花村萬月『沖縄を撃つ!』(集英社新書)読了。
なかなかに、なかなかな本。
このブログ、なぜか(ってこともないが)「小学生」ってところにカテゴライズされているわけだけど、この本、小学生が読んじゃいけません。中学生もダメ。教育的配慮です。高校生ぐらいなら、許容されるかな。高校生が修学旅行前に、「ははあ、こういう側面もあるのね」ということを知るために読んでおく、というのは、アリかもしれない。
比較的当たり障りがないかな、というところから、一節を引用。
《意地の悪い見方をすれば、沖縄を過剰にもちあげる日本人のなかには負け組とおぼしき者が散見できる。競争から脱落した者たちである。もちあげるだけでなく、移住と称して沖縄に移り住む者も多いらしい。/勘弁してください。移住はやめましょう。沖縄が日本国のなかの一県ならば、たとえ海を越えるのであっても引っ越しでしょう。日本人なら日本のどこに住むのも自由です。だからこそ、沖縄を特別扱いして自分の聖域として幻想を押しつけることだけは慎まなければならない。断言してやろう。東京で駄目な貴方は、沖縄に移住しても駄目だ。/(中略)沖縄にはあくせくした競争がないという幻想自体が、沖縄に対する絶望的な差別の一形態なのである。》(p16)
おおお、おれもリタイア後は沖縄・宮古島に住む予定だったんだが、三島でダメなら、引っ越してもダメか。