(元)北大生編集者のキタラボ

キタラボには、大好きな北海道の魅力を探求していく「北の研究室」という意味と、クラシック音楽好きのあまり、学生時代にバイトしていたコンサートホールの愛称を組み合わせたものです。北海道のこと、音楽について、お仕事について、経済学修士の視点で(?)書いていきます。

     
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おいしいシート
[2008年07月31日(木) ]

優待を使用して航空券を購入すると、
プレミアムな座席を選択してしまうのは、
私だけでしょうか…

今回も、JALのプレミアムシートであるクラスJを選択しました

クラスJは、JALがスーパーシートの大衆化を目的に導入したシートです
これは推測ですが、合併前のJAS(日本エアシステム)が、
レインボーシートという1,000円の座席を提供していて、
スーパーシート(4,200円)を提供していた
旧JALの鼻先から顧客を奪うだけでなく、
普段はプレミアムシートに乗らない人まで、
「追加1,000円なら…」というように新規顧客の開拓をするなど、
好評だったからではないかと思われます

ちなみに私も、スーパーシートは高くて手が出ませんでしたが、
レインボーシートには乗りました。
各座席に液晶画面が付いていて、
高度1万メートルでゴルフゲームをした記憶があります

で、クラスJですが、スーパーシートを廃止して設定したため、
なかなか面白いことがおきています

クラスJはプレミアム度が低いため、
シート幅や間隔がスーパーシートに比べれば狭いです。

でも、もともとスーパーシートが設置されていた機材では、
敢えてそれを取り払うことはせずに、
スーパーシートとして4,200円で提供されていた座席を、
そのままクラスJ として安く提供しているものがあります。

これはおいしい!




今回搭乗した機材は、国際線仕様のもの。
国際線のエグゼクティブクラスのシートに
クラスJ料金で乗れちゃいました。

なんだか気持ちまでエグゼクティブ
帰りの通常のクラスJが貧相に見えてしまったほど…


すっかりプレミアムな感じですが、
株主優待航空券では、クラスJ料金などの料金部分は割引されません…


なんだかうまく乗せられているような気も

株主優待航空券
[2008年07月30日(水) ]

今回は、株主優待航空券を使用して往復しました

ANAJALという大手航空2社は、
株主優待航空券を発行しています

これが、この2社の株式を人気化させて、
実力以上の株価となっている要因でもあります

優待内容は、通常片道料金の50%割引
羽田-千歳の現在の運賃は35,700円(高い!)なので、
この路線で使用すれば17,850円の価値があります
(早期購入割引運賃などもあるので、実際にはもう少し下がります)

JALが現在約220,000円で優待1枚/年
ANAが現在約400,000円で優待2枚/年

この利回りだけでも相当高い(10,000円としてJAL4.5%ANA5.0%)ものになります

優待の使用も、便利になりました。
私が優待を使い出した数年前では、
直接、空港などのカウンターに行かなければ予約ができなかったのですが、
今ではWebで予約ができます
購入・チェックインも空港のチェックイン機でできるので、
他の運賃とほとんど変わらない導線で搭乗することができます


ちなみにスカイマーク、優待はありません。
導入する予定もないようです

優待は、見た目以上の価値があるのです。
株主は割引の恩恵を・会社は株主の囲い込みができ、
搭乗率を上げられるのです。
導入するだけで株価は上がるでしょう

でも、SKYのように路線が少ない会社だと、
全国に散らばる株主の、みんながみんな優待の恩恵に与ることができるわけではないからだそうです

大手の優待政策には、外国人株主から批判もあるとか。
そりゃそうですよね、彼らは日本の国内線を使用しませんから


あ、エアドゥは上場していないので、一般人は株主になれません

行ってきました北海道
[2008年07月29日(火) ]

北海道に行ってきました

北海道といっても、札幌と、積丹だけですが

休み明けは忙しいもので、今日はあまり時間がありません。
FP講座にお寄せいただいた感想や、
公務員講座の経済科目に関する質問の回答作成など、
どんどんやらねば

詳細は、明日以降、ゆっくり書きますね

前にも書きましたが、今回の北海道行きの大目的は

ウニ

いつもは余市でウニを食べているのですが、
今回、積丹のウニを初めて食しました。

あとは、札幌でお買い物とグルメを満喫してきました
さわやかな陽気(札幌人は暑い!といっていましたが)で、
ただ街中を歩いているだけでも、
なんだかうれしくなっちゃうんですよね


札幌の大型スーパーにていつものように
サッポロクラシック(北海道限定のビールです)や、
地酒などを購入し、家に送りました。
送料も800円と良心的。この方法はオススメですよ

スーパーなので、おみやげ物屋さんよりも安いですし。
なんせ、地元の人々が買っているところなので。
私も学生時代に日々利用していたスーパーです。

そこで、気がついたのですが、今が旬の
アスパラとうきび(とうもろこし)、
店頭に並んでいるものは、道内産ではありませんでした

おみやげ物屋さんにいけば、北海道の大地で育った
立派なアスパラやとうきびが並んでいるのに…
なんでなんでしょうか。

ちょっぴりさみしい気持ちになりました
なつやすみ第1弾
[2008年07月24日(木) ]

企業の夏休みは、お盆の時期に一斉に何日間というところと、
ある程度(たとえば7月から9月)の間で、
自由に何日分取得できるところとがあるようです

Z会は基本的には後者。
部署により、前者に近い消化のしかたをするところもあります

まとめてとるのもよいですが、
今年は公務員講座の開発をしている関係で、
2回に分けてとることにしました

ということで、明日から第1弾です

もちろん、涼しい北海道にいってきます
…と思ったのですが、週末は北海道も今年一番の暑さ
らしいですね。。

30度にいくかいかないかくらいの気温なのですが、
エアコンのない家庭が多いのです…
学生の頃に住んだアパートはどこもエアコンなし

さらに寒さ対策で、もともと建物の気密性が高く
室内の空気が入れ替わりにくいので、
気温のわりに、結構ツラかったりします


シーズン真っ盛りのウニを食べて来る予定なのですが
それにゃあ、晴れなければいかんのです
シケだとウニ漁が行われないので

おいしいウニのために、少しくらい暑くたってガマン





…してくださいね(すみません)
株主総会に行ってきましたG
[2008年07月22日(火) ]

株主総会の日から、1ヶ月たってしまいました

まだ書き続けます

株主総会当日になって、
大手は「SKYの機長不足による欠航分」の穴埋めをすると発表しました。
うーん、利用者としてはありがたいけど、えげつない

で、総会ですが、
個人的には大荒れの総会も予想していたのですが、
日本武道館でやらざるを得なかったJALのような、
多くの個人株主が集結というものではなく、
せいぜい100名くらい。

当日の様子はこのように報道されていました

確かに、私がこれまでに出席した総会の中では、
一番質問が多かったですね。
2時間を超える総会も初めてでした

ただ、記事の内容から窺われるような、
株主が虚脱感を感じるような場面はなく
経営陣は真摯に回答していました

決議前に退席された株主の方がいたなんて、
気がつきませんでした。。


もし、経営責任=社長退陣であったとすれば、
「難局を乗り切るまでは私の責任」と回答したことが、
虚脱感につながったのかもしれません

ただ、社長が退陣して経営から離れてしまうと、
安定株主を失うことになりませんかね…
(現社長は個人資産でSKYを救った人です


総会は、時折笑いが出るほど穏やかに進行しました

ある方が、
「羽田空港は(都心から)遠いので、
昨年のように本社のある浜松町での開催を希望する」

と述べ、

社長が、
「今回は、浜松町の会場がおさえられなかった。要望は検討したい」
と述べた、ずーっと後になって、
別の方から、
「この空港の会場は、背景に離陸する飛行機が見られてすばらしい!
来年もぜひここで開催してほしい」

という意見が述べられました。

私も、結構いい場所だな〜、と思っていましたし、
他のたくさんの方も同じように思っていたようで、
会場は笑いと、発言に対する大きな拍手が沸き起こりました

来年の総会は、
もっと笑顔で迎えられたらいいなと思います。
会場はどちらでもよいですので



【画像】羽田空港第1ターミナル(平日の昼間なので閑散としていました)
音楽を超えられなかった映像
[2008年07月21日(月) ]

現在、コンサートやオペラなどの映像は、
テレビやDVDなどで、誰でも観ることができます

「○○のライヴコンサートのDVD」
…どんなものかみなさん想像がつくと思います

この「コンサートのDVD」というスタイルが落ち着くするまでには、
実は果てしない紆余曲折がありました
その中心にいた人物こそ、指揮者カラヤンです。


音楽を映像で記録する

で、なにを記録するのでしょう?


観客席からのコンサート記録でしょうか?
→カメラの動きがほとんどない映像で、小さな画面では静止画を眺めながら鑑賞しているに等しい映像です

コンサートのドキュメントでしょうか?
→映像作者のシナリオに沿った記録になります

演奏者の呼吸でしょうか?
→演奏者がどのように演奏しているかがよく分かる映像になりますが、映っていない他の音が無視され、映像が音楽的主張までするようになります

楽曲のイメージでしょうか?
→音楽解釈を映像で表現し、コンサート会場で客観的に見る映像からは、遠く離れてしまいます。最終型はNHKの名曲アルバム。コンサートの記録ではありません


映像を作りこむことによって、どんどん演奏の客観性・記録性が失われていきます。
だからといって、作りこまない映像は、映像の存在意義を薄れさせてしまいます。

とても難しい問題だと思いませんか?


カラヤンは、1957年に来日した際に、
自分のコンサートが全国にテレビ放映されていることに気がつきました
そこで見ている人は、数万人だと言われたそうです。

自分のコンサートに来ている人は、せいぜい2千人

より多くの人に、いいコンサートを体感してもらいたい


カラヤンの映像との格闘が始まりました


カラヤンの映像を検証するドキュメント
カラヤン〜スクリーン上のマエストロ
「テレビの枠」に収めるためか、かなり駆け足ですが、
面白い作品でした
原油高騰で喜ぶ人って…
[2008年07月18日(金) ]

バイオ燃料で食糧が高騰しているという環境不況が起こりつつあります。

あ、決して、環境保護反対論を述べているわけではありません…


バイオ燃料を売る値段は、原油と同等程度でなければなりません。
でなくては、消費者は買ってくれません。
省エネ製品とは違い、ランニングコスト(燃費)が向上して、
結果的におトクになるものではありません。
「環境にやさしいから」といって、あえて高い製品を買う人は少ないでしょう。
ですので、価格が非常に重要になります


「環境にやさしい」だけの商品は、消費者が魅力的に感じても、
それでけでは購入の決め手にはなりません

では、バイオ燃料をビジネスとして成立させるためには、
「バイオ燃料を安く製造すること」
…これはすぐに思いつきますね

逆にしても成立します。つまり、
「バイオ燃料が高くても売れるようにすること」
…他の燃料が軒並み高ければ、今の状態でも十分ビジネスとして成立します。

バイオ燃料が高くても売れるようにするためには…
競合である原油(ガソリン)が高ければいいのです。


すると、
バイオ燃料の生産国には原油価格高騰を抑制する
誘引を持たない

ことになります


原油が高騰しています。
高騰の理由のひとつは、投機マネーです。
アメリカは、原油や食糧の投機規制に反対しています。
アメリカは、バイオ燃料を推進しています。


尋常ならざる原油高騰が続いて、経済が混乱に陥っていますが、
これを喜んでいる人は、産油国だけ、というわけでもなさそうです


逆に、この原油高騰により、エネルギーシフトを引き起こし、
原油需要が減少傾向になるはずです。
産油国にとっては、この原油高騰は、
長期的に見れは喜ばしいことではないかもしれません…
途上国の莫大な潜在需要があるので、
しばらくは安心でしょうが。。
環境不況
[2008年07月17日(木) ]

半分、タブー視されるような言葉ですが、
経済学を研究する者として、冷静に世の中を見なければなりません

サブプライムローン問題に端を発した、世界同時株安から、
世界経済は、世界的な景気悪化へと着々と歩を進めているように見えます

先進国は、サブプライムローンで被った
金融機関の損失計上の余韻が冷めぬうちに、
原材料高騰による利益圧迫が押し寄せてきました

サブプライムローン問題による消費低迷→景気悪化は、
アメリカに限られるものでしたが、
原材料高騰は、どの国にも物価上昇と企業収益の悪化というかたちで
押し寄せている、深刻な問題です。

原材料のうち、原油に関しては、
需給逼迫・産油国の思惑・投機資金の思惑などが
働いているものと考えられます

では、小麦やとうもろこしなどの食糧高騰の原因は何か?

ひとつは供給側の問題。
異常気象の影響で、小麦、とうもろこしが不作だそうです

もうひとつは、投機的な問題
安定的な実物資産である商品投機・バイオ燃料などの需要増を見込んだ投機により、先高感があります

この食糧高騰のキーワードは、環境問題です

異常気象は、温室効果ガスによる温暖化が原因とされています。
これは、環境問題の経済への直接的な影響ということができます。

もうひとつ、商品投機の原因となっている、バイオ燃料の存在が、
環境問題の経済への間接的な影響ということができます。

バイオ燃料は、小麦やとうもろこしなどの植物から作られる燃料で、
これから発生する二酸化炭素は、
植物が成長する過程で取り込んだ炭素を、
燃料燃焼により吐き出すだけであるため、
環境負荷が少ないといわれています

このバイオ燃料を生産するにあたり、食糧を使用するので、
人間が食べられる食糧が減ることになります

ましてや、原油高騰の折、代替燃料として提供できれば、
巨大なビジネスへと発展する可能性を秘めています。
環境負荷の少ない燃料ですから、原油と同等か、
少し高いくらいでも製品としての優位性があることになります。
多少、値が上がって食料品物価が上がろうが、
途上国で食糧不足になろうが、
生産者は高く売れる方を選択します


環境問題を意識しなければ、食糧高騰による不況は
発生しなかったかも知れません。
この不況は、環境不況の側面を持っていると、私は考えています
今日は何の日?
[2008年07月16日(水) ]

7月16日は、指揮者カラヤンの命日です
(リンクはウィキペディアです)

1989年7月16日、オーストリア・ザルツブルグ郊外のアニフにて、
81歳の生涯を閉じました。

「カラヤンは、世界でもっとも有名な指揮者です。」

存命中から、多くのアンチ・カラヤン派が存在していましたが、
これだけは、認めざるを得ないでしょう。


今年は、カラヤンの生誕100周年で、来年が没後20周年となります。

カラヤンは、オーケストラをパーフェクトにすることに全力を注ぎました。
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団が、世界一のオーケストラと呼ばれるのは、
カラヤンが徹底的に技術を磨き上げたからにほかなりません。
アンチ・カラヤン派の非難する、レガート奏法は、
ブレスのタイミングが極少になる、もっとも難しい演奏法でもあります

ベルリンフィルの芸術監督に就任した直後の1950年代後半から、
1960年代、1970年代と、ベルリンフィルがどんどんうまくなっていくのが、
遺された録音を通じて分かると思います


どんな楽器でも、やったことがある人なら、
「きれいな音色で、完璧に演奏したい」と思いますよね


カラヤンは単純にそれを実行しただけなのです。


芸術監督を置かないオーケストラは、指導者がいない野球部と一緒です。
自分の限界まで追い込もうとはなかなかできないものです

芸術監督を置いたオーケストラでも、長期政権はなかなかないのが現実です。
解雇される心配があれば、厳しく訓練することができません

ショルティとシカゴ交響楽団、小澤征爾とボストン交響楽団、
ヤンソンスとオスロフィルハーモニーなど、
長期政権のオーケストラもありましたが、
カラヤン・ベルリンフィルほどの技術水準を獲得し、
世界的名声を得たというオーケストラもありません


驚くほどの美しい音色を奏でる演奏家たちが、
カラヤンの下で、ひとつの目標に向かって演奏をしている



独裁的なものが許された時代だからこその産物かもしれませんが、
オーケストラ芸術の究極のかたちがそこには記録されています。
スタグフレーション
[2008年07月15日(火) ]

今日の日経に「夏のボーナス6年ぶり減 0.3%減」という記事が
掲載されていました
ニュース記事(日経)

原油や、穀物などの原材料高騰の影響により、
企業収益が悪化する懸念から、人件費を抑制する動きが
出てきているそうです

この現象、「あたりまえじゃん」と思いますか?


これを労働者の視点に立って考えてみましょう。

原材料高の影響により、物価が上がっています。

物価が上がり続けることをインフレーションといいます。

にもかかわらず、
賃金が減っているということになります。

賃金が減るということは、消費が抑制される原因となり、
景気は減速します

通常、需要が減少するか、供給が増えれば、
供給過剰(超過供給)になり価格は下落します。
例えば、秋刀魚が豊漁の年には、秋刀魚の価格は下落します
つまり、賃金減少による需要の減少は、
物価の下落を招かなければなりません

賃金は減っているのに、物価はどんどん上がっていく。
労働者の実質所得が、大きく減少していることを示しています

この一連の動きは、
景気減速で消費が低迷し、本来ならデフレーションが起こり、
市場の調整作用が働いて消費を回復させるように動くはずなのに、
インフレーションが起こり続け、
さらに消費が低迷→景気のさらなる悪化

という負のスパイラル「スタグフレーション」を招きかねません。
この現象はとても「あたりまえ」ではありません

ちなみに、通常値上げは、企業収益の拡大を意味し、
株価の上昇要因です。にもかかわらず、
今回の賃金減少が、「企業収益が圧迫のため」とされています。

どうやら、価格転嫁がうまくできていないことが原因のようです
まー、もちろん、企業が収益を労働者に適正に還元してることが大前提ですが…
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