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朝日新聞書評欄と『ドーダの近代史』と、国語力検定

[2007年07月19日(木) ]

朝日新聞の書評欄を毎週楽しみにしている。いや、国語力検定テキスト『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』、取り上げてくんないかなー、と思って。

ネットでは、水曜日に、翌日曜に取り上げられる本がチェックできること、知ってました? なので、毎週水曜日にチェックしているわけである。

うーむ、今週もない。読んだ本、読んでいる本が取り上げられている頻度は結構高いのだが、国語力検定テキストは今週もない。

で、今週も、まさに今読んでいる本が取り上げられていたので、悔しいから(ってわけでもないが)、先行して紹介。鹿島茂『ドーダの近代史』(朝日新聞社)。

日曜の書評では、どの部分が引用されるか? ここか?

《ダーウィンの『ビーグル号航海記』で有名なガラパゴス島は、太平洋に浮かぶ絶海の孤島という地理的な辺境のゆえに、他の場所ではとうに変化・絶滅してしまった生物相が残っているが、これと同じように、文化の諸相も、中心部ではとっくに流行遅れとなり、忘れられたものが、辺境ではしぶとく生き残り、彼の地で一つの独自の文化に成長することがある。卑近な例で説明すると、東京の原宿や渋谷ではとうの昔に廃れたガングロ・ギャルが、大宮・八王子・春日部などの首都圏辺境部の盛り場ではいまだに生息し、大手を振って歩いているという現象である。》

ここから、「辺境では中心部での流行が長く残存し続けるばかりか、独自の、多くは極端に一部がデフォルメされた形の発展を遂げる」という論旨はドーダ? 一時、沼津のディスコというかクラブというか、物凄いことになってたもんなあ。そんなカッコ、誰もしねーだろ、みたいな。

ただ、この部分は、論点の中心からは外れるし、引用にはちょいと長いか。じゃあ、ここはドーダ?

《かたや全身ヴェルサーチで固めた衣服総額二百万円の男、かたや全身ユニクロで固めた衣服総額一万九千八百円の男の二人がいるとする。(中略)全身ユニクロ男にもドーダ心はあるのだ。それもヴェルサーチ男と同じくらいに。なぜかというに、全身ユニクロ男は、「オレは衣服のようなツマランものには金は一切使いたくないモンネ。無駄なオシャレはこれをすべて軽蔑するケンネ」という、オシャレ蔑視的姿勢において、立派にドーダしているからである。》

ううむ、ぼく自身が全身ユニクロなのだが、そのメンタリティーとは、こういうものだったか! 知らなんだ知らなんだ。

でもなー、この部分も、引用には長いか。というわけで、おそらく、引用されるのは、「α(男の外見)×β(男の中身)=1」「α(戦争の精神)×β(戦争の物量)=1」という、「陰ドーダ公式」ではないだろうか。夏だし、先の戦争に絡めたりして。かつ、「現代においても、この公式の発動はいたるところに見られる」みたいな結論を置いて。ドーダ?