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「イルカたちの楽園」をアジ・サバから見ると?と、国語力検定

[2008年04月10日(木) ]

昨日の朝日新聞夕刊社会面に、なかなか楽しいニュースがあった。

《動物園・水族館で「ご当地型展示」》

「地元の自然の生態系を再現する」という展示を持つ動物園・水族館が増えている由。

これが楽しいんじゃなくて、楽しいのはその続き。

《自然の再現には苦労もある。のとじま水族館(石川県七尾市)は昨年3月、近海をイメージした「イルカたちの楽園」をオープンした》

へー。のとじま水族館。昔、帰省したときにカミサンと行ったな。クルマで1時間ぐらいで行けたんだっけ。ガラッガラで、なかなか快適な水族館であった(当時は)。

その、のとじま水族館が、どんな苦労を?

《……オープンしたところ、1万匹のマアジと5千匹のマサバが、カマイルカなどにほとんど食べられてしまった。》

このくだりを読んで、クスリとしてしまったわけである。

あーあ、台無し、みたいな。

あるいは、「イルカたちには楽園でも、アジやサバにとっちゃ、たまったもんじゃないだろうな」という思いが湧き起こって。

《「想定外だった」と苦笑する桶田俊郎副館長は「魚を補充し、群れて泳ぐ生態系をまた再現したい。漁師さんに頼むので、市場の相場を絶えず確認しています」と話す。》

「想定外だった」というのは、イルカはメシを食わないと思っていた、ということだろうか、それとも、イルカがこんなに大食漢だとは思わなかった、ということだろうか。

自然の生態系を再現するということは、自然の食物連鎖も再現するということで、そりゃ、同じ水槽の中にゴハンが泳いでりゃ、食うでしょう。

でも、必要以上は食わないというのも、自然の生物たちであり、とすると、イルカの個体数に比してアジやサバが少なすぎたってことか、あるいは逆にアジやサバの数に比してイルカが多すぎたってことか。

いずれにせよ、自然の生態系の再現にはなっていなかった、ということは言える。

だって、もしこれが再現になっているとしたら、自然界のアジやサバは、絶滅してるはずだからね。

と、ここで思ったのは、食物連鎖の最上位に位置する生き物も入れなきゃイカンのではないか、ということ。

イルカをエサにしている生き物って、何だろう。シャチとかかな。

あ。1つ、思い出した。

静岡県民だ。

そうか、静岡県民は、アジ・サバという水産資源の維持に貢献してるのか!

のとじま水族館にも、静岡県民を一人二人配属すれば、問題は解決する……しませんね、はい。