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『敗戦の記憶』と沖縄での事件と、国語力検定

[2008年02月13日(水) ]

今朝の朝日新聞国際面の小さな記事より。

《福田首相は12日、東ティモールの大統領らが武装グループに衝撃された事件について「襲撃は(以下略」》

……衝撃された?

そんな言い方、あったっけ。

でも、直後に「襲撃は」とあるんだから、わざわざ「衝撃」って語を使った可能性もある。

うーむ。



五十嵐惠邦『敗戦の記憶―身体・文化・物語 1945―1970』(中央公論新社)を読み始める。

まだ60ページあまりだが、なかなか、おもしろそうな予感。

昨日は朝刊がお休みだったので、夕刊で沖縄の痛ましい事件を知る。

事件を報じるテレビニュースをちらちら観ながらこの本を読んでいると、昭和天皇とマッカーサーのツーショット写真に行き当たった。

……いわく言いがたい思いがわき起こった。


さて、すでにこの時点で「ほう」と思った箇所があったので引用。誤植じゃないっすよ。

《原爆の使用に、広島と長崎の住民は恐怖し、うろたえたが、このような本能的は反応は必ずしも戦争終結の願いへとは結びつかなかったのである。広島で被爆した医師、蜂谷道彦は日記の八月十五日の欄に「日ごろ平和論者であった者も、戦争に厭ききっていた者も、すべて被爆この方俄然豹変して徹底的抗戦論者になっている」と記載した。(中略)蜂谷は続けて「降伏の一語は全市壊滅の大爆撃より遥かに大きなショックであった」という。》(p44)

これは今まで思いもしなかった。降伏前、街ごと吹っ飛ばされた時点で、みんな「もうこんな戦争はこりごり」となったと思い込んでいた。

でも、よく考えると確かに、「徹底的抗戦論者」になるのも、わからなくはない。

「こんだけ徹底的に痛めつけられて、おめおめ引き下がれるか」「カタキ討たんとおさまらん」的なメンタリティですね。