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『エニグマ・コード 史上最大の暗号戦』と、国語力検定

[2008年03月22日(土) ]

モバイルPCの調子が不安定なんで、接続して更新できるときに更新しておく。あとで追加するかもしらんが。あ、今日は休日ゆえ。家で仕事は……しようかなどうしようかな。天気がいいから釣りに行こうかな。

今朝の「ちりとて」は、七泣けぐらいか。



モンティフィオーリ『エニグマ・コード 史上最大の暗号戦』(中央公論新社)読了。

チューリング関連の本でエニグマのことは読んでいたが、ていうかエニグマといえばチューリング、と思っていたが、学者の頭脳だけで暗号が解けるわけもなく、スパイや軍人さんたちも、がんばっていたんですなあ。

イギリスとアメリカの確執のところが、ちょっとおもしろかった。物質的にはアメリカに頼らざるを得なかったんだろうけど、やはりイギリスには、精神的な面でアメリカを見下しているようなところがあったんだろうか、と思わせられる。

いくつか引用。あ、イギリスとアメリカの話ではなく。

《暗号問題はあらゆる角度から見なくてはダメだというのも、ノックスの教えの一つだった。彼が新人を採用するときによく出す問題がある。「時計の針はどちら回りに回るのか?」という質問だ。もし新人が「右回りです」と答えると、ノックスは「いいかね、それは君が時計なのか、時計を見る人なのかによって変わるのだよ」と言って聞かせる。》(p169)

おお。なんか、ビジネス上の啓示を受けた。ような気がする。とりあえず新人採用面接に使ってみるか。何だそんな啓示かよ……じゃなくて、乞うご期待。

《大戦中チューリングら暗号解読員は、自分たちの仕事について他言することを禁じられていた。当局が、エニグマ解読の事実がドイツ側に漏れた場合、暗号化手順が変更されて再びエニグマを解読できなくなると考えたからである。》(p470)

これは、「訳者あとがき」から。ここまでは、とってもよくわかる。「はぁ?」と思ったのは、つぎのくだりである。

《この守秘義務は、戦後になっても解かれることはなかった。連合軍はドイツからエニグマを奪うと、旧植民地に売却して使用させ、その内容を傍受・解読していたからである。》(p470)

これは、知りませんでしたねえ。連合軍も、やるなあ。これって、盗聴器付きの電話を「これ、便利だから使いなよ」って売りつけるようなもんだよな。

ま、でも、従業員の電話やメールをチェックしている企業もあるようですから、似たようなもんか。てか、それを言ったら、国もやろうと思えばできるわな。我々の知らないところで。

……冗談ですよ冗談。て、誰に言ってるんだろう。