9月5日夜、沖縄。
仕事も終わり、だけどさらに夜のお仕事ということで、地元の私立一貫校のO先生と飲みに行く。
沖縄の人は、宵っ張りだと聞く。昼間は暑いから、自然と、比較的涼しい夜に活動時間がシフトするのであろう。
したがって、我々の場合、飲みに行く、というと、晩飯も兼ねていきなり飲み屋、というのが一般的だが、沖縄の人の場合、まず晩飯を自宅でふつうに食べて、しかる後に、9時頃から外へ飲みに行く、というパターンが多いという。
というわけで、我々も、まずはしっかり晩飯を食おう、ということに相成った。
O先生が学生時代によく通ったという、国際通りから平和通りに入ったところにある食堂へいく。
こういうところである。
同行のN君はAランチを(何時だろうがランチを食えるんですよ)、ぼくとO先生は、
ソーキ煮つけ定食を注文する。ついてくる汁物は、中味汁。
店構えは、一見、地元客相手の大衆食堂風である。O先生が学生のころは、まさしくそうだったのであろう。しかし、お客さんの大半は観光客、お店側もまた、観光客相手にシフトしているように思われた。
なぜそう思ったか。この定食を、かるーく完食できたからである。もちろん、美味しかったから、というのもあるが。地元客相手だと、もっと量がないと淘汰されるだろうね。
O先生いわく、国際通りは土産物屋ばっかりになったため、地元の人はあまり来なくなった、とのこと。地元の人は、いわゆる新都心に流れてしまっているらしい。サンエー那覇メインプレイス店には、巨大な無料駐車場があるもんなあ。
さて、晩飯をすませたあと、国際通りに出て、行き当たりばったりで居酒屋へ入る。ここも、観光客で一杯であった(夜10時を過ぎて、観光客がいなくなったころ、地元サラリーマンらしき人が、ぽつぽつ入ってはきたが)。
O先生、地元の人ならではの軽口を、店のおばちゃん相手に叩いていらっしゃる。
「泡盛2合ね、2合だけど、ほら、伝票には1合って書いてね!」
「……おにいちゃん、沖縄?」
「沖縄さあ」
「沖縄の、どこね?」
「浦添」
なんていう会話を聞きながら、
泡盛を飲む。付き出しは、ゆし豆腐。
そうそう、珍しいものを食べました。
これは、グルクンの姿造り。三島沼津あたりだと、アジをこういうふうに下ろして出すが、そのグルクン版。グルクンといえば、から揚げしか食べたことなかったからね。へー、刺身で食べられるんだー、という感じであった。これがまた、なかなかの美味。
それから、
豆腐ようをチビチビつまみながら、泡盛を激しく激しく飲み、国語力および教育について熱く語り合い、沖縄の夜は更けてゆくのでありました。
近々、ハッピーなことがあるというO先生です。強いね、やっぱ地元の人は。(続く)