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今日の朝日読書欄とスピード思考術と、国語力検定

[2008年05月11日(日) ]

今日の朝日新聞読書欄。

「売れてる本」というコーナーに取り上げられていたのは、『B型自分の説明書』という本。

70万部も売れているらしい。へー。ベストセラー、ですね。

と、ちょうどその裏にあたる面の、青志社という出版社の広告には。

『B型人間の頭の中』という新刊の宣伝が。「発売たちまち重版!」だって。ホントか?

なんというか、『〜の品格』とか『インド式〜』とかもそうだけど、あざといなあ、と思うのは、ぼくだけでしょうか。それとも、これぞビジネス!なんでしょうかね。

ちなみに、『B型人間の頭の中』、カバー写真が載っていて、そこには著者の名前がボンヤリと見えるんですが、広告自体には、著者名は掲載されていない。

これは、国語力的に解釈すると、やましさというか、「あんましカッコよくないぞ」感の現われか、とも思ったんですが、単に掲載するのを忘れただけかもしれない。

……『日本語〜』なんか出してるオマエが言うな、と言われそうですね。はい、そのとおりでした。すいません。



最近は何かに追われるようにビジネス本を、という感じで(かなり冗談です、たまたまですよ、たまたま)、西村克己『成功する人はみんな知っている スピード思考術』(東洋経済新報社)読了。



たしかに、すごいスピードで読めました。……冗談です。いや、2時間程度で読めるっちゃあ読める本ではあるんですが。

最初のほうは、右脳と左脳の話。

脳活性化には右脳を解放することが大事、ということらしいんですが、右脳と左脳の関係から始まって、右脳を解放するとはどういう状態のことなのか、また右脳を解放するとこんなにいいことがある!という説明ばかりで、肝心の、右脳をどうやったら解放できるのか、ということは、あんまし具体的に書かれていない。

右脳が大事なのはわかったからさ、じゃあどうすればいいわけ?という思いが湧き上がっちゃう人もいるんではないか、この本。

たとえば、上司に叱られて頭の中が混乱しているのは、左脳ばかりが働いており、右脳が停止している状態の由。

そういうときには、どうすればいいのか、というと、

《こんなときは、気分転換が一番良いでしょう。》(p22)

おーい。そんだけですか。

唯一具体的な右脳活性化方法らしきものはと言えば。

《飲酒は、左脳を休止させ、右脳を解放する効果があります。》(p31)

なんだ、おれ、毎日やってんじゃん。

《発想法の1つに「メイテイ法」というのがあります。酩酊するほどお酒を飲んで発想する手法です。ただし忘れやすいので、メモをとる人が必要です。》(p32)

だってさ。ちょっとクスッとしちゃったけど。

後半は、まあ一般的なビジネススキルについて書かれていますが、ビジネス書をまだあんまり読んだことのない人向けですかね。

ただし、末尾近くの何節かは、改めて「うむ、そうだな」と思えるものでした。

《「やった方がいい」はやらなくてもいいことが多い》(p184)

とか、

《やろうと考える前に「それをやって儲かるのか?」を問いかける》(p187)

とか、

《付加価値を生まない仕事をいかになくすかを考える》(p199)

とか、

《ECRS(やめる→統合する→置き換える→簡素化する)で業務を効率化する》(p202)

とか、

《「アウトプット」基準で仕事を評価する》(p205)

とか。

うむ、そうだな。

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