ブログ検索
最新記事
最新コメント
国語力研究所代表
神聖喜劇と裾野中華と三島ウナギの比較と、国語力検定 (2008年08月19日)
国語力研究所代表
三島夏祭り最終日で激突と、国語力検定 (2008年08月18日)
ちゅんしゃんじん
三島夏祭り最終日で激突と、国語力検定 (2008年08月18日)
エ○タ見ているTさん
頼朝公旗挙げ行列出陣式と、国語力検定 (2008年08月16日)
国語力研究所代表
頼朝公旗挙げ行列出陣式と、国語力検定 (2008年08月16日)

http://www.zkaiblog.com/kokugoryoku/index1_0.rdf
プロフィール

日本語検定1級合格と『崩壊する新聞』と天津伊勢丹と、国語力検定

[2007年12月06日(木) ]

まずはお知らせ。12月1日から、

■みんなでつくるクイズ・検定サイト「学習天国ぽすと」http://kenten.jp/

の、

■新コーナー「古今東西 よろず検定集」http://www.gakuten.com/yorozu/

に、

国語力検定http://kenten.jp/kt/gotouchi/show.php?id=302

として、コンテンツ提供をしています。

人気ランキングで、「倉敷検定」とか「神戸弁検定」とか、せめて「唐津・呼子イカ検定」よりは上位に行きたいと思う今日この頃。みなさんよろしくお願いいたします。


もう1つお知らせ。というか、ご報告というか。

第2回日本語検定(東京書籍)の結果が出ました。

試験当日は、二日酔いで頭ガンガンするわ、お腹の調子が激しく悪いわで、大変だったのだが、



1級合格っす。余裕っしょ。なーんてね、冗談です。国語力研究所代表としてのメンツが保てて、よかったよかった。

でも、事前にこれといって何も準備をしなかったのは、ホントですよ。それなのに、どうして1級合格できるのか。

ご説明しましょう。実は……って、こっちのほうがビジネスになりそうだな。「日本語検定1級までのラクラク合格法」とか。冗談ですよ冗談。でも、東京書籍さんからオファーがあれば、執筆を引き受けてあげなくもない……冗談ですってば。


さて、12月の大阪漂泊記続編の前に、週末読書から。

少し前、新聞の書評欄に掲載される確率0%の本として、黒薮哲哉『崩壊する新聞』(花伝社)を紹介した。



内容は、例によって再販制度をめぐるアレコレや、押し紙問題などについて。

再販制度のアレコレをめぐる新聞社側の主張だが、戸別配達制度の維持、というより、専売店制度の維持という側面が強いらしい。専売店制度を維持する限り、メーカー=新聞社側が、パワーを行使できる、という意味で。

これ、街の電器屋さんとヤマダ電機に喩えるとわかりやすい。街の食料品店とヨーカドーでもいいけど。

もちろん、街の電器屋さんや食料品店が、新聞における専売店さん。

街の電器屋さんや食料品店の時代は、メーカーのほうが圧倒的にパワーを持っていたけど(「卸してやっているんだから、値段もこっちの言うとおりにね」)、巨大な小売チェーンが出てきた結果、パワーはそっちに移りましたよね(「顧客をより知っているのは我々だし、大量に売ってやっているんだから、この卸値でこのスペックの商品、メーカーさん作ってね」)。

上記のようなパワーシフトを避けたい気持ちはよーくわかるんだけど、時代の流れとして、専売店的なものがいずれ廃れるのは、間違いないような気もするんだが。だとしたら、古い構図を守ることに注力するよりも、新しい構図に備えておいたほうがいいんではないか。

印象的だった一節を紹介。

《政治献金の目的について、日販協(=日本新聞販売協会)政治連盟の寺内誠一理事長(当時)は、二〇〇三年に開かれた同連盟の総会で次のように発言している。/「新聞販売業界が荒波を漂っている中で、我々の権益を守るためにも国会議員との協力・協調関係を持ちながら業界を支えていただくことは避けて通れない。今後起きるであろうさまざまな問題に対応するとき、政治資金規正法に則った適正な政治献金は日本の民主主義を守る保険料であると考える」》(p9〜10)

ぼくの国語力では、「我々の権益」=「日本の民主主義」と読めてしまったんだが、違うだろうか。もしその解釈で正しいとしたら、すごいよね、これ。「我々の権益」こそが「日本の民主主義」かあ。「保険料」という表現にも、多少引っかかるものを感じてしまった。

もう1つ。読売新聞社が、販売店と交わす契約書の一節。

《第六条 乙(=新聞販売店)は購読者名簿其他必要な諸帳簿を作成、店舗に常備し、甲(=新聞社)が閲覧を求めたときは提示する責を有する。》(p22)

ええ! 新聞販売店には、当然住所氏名電話番号口座番号を知らせているわけだけど、その情報が新聞社本体にまでツーツーなわけだったのか! 知らんかった! でもこれって、個人情報保護的にはどうなんだろう。新聞販売店との契約書に、そんな但し書き、あったっけ。

「押し紙問題」はですね。いやー、何というか、以前、統計上の食糧の消費量と実際の消費量とは、少なからず乖離しているんではないか、といったことを書きましたが、それに近いものを感じましたね。


週末読書、もう1冊。稲葉利彦『十五億人を味方にする 中国一の百貨店 天津伊勢丹の秘密』(光文社)。



これも、印象に残った一節を紹介。

《中国の百貨店では、トイレにドアもペーパーもないことがしばしばです。天津伊勢丹では、旧店からすべてのブースにドアがついていました。でも、ペーパー・ホルダーはブースの外に一つ設置していただけでした。各ブースにつけても、そのペーパーはあっという間に持ち去られてしまうからです。》(p136)

なるほどそうだったのか!と、つながりました。いや、少し前に泊まったビジネスホテルのバスルームに、「お部屋のタオルは持ち帰らないでください」という中国語メイン、日本語はその訳みたいな表示がありましてね。

もう1つ。

《中国では「恋愛大師」(恋愛の達人)とか「愛の毛沢東」(意味不明)と呼ばれてファンの多い渡辺淳一氏が、最近「鈍感力」という概念を紹介されました。》(p191)

「愛の毛沢東」というのに、思わず笑った。ヒコマロ師匠に近いセンスだよな。