(承前)
もう、撮ったケータイ写真使わなきゃ、という感じなんですが。
子規選集を出している出版社の人間として、ここには行かねばなるまい。
ということで訪れたのが、愚陀仏庵。
正岡子規と夏目漱石が、一緒に暮らした下宿です。
1階は子規、2階を漱石が使っていたそうです。
昔の家、という感じですね。
他に誰もいなかったので、縁側〜座敷にかけて横になり、再び来し方行く末に思いをめぐらす。
則天去私、か。
それから、すぐ近くにある、
「坂の上の雲ミュージアム」へ。ここも、諸々の理由により、訪れねばなるまい。
入場料400円。かなり立派な建物だからね、それぐらいは取らんとね。
さらに、少し歩いて、
「秋山兄弟生誕地」へ。
入場料200円。そのときは客がぼく1人だったので、スタッフの方が30分ほど、ずーっとぼくにつきっきりで展示物の説明などをしてくださる。それを考えると、うわ、200円でいいの?という感じであった。ボランティア、とおっしゃってはいたが。
秋山兄弟の三代だか四代だか後の人が、秋山テツジさんという方でね……というスタッフの方のお話に、思わず吹き出しそうになったのは、
Z会の楽屋落ちです。いや、
Z会にも秋山テツジさんという人がいるんですよ。
これが、秋山兄弟の弟、秋山真之さんの像。
秋山兄弟の兄、秋山好古さんの像。
秋山兄弟、天才とか何とかと称揚する向きもあるけど、徹底したリアリストであったことが、その……うまい表現が酔った頭では浮かばん。徹底したリアリストでありえたことが、すなわち天才なのかもしらんけど。
山本七平さんが、黄中将を「自らの決断への忠誠」と表現していたけど、秋山兄弟もそうだったんだろうな、と思いました。いかん、小学生の作文かよ。ご容赦。
あ、そうだ。「坂の上の雲ミュージアム」、小学校就学前の小さな子を連れて入場してる人がいたけど、やめたほうがいいと思いますよ。だって、おもしろいわけないですもん、その子。おもしろくないと、どうするかっつーと、壁や展示物や展示ケースをバンバン叩いたり奇声を発して駆け回ったりするわけですな。
親じゃなくても、そういうときは子どもを叱るべき、と思うかもしれませんが、ぼくはむしろ、親に対して、「おいおい、こんなとこ連れてくんなよ、かわいそうに」と思いましたね。