今日は、読書と図書館と買い物と映画。ああ、ちっとは仕事をせねばならぬのに。たまにはいいか。
マックスバリュの自販機でタバコを買ったとき、お釣りの710円をジーンズのポケットに入れたところ、違う穴に入ってジーンズの裾から小銭がポロポロ落ちる。あたふたして拾い集めたのだが、こういうときって、「落ちた小銭を拾い集める」という作業の完遂が第一になっちゃって、肝心なことを忘れたりするんだよね。
そう、タバコを取り出すのを忘れて、そのままお店を出ちゃいました。
5分後、業務スーパーあたりで気づいたんだが、「いいやもう」と思って、引き返さず。昨日の午前11時ごろにマックスバリュのタバコ自販機に置き忘れてあったハイライトは、ぼくのオゴリですんで、どうぞ楽しんでください。
映画は、まず『デイジー』という韓国映画。チョン・ウソン、なんか前に観た映画では、もっとカッコいいと思ったんだけどなー。割とゆったりしたテンポの、恋愛映画になるんでしょうか、これは。あるいは、韓国ではアイドル映画の範疇になるんだろうか。まあまあ、ってとこかな。
続けて、デ・ニーロ主演の『カジノ』。デ・ニーロ主演にハズレはないでしょう!と期待して観たんだが、うーむ、役者はいいよ、役者は。てな感じでしょうか。
今日、あとは『インデペンデンスデイ』を観るかどうか。吹き替えで何度か観たけど、字幕のは観たことないから、どうしようか思案中。
読書は、まず斎藤美奈子『それってどうなの主義』(白水社)読了。
たしかに、ローカルネタで言えば、静岡原発ではなく浜岡原発だし、島田空港ではなく静岡空港だよなあ、全国ネタで言えば千葉ディズニーランドでも千葉国際空港でもなく、東京ディズニーランドで新東京国際空港だよなあ、と思いつつ、次の一節を紹介しておく。
《(原子力関連施設には)できるだけ小さな範囲に限定した名前をつけたがる――もしかしてこれは「地名のトリック」というものではないか。天災のときは「伊勢湾」台風とか、「阪神淡路」大地震とか、広い範囲をカバーする名前になるのに。/そうなのだ。一般の「地名のトリック」は逆なのだ。三多摩のはずれにあっても「東京支社」というがごとし。みんなメジャーな地名を名のりたがる。ところが原子力関連施設だけは逆で、わざと狭い地域に限定されたマイナーな地名を名のりたがるのだ。》(p135〜136)
そういえば、2年前まで勤務していた、横浜事業所。JR横浜駅から、地下鉄で25分かかるところにあります。住所は横浜市だけどさあ、多分、地元の人は「横浜」とは呼ばないよな、あそこ。うちも、神奈川県にいくつも事業所があれば、横浜事業所ではなく、港北事業所と名づけたんだろうけどね。
もう1つ。これは、斎藤さんの意見ですよ、斎藤さんの。
《問題は戦時中ではなく現在だ。当時の「総力戦体制」に相当する現代の大義名分、だれも反対できない社会正義はなんだろうと考えると……たぶん「あれ」でしょうね。あれですよあれ。地球環境保護運動、エコロジーである。/といった途端に反論の雨が降ってくるにちがいない。あちらは侵略戦争の片棒担ぎ、こちらは地球の命運を左右する大問題、どこが同じなのか、と。/だからね、その異論を挟めぬ雰囲気、だれも疑いを持たない感じが「似ている」のだ。/(中略)この際だからいっちゃうが、リサイクルだダイオキシンだ地球温暖化だと活発に活動している団体に、国防婦人会に通じるノリがまったくないと断言できる?》(p139〜140)
いやー、これを読んでフンガイする人もいるんでしょうなあ。まあでも、ちっと落ち着いて話をしましょうよ、いろんな意見をあげた上で、結果エコロジーに落ち着くんであれば、余計いいじゃないですか、というのは、うなずけるところもあるわけで。
それから、微妙につながっていると思ってもらってもかまわないが、ミルグラム『服従の心理 アイヒマン実験』(河出書房新社)。
おれはなんでこんな命令に従っているんだろう、なんでこんな役割を演じているんだろう、と、ふと思うことのある組織人のみなさんには、必読かもしれません。って、ほとんどの人が該当するような気もするけど。企業不祥事が起こる背景も、なんとなくわかる。