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スポーツ特待生と国語力

[2007年04月21日(土) ]

毎日新聞ニュースより。

《日本高等学校野球連盟(高野連)は20日、スポーツ特待制度について、学生野球憲章に抵触するとして、各学校に中止を求めることを決めた。(中略)決定は、成績優秀や保護者の経済的事情が理由の場合は除外するとしているが、どう線引きするのかも問題だ。(中略)学業優秀や経済的困難も数字で示せるものではないだけに、そもそも「グレー」との指摘もある。》

なんだか、昨年末の「未履修問題」的様相を呈してきましたな、この問題。
世の中が、みんな黙認していたことを、ことさらに問題化した、という意味で。

高野連さんによると、野球による特待がダメな理由は、
「野球さえやっていればよい、という偏った人間ができてしまう」から、
ということらしい。

でも、「成績優秀や保護者の経済的事情が理由の場合は除外」ということは、
「貧しければよい、という人間」は生じないとしても、
「勉強さえやっていればよい、という人間」は、
高野連さん的には偏ってもおらず、オッケーということなんだろうか。

あるいは、、「勉強さえやっていればよい、という人間」については、
高野連は与り知らず、そんなん知ったことかよ、ということなんだろうか。

さて、特待制度をとっていた私立高校さん、どのように対応するんだろう?

おそらく、「成績優秀や保護者の経済的事情」、
という理由を絡ませるんじゃないかと予想するが、
ニュースが指摘するように、これ、
「数字で示せるものではない」とは思わないが、
数字で示すのは、かなり厄介。

でも、世間は、数字で示せ、ということだろう。

そして、数字で示したあとが、さらに厄介。

その私立高校に在籍する生徒さんのうち、
その基準をクリアする生徒は、全員、
特待生としなければならなくなる。

その基準をクリアした野球部員を、
特待生としたいのなら、ね。

なぜなら、そうしないと、
「野球を理由にした特待ではない」、
とは言えなくなるから。

ホントに厳格にやるのなら、それはそれでよいと思うが、
中途半端にやると、これ、各方面に不満のみ残る結果になるか?

高野連および私立高校のみなさん、今後、どこまでやるか、
しばらく注目ですな。

ところで、特待生とは全然関係ないかもしれないが、
前に長崎に出張へ行った際に聞いた話。

あの、サッカーで有名な国見高校(公立高校です)。

サッカーの国体だか何だかの予選で、
超超超シード、なんと、県大会の決勝戦から出場だそうな。

県大会の、初戦が、県大会決勝戦。

それっていうのも、何だかなー、と思いました。

他の高校が納得してんだったら、いいのかね、それで。