タイトルでアクセス増か?なんて考えるところが、あざといね。
さて、タイトルは、中学コーススタッフとしてブログを書いている人の名前であるが、まずは最近読んだ本から。
浜井浩一・芹沢一也著『犯罪不安社会』(光文社新書)に、次のような一節がある。
《私たちの社会は子どもの安全を旗印に、社会的な弱者を次つぎと排除していっている。子どもという無垢な存在の生命を守ると称する社会は、一見したところ、住民たちへの配慮に満ちた優しい社会に見えるかもしれない。だが、事態はまったく逆なのだ。》(p239)
「子どもの安全を守るために、地域社会が協力し、監視の目を光らせましょう」という動きの持つ、危険な一面について言及した一節である。
引用箇所では“弱者排除”と表現しているが、必ずしも弱者に限らず、異質な他者の排除、といったほうがいいだろう。ふだん見かけない人、アヤしそうな人を見たら、不審者として通報しましょう、というやつだ。
平日の昼間、スーツも着ずに不精ヒゲで外をブラブラしてても、不審者扱いされかねないとしたら、おれもヤバい
ではないか。
いわんや、(ここでタイトルに戻る)繊粒庵ぽん吉君のような格好をしていたら(彼のプロフィール写真にある格好ね)、100%不審者扱い

に違いない。
と、いうようなことを、彼の写真を見て考えたのでした。
(ちなみにぽん吉君は、沖縄出張・波浮食堂激闘編に登場したS君です。)
で、そこから考えは全然別方向に飛ぶ。
地域社会で子どもを守る、それはそれで悪くないが、でもそれによって守られるのは、地元の公立小学校に行ってる子たちだけではないのか、都内では私立小学校の生徒も電車の中などでよく見かけるが、あの子たちの安全はどうするんだろう、わざわざ私立に通ってるんだから、それぐらいのリスクは引き受けますよ(引き受けなさいよ)、そこは自己責任でよろしく、というのが社会全体の暗黙の了解なんだろうか、と考えたりしたわけです。
もしそうだとしたら、「安全」も絶対的価値ではなく、何かと天秤にかけられうるものなんだなあ、と。