[2007年12月28日(金) ]
モノマネ番組を観る。
モノマネを演ずる人の背後から、ご本人が登場する、というのは、もはや定番のようである。
モノマネ、ではなく、むしろソックリさんか(しかもシロウトさんの)、そういうときにも、背後からご本人が登場する。
そこで、ご本人が、ソックリさんにかける言葉。これが、国語力的に、なかなかおもしろいと思ったわけである。
ご本人が、アイドル系タレントさんの場合。ソックリさんに「カワイイ〜」と声をかけることがある。
これは、ソックリさんを持ち上げているように見えて、よく考えると、自らを「カワイイ」と言っているに等しいのではないか。いや、言ってもいいんですけどね。
大学生のころ、女の子と、
「へー、彼氏できたんだ。それが写真? カッコいいじゃん、オレの次ぐらいに。あ、そうだ、おれも彼女できたよ、この子」
「へー、アタシの次ぐらいにカワイイじゃん」
なんていう戯言を交わしたことを、ふと思い出したわけです。
ルー大柴さんが再ブレイク、といった内容の新聞記事を読む。
その記事の締めくくりが、国語力的になかなかおもしろいと思ったので、紹介しておく。
《ルーさんは「(中略)」と意気軒昂だが、08年はどうか。》
「意気軒昂だ」と「08年はどうか。」を、「が」という接続語でつないだところが微妙。
「意気軒昂だ。08年も目が離せない。」
「意気軒昂だ。08年に注目である。」
と、いくつか言い換えを考えてみたが、ここは別に、
「意気軒昂だ。」
で終えてしまってもよかったわけで。
記者氏の心のどこかに、「08年は、もうダメなんじゃないの?」という気持ちがあり、意識的にか無意識にかはわかりませんが、それが現れてるなあ、と思ったわけです。