嫌いなのに」よりは「好きだから」と合理化したいもの。「本を読むのが好き、なぜなら自分は本を読んでいるから」という中学生が多いのではないか。むしろそういう子たちが、高校生〜大学生・社会人となって、本から離れていくのが心配。

・男子のほうが「本を読むのが嫌い」率が高いが?
→その年代なら、当然でしょう。とりわけ「今」に限ったことではないと思う。

・好きなジャンルの順位について、意外性があるか?
→推理小説が1位というのは、大人の世界も同じでしょう。それで「子供がカタい本を読まなくなった」といっても、あまり説得力がないのでは。大人の好きな本を、子供も好む、ということです。

・読書に関して、中学生へのアドバイスを。
→すーっと読める本だけを読んでいても、国語力は伸びません。語彙や表現に、「あれ? これは?」と、引っかかりを感じるものを読んでください。ミステリーやライトノベルだけじゃなくて、いわゆる古典と呼ばれるものを。また、文学だけではなく、社会科学・自然科学系の本も読むと、世界がより広がると思います。

大体、以上のような感じ。27日土曜日の夕刊に、調査結果に対するコメントとして掲載されるそうです。さーて、どの程度編集されるか。


日本語検定委員会から、第2回日本語検定の受検票が届く。

前回は試験会場、池袋だったな。どれどれ、今回は……なっ、なんと!

東京書籍本社ビル1階ホールときたもんだ!

3年ぶり? 4年ぶり? だろうか、東京書籍さんを訪問するのは。名刺持っていかなきゃ。ついでに東京書籍印刷さんにも寄っていこうかな。かつて、ずいぶんお世話になったし。

しかし、ホントに隠密同心みたいになってきたな。死して屍、拾うものなし。


さて、週末は、浜松・名古屋と回っていました。

浜松では、学校4つと書店3つ。

イオンモールという、バカでかいショッピングセンターの中の、谷島屋さんという書店さんを訪問すると。



学参コーナーに、3冊そろって平積みされてますねえ、国語力検定関連書籍!



ポスターも掲示されています。書店申し込みは、このポスターが目印ね。



レジ前には、申込書も置かれています。書店申込書はコレですので、お間違えなく。

浜松駅ビルのメイワンというところに入っている谷島屋さんも訪問。



中央レジ前に、ポスターが掲示されています!

レジ横のラックには。



書店申込書と並んで、『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』が置かれています!

店長さんに「よろしくお願いいたします」とご挨拶して、名古屋へ向かうのであった。

19日は、名古屋で国語力関連シンポジウム。終了後、関係者で打ち上げ。名古屋コーチンで有名なお店らしい。



とりわさなどをいただきつつ、



芋焼酎を激しく飲む。メインは、これ。



名古屋コーチンの鍋、だそうです。八丁味噌で真っ黒です。すき焼きのように、溶きタマゴでいただきます。美味かった……ような気がするが、飲むばっかりで、あんまし食ってないしな。残念。

名古屋駅には、高島屋が入っています。その11階にある、三省堂書店。



学参コーナー近くのレジ前の台で、「国語力検定」関連本フェアをやってました!

しかし、『「国語力」トレーニングブック』だけ、妙に少ししかないな。と思って店内を回ると。



こんなところに平積みされてました。左隣は、どっかで見たような本だな。まあ、気にしないでおくか。

朝読運動と若者の読書離れ?と、国語力検定

[2007年10月21日(日) ]

林公『朝の読書 その理念と実践』(リベルタ出版)を読む。

うわ。マジメそうだな。マジメなんですけどね。いや、読売新聞から、中学生の読書傾向についてのアンケートに対する意見を求められていましてですね、ちっと泥縄的に(ウソです、多少の定見はありますがね)状況をおさらいしてみた一環なわけです(取材の顛末については、また明日にでも)。

朝の10分、本を読む。読む本は、本人の好みに任せる。それだけでも、十分だと思いますけどね。

来し方を思うに、中高生の頃なんて、そんなに本を読む時間、なかったでしょ、と思うのだが。強制でもされなければね。

朝起きる→メシ食って学校に行く→休み時間は友達とバカ話をする→放課後は部活、暗くなるまで部活→ヘトヘトになって帰宅→メシ食ってフロ入って寝る、というのが、少なくとも中高生時代のぼくの、基本的な生活パターンだったような気がする。ほれ、それ以外にも、いろいろやること、あったじゃないですか。

学校の勉強もろくにしないのに、本なんか読む時間があるかいな、というカンジである。

よって、中高生時代に、もっとも本を読んだのは、中3・高3のとき、すなわち部活を引退したあとである。部活がなくなって、でも受験勉強には飽きて、読書しましたね。

えーとですね、取材の前提に「若者の読書離れ」ということがあるようなんですが、で、その際に想定されている「読書」って、いわゆるマジメな本を読むことなんでしょうが、その意味での読書好きなんて、昔からほんの一部でしょう、という感想でした。

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