今日は、空運業について
北海道民にとっては、内地(ないち)への交通はほとんどが飛行機

です。
特に札幌では、かなり東京を意識しているところがあります。
札幌から一番利便性のいい内地は、実は東京なんです

このためか、札幌は、東北よりも奥地にありながら、
文化的には非常に洗練され、標準的な印象が強いです。
反面、「東京」と名乗れば、よく分からないけどスゴイと思ってしまうことも。。
これには、飛行機が大きな役割を果たしています。
このように、道民にとって飛行機はなくてはならない存在だったのですが、
かつての航空業界は、価格競争などありえませんでした
大手3社(JAL・ANA・JAS)による寡占状態で、「価格も同じ・サービスも同じ」
という状態が長らく続いていました。
価格は硬直的で高止まり。利用者は言い値で買わざるを得ないのです
半面、旅行会社のツアーなどには、航空券を安い価格で卸しているのです

ツアーの価格は、需給関係で東京発が安く設定され、札幌発は割高。
「東京発のツアーに途中から参加して、途中で抜け出す」なんてことは
できるはずもないので

、結果的に札幌(北海道)に住んでいる人は
「不当に高い価格で飛行機に乗らされる」
状態でした。
そうでもなければ、北海道の卵屋さんが一念発起して、
エアドゥを立ち上げたりはしません
エアドゥこと「北海道国際航空(ADO)」が、道民の夢を載せて就航したのが、
大学1年生の冬

同時期に就航したスカイマーク(SKY)とともに、
従来の高止まりした航空運賃に風穴を開けてくれました
運賃は16,000円均一(千歳−羽田・ちなみに当時、大手は約30,000円)。
過剰なサービスを廃し、中型機による高搭乗率運行、
集客力の高い幹線に特化するというビジネスモデルでした
しかし、このように華々しく誕生した新規航空会社は、
まもなく苦境に立たされてしまうのです
(つづく)
※上記は、筆者の体験・分析に基づく記述が含まれています。
事実と異なる場合は、ご指摘いただけると幸いに存じます。