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このトシになって盾をいただいてしまいまして申し訳ありません、と国語力検定

[2007年09月21日(金) ]

日本語検定のホームページを見ると、新しいお知らせが。

「好評につき、ホームページでのインターネット申し込みのみ、9月28日(金)まで延長します!」

第1回に引き続き、「好調につき」「延長」か。前回は、現場の人は大変だろうな、と書いたが、今回はまあ、最初から織り込み済みだろう。がんばっていただきたい……なんて言ってる場合じゃなくて、国語力検定もがんばらねば。

その下に、もう1つお知らせが。

「日本語検定委員会が表彰制度を新設」

チクリチクリ。

胸が痛む。

なぜか。


どーん。



小学生と競争して(結局)いただいてしまった、最優秀賞の立派な盾である。

どーん。



こんなにでかい表彰状も。

ごめんね、小学生のみなさん。視察のためだったのに、本気出しちゃって。もう6級は、二度と受けないから。

さーて、次は5級で満点とるかな! ……冗談です、5級も小学生対象です。


石原千秋さんの『秘伝 大学受験の国語力』(新潮選書)は、もうちょい先送りして、そこからの派生的読書をさらに1冊紹介しておく。

内田樹さんの『狼少年のパラドクス』(朝日新聞社)。



既刊本と重なる内容もあるのだが(いずれもご本人のブログをベースにして書かれたものだから)、やはりおもしろい。マジメな内容なんだ(とぼくは思っている)けど、おもしろい。

冒頭近くから、一節を引用。

《「幼児的なモチベーション」でいま日本社会の全体が動いている。/「オレ的に面白いか、面白くないか」と「金になるかならないか」という二つの基準がいまの日本人たちの行動を決定するドミナントなモチベーションになっている。だが、これは「六歳児にもわかるモチベーション」である。/こういう言葉を口にする人間は(たとえ実年齢が六十歳になっていても)六歳のときから少しも知的に成長していないのである。だが、本人たちはそのことがわからない(知的に六歳だから)。/学びを忘れた日本人はこうして「国民総六歳児」への道を粛々と歩んでいる。》(p14〜15)

内田さん、ブログがそのまま本に直結するというのは、もちろんそれなりの内容を書かねばならぬという大変さもあるだろうが、理想的っちゃあ理想的である。

というのは、先日の会合で、こんな話が出たから。

ある本職の物書きの人が、死ぬまでに、あとどのくらいのテーマに取り組み、何冊本を出せるか考えた。取り組みたいテーマがまだどれだけあるか、考えてみた、と言い換えてもよい。その結果、いかにも時間が足りないと感じ、何とかせねば、と考えた。どうすれば、もっと時間を捻出できるだろう?

彼は、それまで書いていた日記的ブログをやめる、ということにしたそうだ。

原稿料や印税で生活している人であれば、それが合理的な判断なんだろうな。

ま、ぼくは、サラリーで生活している、ということで。