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「日本一の夕日に見とれる」と、国語力検定

[2007年08月29日(水) ]

朝日新聞夕刊の、「be evening」というコーナー。火曜日は、読者からのアンケートで「日本一の○○」を決めよう、という企画である。

昨日、帰宅後、夕刊を開いてみると、「日本一の夕日に見とれる」というテーマであった。そしてなんと、第1位は、鎌倉の由比ガ浜!

5年ほど近くに住んでいたぼくとしては、ちょっと嬉しくなり、カミサンに声をかける。

「おーい、日本一の夕日は、由比ガ浜だってさ」
「へー、あそこがねえ」

写真の下には、記者氏が書いた文章が載っている。どれどれ。ほほう、サーフィンを試みながら、海上から夕日を見ようっていう算段か……と、読み進めていくと、あら? こんなくだりが。

《何かが足にからみついた。嫌な感触。コンビニのレジ袋だ。見回すと海面には数え切れないほどのゴミ、ゴミ……。》

おいおい。全然ほめてねーじゃん。鎌倉観光協会に怒られるで。

まあ、確かに、7月8月はゴミだらけになるけどさ。毎年下田へ海水浴に行っていた我々(ぼくとカミサン)も、最初は「よくこんなドブみたいな海に入れるな」と思ったもんだけどさ(それでもぼくは何回か入ったが、カミサンは結局一度も入らなかった)。

それでも、海水浴シーズン以外は、まあまあキレイなんですよ、由比ガ浜。と、フォローを入れておく。

ここで、国語力検定的に、記者氏の心理をおもんぱかってみる。

カミサンの推理。「もう、あんまり人来んなよって言いたいんじゃないの?」
なるほど、逆宣伝というやつか。

ぼくの推理。記者氏、おそらく、北海道か沖縄あたりが第1位になると想定していたのではないか。そして、「しょうがねーなー、じゃ行ってくるよ、仕事で。ほほほ」というのを思い浮かべていたのではないか。

それが、由比ガ浜
東京から横須賀線で1時間
ひょっとしたら、この夏、そのゴミだらけの海に、家族で訪れていたかもしれない。大学生時代は、そのゴミだらけの海で、ナンパに失敗したこともあるのかもしれない。

ぼくには、先に引用したくだりの中に、「なんだ由比ガ浜かよ、なんで由比ガ浜なんだよ、ちっ!!!」という気持ちが、透けて見えるような気がしてならない。

※なお、夕日を見るなら、由比ガ浜よりも、もう少し西方向に足をのばして、稲村ガ崎まで行ったほうがよいと思います。伊豆半島〜富士山まで見えるときの夕日は、なかなかに絶景。