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サピックスは和田中で儲かるのか?と、国語力検定

[2008年01月27日(日) ]

映画「リンダ リンダ リンダ」を観て、笑い、泣く。

高校生が急遽バンドを結成し、3日間の練習の後、文化祭でブルーハーツを演奏する、というお話。

泣いたのは、ブルーハーツゆえ、というのもあったか。

鎌倉から三島へ引っ越すときに、高校のころからずーっと持っていたギターは甥っ子にくれてやってしまったのだが、また買おうかな、ギター。今度はアコースティックでも。

それ以前に、音楽というものにとんと触れていないことに今更ながら気づいた。だから函館のカラオケスナックで、サブちゃんなんか歌っちゃうわけで。いくつだよオマエは。

飛行機の機内放送の「ポップス」チャンネルなんかも、「誰これ?」状態だもんな。いかんいかん。これも一種のマーケットとの乖離か。週1ぐらい、音楽番組を観ることにしよう。



続いて、映画「胡同のひまわり」を観て、ちょっとだけ泣く。

サン・セバスチャン国際映画賞をとった作品だそうだが、いろいろ映画賞ってあるんですね。

しかし、やっぱりこう、芸術系の映画は、今イチぼくには難しい。「カンヌで受賞」なんて書いてあると、あえて選択肢から外したりするもんな。逆に、ハリウッドでアカデミー賞なら大ハズレはないだろ、なんて思い込みもあったりして。

文化大革命についての一応の知識があったほうが、この映画、理解しやすいかもしれません。



昨日の夕刊には、杉並区和田中学校のことが載っていた。例の、サピックスの講師が来て有料で授業を受けられる、というやつ。

その授業料が、普通にサピックスへ通った場合の半額程度、と聞いて、みなさんはどう感じただろうか。安い? 高い?

これは、サピックスの売上経費構造がどうなっているかによるな、と思ったのである。

仮に、サピックス本体が収支トントンであるとしてみよう。

現状の経費のうち、講師にかかるそれが半分以上であれば、和田中での事業は出血大サービス、ということになる。

逆に、半分以下であれば、和田中事業は、自社の教室を使ってのそれよりも、利幅の大きいオイシイ事業、ということになる。もっとも、もともと自社教室へ来るはずの生徒が和田中へ流れたのではなく、ほっとけばZ会の通信教育でもやっていただろう生徒が和田中での授業に来た、という前提が必要だが。

なんだかわかりにくいですね。和田中での受講生の分、従来より生徒数が純増であれば、講師経費が事業経費の半分以下であった場合、和田中事業はビジネスとしても十分成立するだろうな、ということです。

講師経費以外にも、ハコ代やら講師以外の人件費やら広告宣伝費やら、かなりかかってるだろうしね。

てかさ、ほとんどの中学高校の教室なんて、夕方以降、遊んでるだけなんだから、民間に無料か格安で貸し出して、運営は地域のシニアボランティアとかを活用すれば、今よりもはるかに格安で、公教育以外の教育サービスをみんなが享受できるのにね。いいすっよ、このアイデア、自由に使ってもらって。あ、サピックスがまさに同じこと考えたのか。

いや、けっして、「なんだサピックス、しっかり儲けようとしてんじゃん」と言いたいわけではありません。遊んでるスペースは有効活用できるし、生徒は安くサービスを享受できるし、それでいてビジネスとしても成り立つし、となれば、まさに三方一両損、じゃないな、これは全然違う、三方一両得とでもしときましょうか、なかなか素晴らしいビジネスモデルだな、と思ったわけです。

でも。このスタイルがもし一般化してきたら。疑問を持ち出すのは、講師のほうでしょうね。派遣労働と変わんなくなっちゃいますから。

「おいおい、ピンハネきついよ、だったら学校と直で契約したほうが……」となるかも。じゃあ、と学校のほうも、「うちが○○塾に払ってるのはコマ単価いくら、お宅は? ああ、その額ですか、もらってるのは。じゃあ、その中間の額で、直接契約を……」となるかも。おお、これぞ流通の中抜きによる価格破壊だ。



4月1日発刊予定の新刊、『ほんとうの「国語力」が身につくドリル』(2007年度第2回国語力検定過去問題集)のオビに載せるキャッチコピーを、同僚サーさんに頼まれている。

今日、図書館で、『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(竹内謙礼著、日本経済新聞社)という本を借りる。すいませんね、形から入るタイプなんで。

うーむ。『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』のオビのコピーも、実は失敗だったか。

そのコピーは、《「学力」低下ではない、「国語力」低下である。》というもの。

主義主張をアピールするコピーと、モノを買ってもらうためのコピーは別物との由で、上のコピーはむしろ前者ですね。モノを買ってもらうコピーとしては×。言われてみればそうだ。

てなわけで、「お、これは買って読まなきゃ」というコピー、『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』と『ほんとうの「国語力」が身につくドリル』について、募集中。締切は明日28日中。採用された方は、ぼくと激しく飲めるってことで。あ。サーさん、ぼくもちゃんと考えますってば。