数日前、WoW Goldさんから、山のようなコメントが届いた。
特にどの記事に対して、というわけではないコメントである。どの記事に対しても、同じコメントだったからね。
長文の(でも同じ単語を何度も繰り返す)、英語のコメントである。
どうやら「金買え」ということらしい。
なにゆえ、金なんだろう。
なお、出会い系のコメントは、相変わらず「日本語検定解答公開はまだ?と、閣僚のクールビズと、国語力検定」[2007年06月21日(木) ]という記事に集中。
こっちは、何に反応しているんだろう。
日本語検定か閣僚かクールビズか。
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ダニエル・T・マックス『眠れない一族 食人の痕跡と殺人タンパクの謎』(紀伊国屋書店)読了。
「医学推理小説」なんて書いてあるけど(オビに)、これはノンフィクション、ルポルタージュじゃないかな。
ノーベル賞を受賞したような学者さんが、意外と子どもっぽい(悪い意味でね)。
さて、知らずに共食いをさせられていたのが、狂牛病のウシ。
共食いは避けるべきだということを、ずーっと昔に、経験によって学んだのが、ヒト。そのときに、プリオン病に感染しやすい遺伝子も、淘汰されたそうです。
だけどね。日本人は、そうでもないようで。
いくつか引用。
《アメリカ人に頼らないというイギリスの方針は高くついた。イギリスの科学者は、狂牛病の大流行に対処しきれなかった。(中略)BSEの発見から有効な予防策がとられるまでの八年間に、約二〇万頭の罹患牛と発症前だがその兆しの見られる六〇万頭から一六〇万頭もの牛が食品供給経路に入り込み、イギリスのスーパーマーケットに並んだ。》(p216〜217)
イギリスとアメリカ。仲がいいのか悪いのか。
《イギリス国民は食糧危機の全期間を通して、六四〇〇億食ものBSE罹患牛を口にしたと推計される。(中略)政府は発生当初の脅威を過小評価し、この病原体の特異な性質を見過ごして(イギリスの主任疫学者はプリオン説を信じていなかった)、官僚と食肉産業の利益を優先し、迅速な対応と情報公開を怠った。(中略)だが政府は運にだけは恵まれていた。幸いにもプリオンには、インフルエンザのような強い感染力がなかった。そうでなければ、イギリスでは長年の菜食主義者以外はだれも生き延びられなかっただろう。》(p217)
さて、どうして強い感染力を持たなかったんでしょう。
《イギリスで狂牛病に罹った患者は、ひとりを除いて皆、ホモ接合体だった(中略)幸いなことに、これはイギリス人の多くが狂牛病に対してある程度の抵抗力を持つことを意味する。なぜならイギリス人の大半はヘテロ接合体だからだ。》(p270)
ホモ接合体とかヘテロ接合体というのは、遺伝子のパターンだそうです。
プリオン病に対する抵抗力は、ヘテロ接合体>ホモ接合体となっていて、だからイギリスでは現在のところの被害に抑えられている由。
で、ですね。アメリカでもBSEが発生したとき。
《アメリカ産牛肉の最大の受け入れ国である日本は輸入を禁じ(人口の多くがホモ接合体であるため、日本はBSEを非常に恐れていた)、四〇か国以上がそれに倣った。》(p284)
おいおーい。それは、聞いたことなかったぞ。
この本、カミサンも読んだから、また当分の間、我が家では牛肉禁止だな。