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東海北陸道のナゾと、国語力検定

[2008年07月08日(火) ]

先週土曜日の朝日新聞夕刊に、「ん?」と思う記事があったので、紹介しておく。

タイトルは「東海北陸道全線が開通 着工から36年」。

本籍が富山県、しかも高岡市にある人間として、愛知県一宮市と富山県小矢部市を結ぶこの道路の開通は、喜ぶべきこと……なのだろうか。なのだろうね。

1兆2200億円かかったみたいだが、モトとれるぐらい、クルマが走ればいいけど。

いや、北陸自動車道を走ったことがある人ならわかると思うが、少なくとも富山の人は、そんなに高速使わんわけよ。ていうか、高速使うような距離のところから富山まで来る人が少ない、というのがホントのところかもしれない。ガラッガラですよ、北陸自動車道。アクセルベタ踏み、リミッターいっぱい、180キロ出せますよ、出そうと思えば。思っちゃいけません、出しちゃいけません、違反だからね。

しかし、36年かあ。ガキのころ、そんな道路を作ってるって話、おぼろげに聞いた記憶があるけれど、周囲の大人は、誰も本気にしてなかったような気がする。作ってもしゃあないやろ、という感覚だったんだろうか。

でも、東海北陸道、できてしまった。これまで、クルマで富山に帰省する場合、鎌倉に住んでいたときは東京まわり、三島に住んでいたときは東京まわりでも米原まわりでも変わらんねえ、という感じだったのだが、これで、三島を起点にすると、名古屋まわりが最短ルートになる。

一宮在住の先輩ゴーさんちでも寄らせてもらって帰省するか。

……というのが「ん?」と思った点ではなく。

記事を引用しておく。

《東海北陸道のうち未開通だった岐阜県内の飛騨清見―白川郷の約25キロが5日開通し、愛知県と富山県を結ぶ全長約185キロ全線がつながった。(中略)北陸道と比べ、東海―北陸間が約65キロ短くなり、時間は乗用車で15分短縮される。》

まず思ったのが、1兆2200億円もかけて、たったの15分短縮かよ、ということ。

もちろん、高速道路の経済効果は、時間短縮だけではないですけどね。1兆2200億円かけたこと自体が、最たる経済効果なんでしょう。

次が、「ん?」と思ったことです。

65キロ短くなったのに、15分しか短縮されないって、どういうこと?

北陸道と比べて、東海―北陸間が65キロ短くなって185キロ、だから、北陸道での東海―北陸間は250キロあったってことだよね。

そのときにかかっていた時間をX分とすると、東海北陸道ではそれが(X−15)分になった。で、乗用車はそれぞれの道路を時速Yキロで走るとして……なんていう複雑なことを考えなくても、つまりは、これまで東海北陸道で短くなった分の65キロを、15分で走っていた、ということになる。

これは速い。速すぎ。

なんと、時速260キロ。

これまで、250キロの距離を約58分かけて走っていたのが、185キロに短縮されて、約43分で走れるようなった、という計算だ。

いくらガラガラとはいえ、いつの間にそんなことになっていたんだ、北陸道。

おまえはアウトバーンか、北陸道。

しかし、いくらガラガラであっても、時速180キロ超を出すときは、コンピュータいじってリミッター解除しなきゃならんかったはず。

そんなことをする人たちがマジョリティだとは、とても思えないのだが。

65キロ短縮で15分短縮って、どういうカラクリなんだろう。