10月11日夜の続き。
「すみれ」「純連」といえば、札幌の有名なラーメン屋さんである。あまりに有名なので、それぞれ、東京にも支店を出している。(国語力的に言うと、ここの「なので」は、ちょっとヘン。)つまり、東京でも食べられるわけである。
せっかく札幌に来たんだから、札幌にしかないお店に行きたいではないか。
というわけで、「純連」から独立したというご主人がやっている、「千寿」というお店に行くことにする。場所は、大通西8。二条市場から、腹ごなしがてら、テクテク歩いていく。
ちょっとわかりにくい場所なのだが、何とか発見!
ビルの地下にあり、階段を下りていくと、ノレンが見える。
が、そのノレンが半分上がっている。ちょっとヤな予感。営業時間内であることは、確かなんだがな。
店に入ると、修学旅行風の生徒が4人、テーブルでラーメンを食っていた。
「すんません、いいっすか?」
「ごめん、今日もう終わっちゃったんだけど……」
こいつら4人で終わりだったのか! コノー! コノー!
激しくショックである。札幌の地理をご存知の方には、このショック、よーくわかっていただけるであろう。
さてどうしよう。思ーえば、遠ーくへ、来たーもーんだー、と。
しかし、ラーメンハシゴ衝動は、まだ熱くたぎっている。
……chikurin先生が、「すすきのの華龍のラーメン、食いたいなあ」と書いておられたな。そこをまず押さえるとして、もう1軒。
そうだ、ネットに、すすきのじゃない華龍も美味いって書いてあったな。遠くへ来たついでに、そっちへまず行くか。どうせボクシングの試合開始は8時ごろだろうし、それまでにはホテルに帰れるだろ。
すすきのは、まあホテルからも近いしな。ボクシング見終わってから、また出るとするか。
というわけで、北5西14の「華龍」さんへ移動。またまたテクテク歩いていく。札幌の地理をご存知の方は、「ええ?」と思われたかもしれない。まあ、涼しいからいいのである。
無事到着。客がぼく1人というのが何とも寂しかったんだが、味噌ラーメンを注文する。待っている間に、学生風のお客さん(男性)が1人入ってくる。
「こんばんは、今日もカレー?」
「うん、大盛りで」
カレーも名物なのか? とにかく、常連さんのようである。地元のお客さんメインのお店なのだろう。
カレーなんか、すぐに出てくるんだろうなー、と思って見ていたのだが、ちっとも出てこない。おばちゃんが1人でやっているお店なのだが、おばちゃん、同時並行で作業はしないようなのである。あくまでぼくのラーメンを完成させてから、カレーにとりかかるつもりらしい。
10分ほどで、味噌ラーメン、完成!
これが、結構な量なのである。
Z会の近くに「巣鴨」というお店があり、そこの味噌ラーメン400円もかなりコストパフォーマンスが高いと思うのだが、ここは「巣鴨」の軽く1.5倍はある。モヤシもどっさり、チャーシューもしっかり、それでいて500円である。ここが500円なら、「巣鴨」は300円でもいいな、と思いながら食う。
おばちゃん、初訪問客のぼくに、話しかけてくる。
「おいしいでしょ?」
「いや、美味いっすねえ(てか、量多いっすねえ)」
学生風のお客さんのあとにもう1人、女性客、これも常連風が入ってきたのだが、おばちゃん、「メンは少なめでいいよね?」と聞いていた。なるほど、量を調節できるわけね。
ラーメンは、ギットリ系ではなく、割とあっさりしている。そのおかげもあって、スープも含めて完食!……したのはいいのだが、ソートー苦しい。
もう暗いからいいか、と思って、表へ出てから、ベルトを緩め、ズボンのボタンを外す。
うー、でも苦しい。前ジッパーも下ろそうかと思ったが、札幌で変質者扱いされて警察にしょっ引かれ、「国語力研究所代表、○×の現行犯で逮捕! ベルトから下の国語力は皆無!?」と新聞に書かれてもシャレになんないので、それはやめておく。
再び、札幌駅へ向けて、ヨタヨタ歩く。
この時点で、ラーメンハシゴはかなり無理があるか、と思ったのだが、案の定、ホテルにたどり着き、ボクシングを見終わっても、全然お腹がすかない。風呂に入ってダラダラ汗を流しても、全然お腹がすかない。焼酎を飲みつつ日付が変わっても、全然お腹がすかない。
……ラーメンハシゴ計画は、あえなく潰えたのであった。
最後に、この日の移動ルートをもう1度おさらい。
札幌駅→二条市場→大通西8→北5西14→札幌駅。以上です。