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国語力検定公式テキスト

[2007年02月28日(水) ]

その名も『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』、4月1日発売を前に、いままさにヤマ場を迎えています。



なかなかカッコいいカバーでしょ。全国主要書店で発売しますので、ぜひお買い求めを。1890円(税込)です。

えーと、宣伝に使ってもいいんだよね、ここ。と、一体だれに話しかけてるんでしょうか僕は。

おまけ画像。



ミュンヘンの和食屋さんでスピーチするわたくし。顔、赤いですねー。照れ屋なもんで。

さすがに日本の焼酎は結構なお値段で、1杯2000円ぐらいしたんじゃないかな。「ええーっ、そんなにするのー!」てなカンジで、1杯め2杯めは恐る恐るでしたが、3杯めあたりになるとね、もう調子が出てきちゃうわけです。ミュンヘン紀行は、いずれ稿を改めて。

三島その2

[2007年02月27日(火) ]

一昨日・昨日はオフ。家で仕事もしない。日が高いうちから、プリンスホテル特製ウイスキー(兄からの貰い物)をロックで飲む。たまに飲むとうまいね、ウイスキー。で、例によって三島大社を散歩。



「稚児さん募集」なんていう人材募集広告が出てました。12月には「巫女さん募集」も出すな、ここ。三島の中高生にとって、公式に認められる数少ないアルバイトが、三島大社の巫女さんと年賀状の配達なんだそうだ。

ただ巫女さんも、本職となるとなかなか厳しいらしく、三島大社の場合、定年が25歳だか28歳だからしい。25で定年退職ってのも、なんだかなあ。

ヒカン桜というのが、きれいに咲いていました。



駐車場の河津桜は、満開を過ぎて、そろそろ葉桜。



仕事もせずに飲んでばかりいたわけではなく、映画を観て読書もしてました。

映画は、土曜日の夜から、『ローレライ』『ミュータント・ニンジャ・タートルズ』『ザ・エージェント』『西部戦線異常なし』。

『ローレライ』は、ねえ。原作とは別物だと思って観たほうがいいね。艦長の役所コウジはカッコよかったけど。そういえば、このブログの最初に載せた「艦長より達する」写真。函館の摩周丸に行ったことのない人のために説明しておくと、船内に艦長の帽子と上着が置いてあって、コスプレを楽しめるようになっているわけです。で、僕以外だれもお客さんがいなかったので、着てみたと。だれかいたら、恥ずかしくてできなかっただろうなあ。

『ミュータント〜』は、まあ、よっぽど何もすることがなくてヒマであれば、観てもいいかな。『ザ・エージェント』はよかった。泣けた。

『西部戦線〜』、主人公がこんなことを言う。「老人が始めた戦争で、若者が死んでいく。やつらは戦場のことなんか、何もわかっちゃいない。戦場では、生きるか死ぬかだけだ」。地図上で、数としての兵隊を動かすだけの「老人」を、批判しているわけです。

「それはビジネスの世界も同じだ…」と感じたアナタ、相当お疲れのようですね。

さて、パルティオでしばらく不定期連載した、「入試問題文を予想する」。

この、鷲田清一さん・編の本。出題されそうなネタが満載、のように感じる。でも逆に、そう感じる予備校関係者が模試に使う→そう感じる大学関係者が「こりゃ予備校関係者が模試で使うだろうな」と考えて、あえて入試には使わない、という現象が起こるのかな。あまりに「出そうな」ネタは、逆に出ない、というか。



パルティオでは、「これで儲けてやろうかな」と思ってた入試問題文予想ですが、「予想が的中した場合、その文章を事前に読んでいたほうが有利だとしたら、その国語の試験って、いったい何の力を見ることになるんだ?」という問題提起というか、入試国語を「宙吊り」にしてみるために、問題文予想、また不定期でやりたいと思います。

函館出張その4

[2007年02月24日(土) ]

新五稜郭タワー、確かに高くてキレイで、切符売り場のおねいさんも見てて楽しくていいんだが、旧タワーの2階には、学食テイストの食堂があって、それはそれでなかなかよかった。下は、そこの鮭イクラ丼、620円なり



安っぽいテーブルにプラスチックのイス。食器の受け取り返却、お茶や水は、当然セルフサービス。

隅っこで、バスの運転手さんやらガイドさんやらが、お茶だけ飲みながらダベってたりするわけだ。

あの食堂も、那覇の空港食堂、新千歳の空港食堂と同じように、対象は観光客メインというよりも、働く人向けだったんだろうか。新タワーでは、それらしきものを見かけなかったのが、ちょっと寂しい。

そういえば、函館からの復路便が欠航して翌日新千歳から帰ったとき、新千歳空港の隅っこにある空港食堂に寄ったんですが、みなさん、大層お疲れのようで、誰も彼もみな、蓮っ葉なカンジになっておられました。スチュワーデスさんに幻想を抱いている人は、行かないほうがいいっす。

おまけ画像。土方歳三が戦死した(と伝えられる)地にて。



若いカップルが一組だけ、訪れていました。かなり地味な場所だしな。

鎌倉その3

[2007年02月23日(金) ]

昨夜は「沖縄へ出張」ではなく、「沖縄から出張」していただいた方と、夕方6時から夜12時まで、したたかに飲む

といっても、飲んでたのはほとんどぼくだけなので、ぼくがしたたかに飲む、といったほうが正確か。



宮崎の芋焼酎。あと2杯分ぐらいしか残っていないボトルをキープしようとしたところ、同僚のA嬢から「よしなさい」とたしなめられるが、「いやだ、キープするんだ」とダダをこねて、結局キープする。子どもかい、おれは。

さて、鎌倉。住んでいたアパートのベランダで撮った花です。このベランダには、よくリスが遊びにきました。実は害獣扱いらしいけどね、リス。電線をかじるとかで。



この花は、昨年春、横浜から三島に異動するとき、横浜の仲間が贈ってくれたものです。

たかが異動なのに、花なんて、退職でもあるまいし、おまいらおれを辞めさせるつもりかい、なんて言ってましたが、それはまあ照れくさいからであって、ホントは素直に嬉しいもんです。

で、その横浜に、先ほど用事があって電話をかける。

おれ「××ですが、○○さんはいらっしゃいますか?」

横浜の人「今、電話中なんですが」

おれ「じゃあ、あとで電話をくれるよう伝えてください」

横浜の人「わかりました。失礼ですが、もう一度お名前を」


おれ「…××です」

横浜の人「×△さま?」

おれ「……いや、××です」

横浜の人「×▽さまですね、かしこまりました」

おれ「………よろしくお願いします」


1年というのは、とっても長い時間なのかもしれない。


注)事実そのままではなく、多少脚色があります。

「国語力」について考えた本その2

[2007年02月22日(木) ]

まず、タイトルとは全然関係ない話を。

ベネッセやっちゃったなあ。

うちの朝日新聞だと、週刊新潮の広告がちょうど経済面にあって、その広告の真上に、社長交代が記事として掲載される間の悪さ、というか、間の良さ、というか、朝日も意地悪だなあ、というか。

新潮の広告見て、「またまた、トバシじゃないの?」とまでは思わなかったが、せいぜいかつてのウワシンの一行情報ぐらいの信憑性か、と一瞬思ったのだが、その真上に辞任の記事だからねえ。なんだ、認めちゃったんかい。

と、思って、朝のワイドショーを見たんだが、さすがにテレビメディアでは、このニュース、大々的にはやらんでしょうね。落としてる広告費が違うもん。無邪気には叩けんでしょう。代理店の動きを見つつ、メディアもしばらく様子見って感じでしょうか。

彼らは、「国民の安全を脅かすわけでもないし、もっと大事なニュースが山ほどある」という理屈を用意してるんでしょうが、だったら同様のケースの田舎の校長先生も叩くなよ、と思ったりもする。


さて、タイトルに戻る。

国語力検定」では、ということは国語力研究所としては、もちろん、読書を勧めている。だけど、けっして、読書は、読書それ自体が目的ではない。(えーと、純粋にエンタメ系は、ちょっと別かもしれません。)

作家の重松清さんは、次のように書いている。

《小説なんて、読みたければ読めばいいし、読みたくなければ読まなくてもぜんぜんかまわない。本をたくさん読むよりも、たくさん片思いをするほうが、絶対に、意味がある。》(藤原和博・編『[よのなか]教科書 国語 心に届く日本語』新潮社、p268、重松清さんの言葉)



なるほど。そのとおりである。可能であれば、たくさん片思いをするほうがよい。人は、想いがうまく伝えられない状況に放り込まれてこそ、想いをいかに伝えるかを考え始める。(で、ついでにいえば、何度かは失恋もしたほうがよい。理由は、大人であれば、言わずもがなですね。子どものみなさんは、まあ、だまされたと思って。)

これは、高橋源一郎さんの、次の言葉にも通じるのではないだろうか。

《世界を、「外部」を読み解くために、小説が存在しているのであって、小説を、あるいはテキストを読むために、世界が存在しているのではない。》(高橋源一郎『ニッポンの小説 百年の孤独』文藝春秋、p51)



高橋源一郎さん、実物はなかなかカッコいいらしいです(鎌倉ミスドの前で会った、というか、見た、うちのカミサン談)。

沖縄出張その7

[2007年02月21日(水) ]

大渡海岸〜平和祈念公園〜健児の塔〜また平和祈念公園、と来ると、さすがに小腹が空きました。

でも、周囲には、ドライブイン的なレストランしかないし、そんなところに一人で入るのもなー、ということで、弁当を食うことに。



日用品は何でも売ってる「××商店」系の店先に並んでいるお弁当です。おかずの異なる数種類のお弁当があるんですが、商品名はすべて「弁当」

まず、ご飯を容器いっぱいに、しかも高密度に敷きつめ、その上にとりどりのおかずを載せる、という沖縄スタイルです。なので、300円の割に、結構なボリューム

「××商店」系のお弁当、沖縄をクルマで走ってて、メシ食うのに適当な場所が見つからないときはお勧めです。

ところで、観光で来る人は、大概、着いたときは到着ロビーをそそくさと出て、帰るときは出発ロビーで土産物チェック、というのがパターンで、到着ロビーをじっくり見る、ということが、あまりないんではないでしょうか。

那覇空港の到着ロビーの売店には、この「××商店系」お弁当があります。観光じゃない人や、空港で働く人向けなんでしょうかね。

おまけ。平和祈念公園〜健児の塔の途中にある、32軍司令部壕跡です。中には入れません。



デジカメのデータをフォトショップで加工するという技を覚えました。人は、必要があると、学ぶものなんだなあ。

鎌倉その2

[2007年02月20日(火) ]

一昨日・昨日と、ずっと家にいた。

家のパソコンは、ネットにつながっていない。

なので、ブログの更新はできないのである。

でも、仕事はできる。

というわけで、『「国語力」トレーニングブック』(4月1日発売!)の残りの原稿20ページ分、400字詰に換算して50枚あまり、2日間で書き上げました!

……別に原稿料が出るわけでもないんですが。自分の中の計画より、一週間ほど遅れていたので。このままじゃオフィスでブログを書く時間もないじゃん、というわけです。サラリーマンのみなさん、家に持ち帰って仕事しちゃいけませんよ

さて、といっても、ずっと原稿を書いていたわけではなく、映画3本観て、本も一冊読みました。映画は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』『ダニー・ザ・ドッグ』『キス・オブ・ザ・ドラゴン』。『ダニー…』と『キス…』は泣けた 途中で気づいたんだけど、3本ともジェット・リーの主演映画でした。

仕事も映画も読書もすべて終了したのが、昨日の午後4時ぐらい。すっかり気分がよくなって、風呂にゆっくりつかった後、焼酎ロック片手に、何か変わったものでも食うか、ということで、冷蔵庫にあったエビでトムヤムクンを作ることに決定。

そらまた凝ったものを……と思われたかもしれませんが、この、



本場タイ製のトムヤムスープの素があれば、簡単簡単。すぐできます。

ただし、作り方もすべてタイ語でしか書いてないほどの本場もの、味付けも容赦ないので、辛いもの好きのぼくでさえ、最初の一口は、

げーほっほ、げーほっ!

と咳込むほどの辛さ。

カミサンは、一口食って,

「ごちそうさま」

だとさ。

そういうスープを、今朝、味噌汁代わりに食ってくるおれもすごいな。

あれ。タイトルと全然関係ない話になっちゃったな。

では、これを。



鶴岡八幡宮・段葛の桜です。今年は早いんだろーなー。行きたいなー。

折々のうだうだ

[2007年02月17日(土) ]

このブログを見た、大阪のI先生からメールが。

《流れ板シリーズのようなブログ拝見しました。面白いですね。繊粒庵ぽん吉さんの、きみ捨て身やなあとつっこみを入れたくなるブログも笑えました。私もそのうち始めますが、お二人のブログを見て、そうかこんなのでいいのか、と肩の荷が下りた気分です(笑)表題は「折々のうだうだ」なんてどうかな、と思ったりもしたのですが、瞬殺で却下されてしまいました》

「こんなの」って……

しかし、誰だ? 「折々のうだうだ」を却下したのは。
大岡先生と仲良しのZ会だからこそ、許されるタイトルだと思ったのに。

というわけで、この「折々のうだうだ」というタイトルの著作権は、I先生にあります。

ちなみに、「折々のうだうだ」で笑えるのも国語力の一つです(と、最近、なんでも強引に国語力に持っていってるな)。

さて、昨日は東京出張。読売新聞社訪問。
いいタイミングで記事化してくんないかなー。

その後、オアゾという、ぼくのような田舎モンには足がすくんじゃうようなオシャレでゴージャスでハイカラなビルに行く。



その中の、丸善書店さんを偵察。

学参コーナーに行き、4月1日に発刊する国語力検定公式テキスト『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』をどこに置いてもらうか、棚を品定めする。

そうだそうだ、検定パンフレットはどこに置こう、ということで、Z会教材見本コーナーに、空きスペース発見!



ここに置くと決めました。ツバつけてマーキングしておいたので、誰も何も置かないように。

なお、4月1日には、国語力検定公式問題集『「国語力」トレーニングブック』も同時発売されます。乞うご期待!

さて、『「国語力」トレーニングブック』の原稿の残り20ページ分、早く書かなきゃ。って、まだ原稿?……頑張ります

某英会話学校

[2007年02月16日(金) ]

現実に報道されている内容のうち、多くを捨象し、一点だけに絞って考えてみる。

それは、前売り制の英会話レッスンチケットを大量に買い、途中で解約した場合、払い戻し額として最初の購入料金/チケット枚数×残ったチケット枚数を要求することの是非である。

具体的にしてみよう。10万円で100枚のチケットを買ったとする。でも、10枚しか使わずに解約した。だから、9万円払い戻してくれ、というのは、真っ当か否か。

マスコミでは、9万円払い戻すべき、という論調のように見受ける。そして、もし、世間も同じように考えており、それが公的なルールになるのであれば、ライバル校を潰したい英会話学校は、こうすればよい。大勢のアルバイトを雇って、ライバル校の前売りチケットを大量に買わせ、1枚か2枚使わせたあとに一斉解約する。

なぜ、これでライバル校が潰れるのか。

最初っから詐欺的商売をしようというのでもない限り、ライバル校は、前売りチケットの数に合わせて、ハコ=教室や教材を用意する。先生も採用し、生徒の来校に備えてスタンバらせる。

にもかかわらず、生徒が100分の1しか来ず、しかも授業料も100分の1しか入らなかったとしたら、どうなるか。

ハコや教材の用意も、先生の採用も、タダでできるわけではありません。稼働率1%の教室や先生を抱えていたら、そこはイヤでも潰れます。

多くの消費者は、自分が現実にサービスを受けた局面しか見ないけど、この、サービスを提供するための仕込み自体にも、相応のコストがかかることは、理解しておいたほうがよいと思います。

入試やコンサートといった、一日限りのイベント的なものは、余計そうだろうね。だから、もし当日会場に来なかったとしても、返金なんかできないわけだな。

繊粒庵ぽん吉君

[2007年02月16日(金) ]

タイトルでアクセス増か?なんて考えるところが、あざといね。

さて、タイトルは、中学コーススタッフとしてブログを書いている人の名前であるが、まずは最近読んだ本から。

浜井浩一・芹沢一也著『犯罪不安社会』(光文社新書)に、次のような一節がある。

《私たちの社会は子どもの安全を旗印に、社会的な弱者を次つぎと排除していっている。子どもという無垢な存在の生命を守ると称する社会は、一見したところ、住民たちへの配慮に満ちた優しい社会に見えるかもしれない。だが、事態はまったく逆なのだ。》(p239)



「子どもの安全を守るために、地域社会が協力し、監視の目を光らせましょう」という動きの持つ、危険な一面について言及した一節である。

引用箇所では“弱者排除”と表現しているが、必ずしも弱者に限らず、異質な他者の排除、といったほうがいいだろう。ふだん見かけない人、アヤしそうな人を見たら、不審者として通報しましょう、というやつだ。

平日の昼間、スーツも着ずに不精ヒゲで外をブラブラしてても、不審者扱いされかねないとしたら、おれもヤバいではないか。

いわんや、(ここでタイトルに戻る)繊粒庵ぽん吉君のような格好をしていたら(彼のプロフィール写真にある格好ね)、100%不審者扱いに違いない。

と、いうようなことを、彼の写真を見て考えたのでした。
(ちなみにぽん吉君は、沖縄出張・波浮食堂激闘編に登場したS君です。)

で、そこから考えは全然別方向に飛ぶ。

地域社会で子どもを守る、それはそれで悪くないが、でもそれによって守られるのは、地元の公立小学校に行ってる子たちだけではないのか、都内では私立小学校の生徒も電車の中などでよく見かけるが、あの子たちの安全はどうするんだろう、わざわざ私立に通ってるんだから、それぐらいのリスクは引き受けますよ(引き受けなさいよ)、そこは自己責任でよろしく、というのが社会全体の暗黙の了解なんだろうか、と考えたりしたわけです。

もしそうだとしたら、「安全」も絶対的価値ではなく、何かと天秤にかけられうるものなんだなあ、と。

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