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『DELL 世界最速経営の秘密』と、国語力検定

[2008年03月08日(土) ]

スティーブン・ホルツナー『DELL 世界最速経営の秘密』(インデックス・コミュニケーションズ)読了。



たまにはビジネス書も読まねば、ということです。

なんか色がヘンだな。白地に青です。

いくつか引用。

《興味深いのは、デルが巨大化したために、望むと望まざるにかかわらずコンピュータ市場に対する同社の影響力が大きくなっている点だ。(中略)デルが何か言えば、マイクロソフトやインテル、サムスンのような技術力のあるメーカーは必ず耳を傾ける。》(p78〜79)

ふむふむ、なるほど。で?

……ああ、でも、何だか眠たくなってきたな。

ガマンして読もう。

《興味深いのは、デルが巨大化したために、望むと望まざるにかかわらずコンピュータ市場に対する同社の影響力が大きくなっている点だ。(中略)デルが何か言えば、マイクロソフトやインテル、サムスンのような技術力のあるメーカーは必ず耳を傾ける。》(p79)

ありゃ。寝ぼけて同じとこ読んじゃったかな?

ゴシゴシ。顔を洗ってもう一度。今度は正座して背筋を伸ばして読もう。

《興味深いのは、デルが巨大化したために、望むと望まざるにかかわらずコンピュータ市場に対する同社の影響力が大きくなっている点だ。(中略)デルが何か言えば、マイクロソフトやインテル、サムスンのような技術力のあるメーカーは必ず耳を傾ける。/興味深いのは、デルが巨大化したために、望むと望まざるにかかわらずコンピュータ市場に対する同社の影響力が大きくなっている点だ。(中略)デルが何か言えば、マイクロソフトやインテル、サムスンのような技術力のあるメーカーは必ず耳を傾ける。》(p78〜79)

ありゃりゃ? 全く同じ文章が、二段落続いてるぞ。

……校正しているとき、激しく眠たかったんでしょうかね。


と、そういうネタだけじゃなく、国語力的に興味深い部分もあったんですよ。

《変化とはもはや、広範な流行や業界動向に時々対応しておけばいい、というレベルの話ではない。「危機」という漢字が「危険」と「機会」から一字ずつとっているように、変化とはリスク要因であると同時に「機会」でもある。》(p125)

「危機」という漢字が「危険」と「機会」から一字ずつとっている……これ、原文は英語なんだが、英語ではどのように表現されていたんだろう。

japanese“kiki”is(「構成する」の過去分詞)by japanese“kiken”&“kikai”……とかか?(ゴメンなさいテキトーな英語で)

でも、それだと、日本語がわかる読者にしか、通じないよな。

あるいは、思いっきり意訳されてるんだろうか。

だとすると、うまい翻訳だなー、と思ったわけです。 


その他、ビジネスマンとして参考にした箇所。

《マイケル・デルは「勤務時間の40%を顧客に費やしている」と言う。(中略)マイケル・デルは長年、顧客をデルの組織に取り込む「バーチャル・インテグレーション(仮想統合)」のコンセプトを提唱してきた。これは、デルのスタッフと同じ情報にアクセスできるようにすることで、顧客を誘い込む手法だ。既存の会社組織に顧客をむりやりはめ込む「バーティカル・インテグレーション(垂直統合)」とは正反対の考え方である。》(p54〜55)

顧客も含めた形での、擬似組織か。なるほど。