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封印されたヒロシマ・ナガサキと、国語力検定

[2008年05月08日(木) ]

高橋博子『封印されたヒロシマ・ナガサキ』(凱風社)読了。



おもしろかったっす。

しかし、アメリカ国民も、核というか放射能が、人体にどういう影響を与えるのかってこと、そんなに知らされてなかったんですねえ。

そのほうが、核兵器開発にとって都合が良い、という理由で。

万一他国に対して核兵器を使うことになった場合、そして核兵器を使われることになった場合も、都合が良い、という理由で。

だから、少なくとも1954年までは、核兵器に対してアメリカ国民がとっても楽天的というか何というか、そういう状態だったわけで。

今でも、一定数の人たちは、それを引きずっているんだろうなあ。

「おわりに」から、一箇所引用。

《核兵器は人類の発明した最悪の兵器だと思っていた。しかし、二〇〇三年一一月にワシントンDC郊外の自宅を訪問した時、ラルフ・ラップ博士はさらに強力な兵器の存在を教えてくれた。》(p276)

何だと思います?

《それはクラシファイド・スタンプ(機密印)である。》(p276)

あったことを、なかったことにできるからねえ。

なかったことにして、なかったことを前提にコトが進められるからねえ。

一昨日取り上げた『タイガーフォース』の事件も、三十何年かぶりにオープンにされたってことだが、構図としては同じようなもんか。