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鉄砲エース上野と北の湖理事長ごめんなさいと、国語力検定

[2008年08月22日(金) ]

今朝のワイドショー(テレ朝系)から。

日本ソフトボールチーム、すごいっすね! おめでとう!

というネタだったのだが、画面右上にあったスーパー。

《“鉄砲エース”上野力投》

……鉄砲エース? なんだそりゃ。

鉄砲のタマのような速球を投げるってことか?

どの新聞を見ても、「鉄腕エース」とは書いてあるけど、「鉄砲」はないな。

さて、どうして「鉄砲エース」としてしまったのか、国語力的に考えてみる。

おそらく、スーパー作成者、「鉄腕」の読みを、「てっぽう」と、間違えて覚えてしまっているのではないか。

そして、「鉄腕」のつもりで、「てっぽう」とキーボードに打ち込む。

変換されて出てきたのが、「鉄砲」。

そのまま、スルー。と、推理してみました。



今朝の朝日新聞スポーツ面に載っていた、相撲界の不祥事についての記事から。

《協会は手始めに、作成中の生活ハンドブックに違法薬物に絡む情報も掲載するという。》

ちょっとガクッときました。

おいおい、悪いと知らずにやったんかよ。

そのうち、そのハンドブックには、「他人のものを盗んではいけません」「他人を殴ってはいけません」という記載も追加されたりしてね。

……冗談ですよ冗談、北の湖理事長。

ああ、これで大相撲の取材、拒否されてたりして。

取材することはないだろうけど。



うう、イチクラさんに先を越されてしまった。

井上章一『日本に古代はあったのか』(角川選書)読了。



マジメな内容はイチクラさんにお任せして、ぼくはそうじゃないところから、引用しておきます。

京大東大は、この時代区分論をゆずらなかった。(中略)/しかし(中略)ほかの大学にも、中国史へいどむ者は、おおぜいいる。(中略)/そして、それらの大学では、時代区分論への言及が、しばしばいましめられた。ゼミの先輩からは、つぎのようにさとされることもあったのである。/隋唐は古代か中世かなどという問題に、かかわるな。君たちは、東大京大系、どちらの大学へ就職するかわからない。今からみょうなことを口ばしって、つとめ先の可能性をせばめるのは、損である。めったなことは、口にするな、と。/京大東大の出身者に、こういうなやみはなかったろう。(中略)/だが、両者のはざまにある大学では、けっこう隠微な処世術ができていた。学統だとか学閥だとかがもたらす、暗い影として特筆しておきたい。》(p40〜41)

だからこそZ会の会員諸君、東大京大へ!……と言いたいわけでは、もちろんない。

その解釈は、国語力的に激しく間違いだと言っておこう。

えーと、学問といっても、そんなにキレイな話ばっかりじゃありませんよ、というのが一つ。

東大京大へ進むZ会の会員こそ、こういうことに自覚的であってほしいな、というのがもう一つ。

あるグループに属する人間にとってはアタリマエのこと、空気にも等しいことが、ホントはそうじゃないんですよ、それを空気の如く話すことは、他者への想像力を欠いた行為かもしれませんよ、ということで。

お、これはちょと国語力的。

マルクス主義史観が、奴隷制の定義を拡大したことについて。

《こんな論法だと、近代の兵役も、ひろく考えれば、奴隷制のたまものになりかねない。子供を学校へ強制的にいかせる義務教育も同じである。(中略)自分の土地があり、家族もいとなむ(中略)社会学的には、とうてい奴隷と言えそうもない職人を、奴隷だと決めつけたのである。》(p66〜67)

ここを読んで思ったのは、「なんだ、その定義だと、現代のサラリーマンのほとんどは、実質的に奴隷じゃん」ということです。

あ。これは言っちゃイカンことだったか。

《かつての荘園制(中略)国土の多くは、広域暴力団のような存在、権門によって分割されていたのである。/そう、私は藤原摂関家も東大寺なども、そういう親分衆としてうけとめている。いわゆる武家は、そんな組織から武闘派が自立してできた、より新しい組織だと思う。言ってみれば、地まわりが独立して、組をつくったようなものだ。/(中略)鎌倉幕府が、守護や地頭をおいたことも、同じである。(中略)荘園制のうわまえをはねる、そのピンはね組に、武家もくわわっただけだと思う。あるいは、国政をうごかすやくざの、いや権門の仲間へ、武家も入ったにすぎない、と。》(p116)

このヤクザ史観は、かなり腑に落ちました。

教科書を通じてたと、摂関家やら源氏やら、なにやら物々しい感じがするけど、やってることはよく考えると……ということで。

てえことは、だ。光源氏は、イケメンインテリ親分ってことか。

《律令期にも、多くの寺が各地で建てられていた。(中略)おそらく、寺が土地を私有する、事実上のぬけみちになっていたためだろう。諸豪族は、一種の節税対策として、寺をいとなんでいた可能性がある。》(p121)

思ったこと。ビジネス書なんか、要らんのじゃないか。ホントに新しいこと、未だかつて誰も思いつかなかったことなんて、(技術の分野を除き)そんなにあるんだろうか。坊主丸儲けって言葉は、相当古くからあるんだろうなあ。以上です。

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ハンドオフも「テッポウ」なんすよね。ではでは後ほど。昨夜も激しく飲んで、今夜も激しく飲むぞ!ということで。
Posted by:国語力研究所代表 at 2008年08月23日(土) 07:50
>鉄砲・・・北の湖理事長・・・

タイトルを見て、先日のプチラグビー部OB会で出たあの話題かと思いました。
相撲部プロパーながらもラグビー部顧問の○保先生が、ハイパントを上げた選手に「そこは鉄砲だ!」と叫んだあの場面・・・?

おっと、これはブログネタというよりMIXIネタですね。

それでは、明日、お会いしましょう。
Posted by:仁平 at 2008年08月22日(金) 13:53