今日の朝日新聞読書欄。
「売れてる本」というコーナーに取り上げられていたのは、『B型自分の説明書』という本。
70万部も売れているらしい。へー。ベストセラー、ですね。
と、ちょうどその裏にあたる面の、青志社という出版社の広告には。
『B型人間の頭の中』という新刊の宣伝が。「発売たちまち重版!」だって。ホントか?
なんというか、『〜の品格』とか『インド式〜』とかもそうだけど、あざといなあ、と思うのは、ぼくだけでしょうか。それとも、これぞビジネス!なんでしょうかね。
ちなみに、『B型人間の頭の中』、カバー写真が載っていて、そこには著者の名前がボンヤリと見えるんですが、広告自体には、著者名は掲載されていない。
これは、国語力的に解釈すると、やましさというか、「あんましカッコよくないぞ」感の現われか、とも思ったんですが、単に掲載するのを忘れただけかもしれない。
……『日本語〜』なんか出してるオマエが言うな、と言われそうですね。はい、そのとおりでした。すいません。
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最近は何かに追われるようにビジネス本を、という感じで(かなり冗談です、たまたまですよ、たまたま)、西村克己『成功する人はみんな知っている スピード思考術』(東洋経済新報社)読了。
たしかに、すごいスピードで読めました。……冗談です。いや、2時間程度で読めるっちゃあ読める本ではあるんですが。
最初のほうは、右脳と左脳の話。
脳活性化には右脳を解放することが大事、ということらしいんですが、右脳と左脳の関係から始まって、右脳を解放するとはどういう状態のことなのか、また右脳を解放するとこんなにいいことがある!という説明ばかりで、肝心の、右脳をどうやったら解放できるのか、ということは、あんまし具体的に書かれていない。
右脳が大事なのはわかったからさ、じゃあどうすればいいわけ?という思いが湧き上がっちゃう人もいるんではないか、この本。
たとえば、上司に叱られて頭の中が混乱しているのは、左脳ばかりが働いており、右脳が停止している状態の由。
そういうときには、どうすればいいのか、というと、
《こんなときは、気分転換が一番良いでしょう。》(p22)
おーい。そんだけですか。
唯一具体的な右脳活性化方法らしきものはと言えば。
《飲酒は、左脳を休止させ、右脳を解放する効果があります。》(p31)
なんだ、おれ、毎日やってんじゃん。
《発想法の1つに「メイテイ法」というのがあります。酩酊するほどお酒を飲んで発想する手法です。ただし忘れやすいので、メモをとる人が必要です。》(p32)
だってさ。ちょっとクスッとしちゃったけど。
後半は、まあ一般的なビジネススキルについて書かれていますが、ビジネス書をまだあんまり読んだことのない人向けですかね。
ただし、末尾近くの何節かは、改めて「うむ、そうだな」と思えるものでした。
《「やった方がいい」はやらなくてもいいことが多い》(p184)
とか、
《やろうと考える前に「それをやって儲かるのか?」を問いかける》(p187)
とか、
《付加価値を生まない仕事をいかになくすかを考える》(p199)
とか、
《ECRS(やめる→統合する→置き換える→簡素化する)で業務を効率化する》(p202)
とか、
《「アウトプット」基準で仕事を評価する》(p205)
とか。
うむ、そうだな。