[2007年10月05日(金) ]
昨日の朝日新聞夕刊2面コラム「窓」のタイトルは、《「産経抄」の自己矛盾》。産経→朝日(9月28日の記事で取り上げました)→産経→朝日と、応酬があったようです。バ〜トルは続く〜よ〜、ど〜こま〜で〜も〜、という感じですね。
《「産経抄」の良心》というキーワード検索でこのブログにたどりついた方もいらっしゃるように、ネットの世界では、この話題、かなり取り上げられているようなので、今回はわざわざ引用しません。検索すれば、本文も、それに対する様々な見方も、読むことができると思います。
ただ、昨日の時点で、その様々な見方を読み、帰宅後、件の夕刊コラムを読んで、「あらら?」と思ったこと。
ネット上の産経批判派の論旨と、ほぼ同じですねえ、これ。いや、その論旨や批判の方向が正しいか誤っているかということではなく、「ほぼ同じ」だったことに、「あらら?」と思ったわけです。
ぼくが思いついたケースは、次の3つ。
@誰が考えても、同じ論旨、同じ批判の方向に達するケースなので、当然である。
Aネット上の産経批判派は、論説委員さんかどうかはわからないが、実は朝日の人である。
Bネット上の産経批判派と朝日とは何の関係もないが、朝日の論説委員さんがネット上の産経批判を読んで、「ほう!」と膝を叩き、「いただき!」と思った。
……ABはまずいから、@か。
さらに朝日。好きだなあ朝日。ていうか、1紙しか購読してないからね。今度の日曜日の書評欄に、『露探』という本が取り上げられる。……これはないだろ、と思って、先週読んだのに、紹介しなかったな。1本取られました。
9月28日の記事で取り上げた、『フラット革命』という本との合わせ技なら、アリだと思ったんだけど。そこでは紹介しなかったが、この本には、こんなエピソードが取り上げられている。
ある人が、某宗教の関係者だと見なされ、そのために職を失いそうになった。そこでその人、某宗教と無関係であることを証明するには、どうすればいいでしょうか、と警察へ相談に行ったそうな。そうしたら、刑事さん、大真面目にこう言った由。
「某宗教の本部へ行って、『この人は我々とは関係ありません』という証明書を書いてもらってください」。
「露探」というのは、ロシアのスパイのこと。日露戦争の時代に作られた言葉だそうだ。『露探』という本は、その時代を扱っている。
『フラット革命』の中のエピソードの、「某宗教」という部分を、「ロシア」に置き換えてみる。いったん貼られたレッテルをはがすのが、いかに困難か。「○○でない」ことを証明するのが、いかに困難か。そういったことを、この両書を読んで想起したわけです。ありきたりですが、多分、朝日の書評も、このセンではないかな。まさか、「今再びロシア(あるいはどこか他の国)の脅威が……」なんていう展開にはなるまい。
さて。10月1日夜、福岡。カボス入り焼酎を激しく飲み、いい加減酔っ払った後、ラーメンを食いに出かける。
かつては一風堂や一蘭に激しく感動したものだが、九州以外にもずいぶん出店しちゃったし、ここはやはり、ご当地だけで食べられるラーメンにしよう、ということで、長浜へ。



