[2008年05月10日(土) ]
昨日書いた「おもしろいネタ」を取り上げる。
5月6日付朝日新聞朝刊の2面。
「食糧暴発」というシリーズ記事の中に、「農水省資料から」として、こんな表が載っていた。
表のタイトルは、「こんなに無駄に(06年度)」というもので、左から、食事の場所、使った食品の量(グラム)、食べ残し・捨てた量(グラム)、無駄にした率(%)、である。
家庭 1122(1人1日あたり) 42 3.7
食堂・レストラン 557(1食あたり) 17 3.1
結婚披露宴 2230(1食あたり) 502 22.5
宴会 1877(1食あたり) 285 15.2
ホテルや旅館 682(1食あたり) 89 13.0
家庭よりも、食堂・レストランのほうが、無駄にした率が低い……どうですか、これ。
なーんか実感と合わない気がするんですが。
吉兆の食べ残し使い回しのニュースが出たとき、「家庭ならともかく、料理屋さんでねえ」という声もあったように、家庭では、晩ご飯の残りをもう一度食べたり、あるいは余ったご飯を冷凍したりして、料理そのものや炊いたご飯をゴミ箱に入れちゃう、ということは、あんまりないような気がします。
この数字、食堂やレストランにおいて、使い回しがそんなに珍しくないということを、いみじくも表しているんではなかろうか。
ホテルや旅館の無駄にした率のほうが、まだリアリティあるような気がします。
さて、この数字を別の角度からも見てみる。
家庭における1人1日あたりの食品量1122グラムから、捨てた量42グラムを引くと、1080グラム。1日2回家でご飯を食べるとして、1食あたりの実際に食べた量は、540グラム。
これ、食堂やレストランの1食あたり食品量から、捨てた量を引いた数字と、ぴったり一致するんですねえ!
ホテルや旅館では、実際に食べた量は、682マイナス89で、593グラム。
ここから考えるに、平均的人間が1食あたりに食べる食品量は500〜600グラム程度、それぐらいで平均的人間は満足するのであろう、ということがわかります。
ご飯1合分が、大体350グラムぐらいだから、ご飯に換算すると1.5合前後。
サトウのゴハンが1パック200グラムだから、3パック程度。
大体、実感と合ってますね。
そこで、「おいおい」と思ったのが、結婚披露宴や宴会の1食あたり食品量。
結婚披露宴、1食あたり2.2キロかよ。
大食い選手権じゃあるまいし。
ご飯に換算すると、約6.4合。
実際に食べたことになっているのは、1728グラムで、ご飯に換算して約5合。
でも、普通の人がそんなに食べられるわけないんである。
結婚披露宴や宴会での実際に食べたことになっている量には、「お持ち帰り」分も含まれているんでしょうねえ。
あるいは、可能性としては、激しく激しく激しく激しく使い回しをして、捨てる量を抑えている、ということも考えられる。
にしても、結婚披露宴では、1食あたり約500グラムの廃棄量。
ノーマルな食事の、ほぼ1食分である。
こんなデータがあるんであれば、1食あたり食品量の上限1キロまでとか1.5キロまでとか、規制をかけてもいいんではないか、と思った。ホントに食のことを危惧するんならね。
それでも、ノーマルな食事の2〜3倍の量だぜ。