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コミュニケーションにおける送り手受け手の問題と、国語力検定

[2008年02月23日(土) ]

※昨日は以下の文を書きあげていたんだけど、PC(携帯?)の不調によりアップできず。今日はどうしようかなっと。

今朝のNHKのニュースで、メインキャスターが「マジで?」と言っていた。ほーう、アリなんだなあ、そういう言葉遣い。

さて。

植村和秀『「日本」への問いをめぐる闘争 京都学派と原理日本社』(柏書房)読了。



西田幾多郎と蓑田胸喜のお話。

蓑田胸喜、名前だけは聞いていた、というか、目にしたことのある人。あまり芳しくない文脈の中で。

なので、いわば怖いもの見たさで読んだ感もある。

さて、読後感。

うーむ、どっちもどっちかなあ、という感想。

その思想内容以前に、この時代、もしリアルタイムで自分が生きていたとしたら、どっちに与しただろうか、というところに興味がわいた。

……どっちも読んでません、という可能性が極めて高いけどね。

国語力的に、ちょっとおもしろかったところ。

西田幾多郎が積極的に動いたのか、政権側が求めたのかは不明だが、昭和十八年、東條英機政権に対して、西田が提言を行なった。

陸軍軍務局長をはじめとする政権側の人たちに西田が講話を行ない、その講話内容を西田が文章にして政権側の人に渡したそうな。

《しかし陸軍側に理解不明のため》(p266)

政権側の人が書き直したうえで、「要路に配布」した由。

陸軍側がどうのうこうの、と言いたいわけではない。

コミュニケーション一般の問題として、ちょっとおもしろいな、と思ったわけである。

@難解な内容を難解に表現する
A難解な内容を平易に表現する
B平易な内容を難解に表現する
C平易な内容を平易に表現する

の4つがあるとして、@Cはまあ、普通ですね。

Bは、しばしば、よくない例とされます。

一見、Aがもっともステキに見えますが、では、はたしてAは可能なのか?という問題です。

もし不可能であるなら、その「難解な内容」は、そもそも多くの人に理解されることをハナっから断念せねばならなくなる。先の例で言えば、西田の提言が西田の意図どおりに伝わらなかったとしても、それはやむをえなかったわけですね。

もし可能であるなら、その「難解な内容」を平易に表現しないのは、表現する側が多くの人に理解される努力をしていないか、多くの人に理解されることを望んでいないか、あるいは他に理由があるのかもしれませんが、いずれにせよ、多くの人に理解されるのをわざわざ拒んでいるように見えるわけです。

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