[2007年11月23日(金) ]
昨日一昨日は、四国・松山ツアー。国語力検定の一層の発展を祈願するため、八十八箇所巡り……ではなく、出張である。
しかし、羽田空港の松山便待合室は、お遍路さんと思しき老人でいっぱいであった。
ところで、最近、航空券というものが消えつつある。薄っぺらい紙に印刷されたバーコードを、読み取り機にかざし、ピッと読み取らせて、種々のゲートを通り過ぎる、というのが主流である。
これが、老人にとってはなかなか難度が高いようなのである。
「松山便、ただいまより機内へとご案内いたします」
そのアナウンスを聞いて、老人のみなさんが列をつくり、ゲートを通り過ぎようとする。
しかし、バーコード読み取りのところでつまずいちゃう人が、かなりいるのである。
空港の係員が、同じことを何度も何度も大声で叫んでいる。
「手荷物検査のところでピッとやった紙、持っていらっしゃいますか? 違います、それじゃなくて。違う違う、それでもありません。そーう、それそれ。それをですね、はい、ここにかざしてください。あー、違います違います、そこじゃなくて。ここ、ここ。そーうそうそう。はい、行ってらっしゃいませー」
これを、一人一人に繰り返すわけである。行列が、遅々として進まない。
こっちのほうがトータルで見た場合、便利・効率的・低コスト、ということで導入したんでしょうが、お客のみなさんが慣れてくれるまでの間は、間違いなく地上スタッフにとっては労働強化でしょうなあ。
まあ、そんなこんなで、出発が15分ほど遅れたのであった。
松山空港に着くと。
やはり、さすがお遍路さんの玄関口。



