スティーブン・ホルツナー『DELL 世界最速経営の秘密』(インデックス・コミュニケーションズ)読了。
たまにはビジネス書も読まねば、ということです。
なんか色がヘンだな。白地に青です。
いくつか引用。
《興味深いのは、デルが巨大化したために、望むと望まざるにかかわらずコンピュータ市場に対する同社の影響力が大きくなっている点だ。(中略)デルが何か言えば、マイクロソフトやインテル、サムスンのような技術力のあるメーカーは必ず耳を傾ける。》(p78〜79)
ふむふむ、なるほど。で?
……ああ、でも、何だか眠たくなってきたな。
ガマンして読もう。
《興味深いのは、デルが巨大化したために、望むと望まざるにかかわらずコンピュータ市場に対する同社の影響力が大きくなっている点だ。(中略)デルが何か言えば、マイクロソフトやインテル、サムスンのような技術力のあるメーカーは必ず耳を傾ける。》(p79)
ありゃ。寝ぼけて同じとこ読んじゃったかな?
ゴシゴシ。顔を洗ってもう一度。今度は正座して背筋を伸ばして読もう。
《興味深いのは、デルが巨大化したために、望むと望まざるにかかわらずコンピュータ市場に対する同社の影響力が大きくなっている点だ。(中略)デルが何か言えば、マイクロソフトやインテル、サムスンのような技術力のあるメーカーは必ず耳を傾ける。/興味深いのは、デルが巨大化したために、望むと望まざるにかかわらずコンピュータ市場に対する同社の影響力が大きくなっている点だ。(中略)デルが何か言えば、マイクロソフトやインテル、サムスンのような技術力のあるメーカーは必ず耳を傾ける。》(p78〜79)
ありゃりゃ? 全く同じ文章が、二段落続いてるぞ。
……校正しているとき、激しく眠たかったんでしょうかね。
と、そういうネタだけじゃなく、国語力的に興味深い部分もあったんですよ。
《変化とはもはや、広範な流行や業界動向に時々対応しておけばいい、というレベルの話ではない。「危機」という漢字が「危険」と「機会」から一字ずつとっているように、変化とはリスク要因であると同時に「機会」でもある。》(p125)
「危機」という漢字が「危険」と「機会」から一字ずつとっている……これ、原文は英語なんだが、英語ではどのように表現されていたんだろう。
japanese“kiki”is(「構成する」の過去分詞)by japanese“kiken”&“kikai”……とかか?(ゴメンなさいテキトーな英語で)
でも、それだと、日本語がわかる読者にしか、通じないよな。
あるいは、思いっきり意訳されてるんだろうか。
だとすると、うまい翻訳だなー、と思ったわけです。
その他、ビジネスマンとして参考にした箇所。
《マイケル・デルは「勤務時間の40%を顧客に費やしている」と言う。(中略)マイケル・デルは長年、顧客をデルの組織に取り込む「バーチャル・インテグレーション(仮想統合)」のコンセプトを提唱してきた。これは、デルのスタッフと同じ情報にアクセスできるようにすることで、顧客を誘い込む手法だ。既存の会社組織に顧客をむりやりはめ込む「バーティカル・インテグレーション(垂直統合)」とは正反対の考え方である。》(p54〜55)
顧客も含めた形での、擬似組織か。なるほど。