(元)北大生編集者のキタラボ

キタラボには、大好きな北海道の魅力を探求していく「北の研究室」という意味と、クラシック音楽好きのあまり、学生時代にバイトしていたコンサートホールの愛称を組み合わせたものです。北海道のこと、音楽について、お仕事について、経済学修士の視点で(?)書いていきます。

     
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株主総会に行ってきましたC
[2008年06月30日(月) ]

「苦戦する新規航空会社」

札幌と羽田を16,000円均一で結ぶ航空会社
として、華々しくデビューしたエアドゥ。

札幌から静岡に帰省する際に、それまではフェリーを使用していましたが、
「飛行機でもいいかも」と思うようになりました。

ちなみにフェリーは、
・室蘭・苫小牧〜大洗(茨城県)
・小樽〜新潟
のどちらかの航路を利用していました
2等船室で4,000〜5,000円程度。とにかく安い!
お風呂も付いているので、長旅を清潔にすごすことができます
2日間移動にあてることができるならば、オススメです

(話を戻します)しかし、就航まもなく、大手による「新規潰し」が始まりました。
「札幌〜羽田の航空運賃はもっと安くできる」(エアドゥが就航した理由)
ということなので、大手も運賃を下げなかっただけで、
下げられないわけではなかったのです

旅行代理店などに卸すツアー用の航空券の価格を上げることにより、
個人向けの航空券の価格を下げることもできました

さらには、大手には今まで吸ってきた甘い汁の貯金がありました。
多少無理をしても、ぐらつかないだけの体力があったのです

そして、大手はエアドゥの飛行機が発着する時間帯の飛行機だけ、
エアドゥ並に安い値段で提供するという行動に出たのです

同じような料金であれば、
エアドゥが価格の対価として、利用者に与えている不利益
・機内ドリンクサービスがない(現在では行われています)
・搭乗手続きカウンターが遠い
・搭乗ゲートが遠い、またはボーディングブリッジを利用できず、バスでの搭乗が多い
・事前座席指定ができない
・座席(シートピッチ)が狭い
などで、大手の方に魅力を感じてしまいます。

同じ価格で、苦痛な方を選択する消費者はいません
合理的な消費者という表現だと経済学らしくなります)

エアドゥの搭乗率は、低迷を続けました
旅行代理店を含む、法人ルートの販売がなかったことも低迷の一因だったようです。

売り上げが伸びない。つまり「単価×販売数」の「販売数」が伸びなければ、
「単価」を上げるしかありません

エアドゥは程なく、「札幌と羽田を16,000円均一で結ぶ航空会社
ではなくなってしまいました。

エアドゥには、多少無理をしてもぐらつかないだけの体力はありませんでした

(つづく)
株主総会に行ってきましたB
[2008年06月27日(金) ]

今日の日経新聞の1面に、羽田拡張後の枠の配分を
「新規航空会社を優先する」と書かれていましたね
ニュース記事はコチラ

羽田空港に新しい滑走路ができることによって、
発着可能回数が大幅に増えることになります
「その発着枠の割り当てをどのようにしようか?」ということに関連した記事です。

日本の国内線(国際線も)は、羽田線でないと収益が上がらない
とまで言われています。
「地方−地方」という路線はなかなか厳しいものがあるのでしょう

千歳空港関連で私が知っているところでは、JALによって運行されている
「千歳−松本」が毎日運行ではなくなったり、
「千歳−那覇」という国際線並みの距離だった路線も廃止されてしまいました。
真冬用のコートを千歳空港のコインロッカーに預け、
-10度の札幌から20度の那覇へ、日本の北から南に直行するのは、
なかなか気持ちのいい体験でした

どの航空会社も、羽田の発着枠は喉から手が出るほど欲しいのでしょう。

Aチームはダルビッシュ1人、Bチームにはダルビッシュ10人を割り当てる
ようなものです

仮に投手10人で全試合を戦う場合
Aチームはダルビッシュ以外の9投手(地方路線)で戦っていかなくてはなりません。
残りの投手候補の中から、勝利に貢献してくれそうな人を選ぶところから
始めなくてはなりません。その中には、化ける人もいれば
期待はずれに終わってしまう人もいるでしょう

逆に、Bチームは実績と実力が保証されているダルビッシュだけ(羽田線)で
全試合を戦い抜くことができるのです

これは、大きなハンデですよね。

こうしてみると、「航空行政のさじ加減」が、航空事業を成立させる
1つの大きな要素になっていると言えます。
競争を促進する政策は、歓迎すべきことだと私は思います

独占市場における社会的余剰よりも、
競争による社会的余剰の方が大きくなり、
消費者を含めた社会全体に与える恩恵が大きくなる


これはミクロ経済学で学習する重要な項目です。
公務員講座のミクロ経済学テキスト(来月発送予定です)では、
第9講と第11講で学習します

ちょっと宣伝でした
株主総会に行ってきましたA
[2008年06月26日(木) ]

今日は、空運業について

北海道民にとっては、内地(ないち)への交通はほとんどが飛行機です。

特に札幌では、かなり東京を意識しているところがあります。
札幌から一番利便性のいい内地は、実は東京なんです
このためか、札幌は、東北よりも奥地にありながら、
文化的には非常に洗練され、標準的な印象が強いです。
反面、「東京」と名乗れば、よく分からないけどスゴイと思ってしまうことも。。

これには、飛行機が大きな役割を果たしています。

このように、道民にとって飛行機はなくてはならない存在だったのですが、
かつての航空業界は、価格競争などありえませんでした

大手3社(JAL・ANA・JAS)による寡占状態で、「価格も同じ・サービスも同じ」
という状態が長らく続いていました。
価格は硬直的で高止まり。利用者は言い値で買わざるを得ないのです

半面、旅行会社のツアーなどには、航空券を安い価格で卸しているのです
ツアーの価格は、需給関係で東京発が安く設定され、札幌発は割高。
「東京発のツアーに途中から参加して、途中で抜け出す」なんてことは
できるはずもないので、結果的に札幌(北海道)に住んでいる人は
「不当に高い価格で飛行機に乗らされる」
状態でした。

そうでもなければ、北海道の卵屋さんが一念発起して、
エアドゥを立ち上げたりはしません

エアドゥこと「北海道国際航空(ADO)」が、道民の夢を載せて就航したのが、
大学1年生の冬
同時期に就航したスカイマーク(SKY)とともに、
従来の高止まりした航空運賃に風穴を開けてくれました

運賃は16,000円均一(千歳−羽田・ちなみに当時、大手は約30,000円)。
過剰なサービスを廃し、中型機による高搭乗率運行、
集客力の高い幹線に特化するというビジネスモデルでした

しかし、このように華々しく誕生した新規航空会社は、
まもなく苦境に立たされてしまうのです

(つづく)
※上記は、筆者の体験・分析に基づく記述が含まれています。
 事実と異なる場合は、ご指摘いただけると幸いに存じます。
株主総会に行ってきました@
[2008年06月25日(水) ]

今週は多くの上場企業の株主総会が集中しています。

株主総会とは、企業の配当政策(利益処分方法)の決定や、
取締役・監査役・規約の変更などを決定する場です。

企業は株主の投資資金で生産活動を行っていますので、
株主のお金で得られた利益は、基本的には株主に還元されなければなりません。
ですが、企業の成長のために、お金を企業に残しておく必要もあります。
株主総会は、どのように株主に還元(配当)し、
どのように成長投資に充てる(内部留保)かを決定する重要な会なのです

株主は、その持ち株数だけ議決権を有し、
それぞれの投資家の賛否に持ち株数を掛けた数を合計して、
総会の議案の決を採ります

ほとんどの場合、安定株主(経営者や持合企業)の株式で過半数を確保しており、
総会で個人などに、否決票を投じられても結果は変わりません。
例外的に、ブルドックソースで起きたような反経営的な株主提案案が可決される
事態も起こりますが、
それだけで世間が大騒ぎするほどで、
めったに起こることではありません。
このようなことから、私は議案の賛否よりも、
質疑応答などによる経営者の姿勢や経営の長期展望などを見ることにしています

株主総会というと、かつては総会屋など、暗いイメージがあったのですが、
私が参加したことのある株主総会では、そんな経験はまだないですね。
あ、この人社員株主かサクラ(?)だな〜って人を見かけることはありますが

株主総会は、株主の権利を行使できる貴重な機会にもかかわらず、
多くの企業が同時に・平日の昼間に開催するために、
私もいくつか株主となっている企業があるのですが、
ほとんどの株主総会には行くことができません

毎年、1企業を選んで、無理矢理会社を休んで出席しています

今年選んだのは、上場している新規航空会社(一つしかありませんね…)。
パイロット不足により、大量運休を発生させ、世間を騒がしています。
しかし、どうも目にする報道内容には、感情先行の感が否めないので、
ホントのところを知りたいと思いました


(つづく)
高温多湿の破壊力
[2008年06月20日(金) ]

今日、静岡県東部地方は朝からモヤッとした雨…

ムシムシするなぁと、部屋の湿度計をみたら、80%に迫る勢いでした。。
なんか気分悪くなりますよね
湿度計を見なければもっと元気だったかもしれない…

そうそう、静岡にいる頃には気が付かなかったんですけど、
こっちの湿度って実はすごいですよね

いまや全国区のタレント、大泉洋さんもトーク番組(はなまるカフェだったかな…?)で
言ってたんですけど、
「なんでこんなに早く食べ物が腐るの?」
この地方の星の叫び、すごく共感できました。

北海道でも自炊していたんですが、腐らせた記憶ってほとんどないんですよ。
食パンをほったらかしにして、1週間旅行に出たときには、
さすがに帰宅したときにカビてましたが。

こっちは1日置いただけで、食べ物がいやなオーラを発していることも珍しくありません。
カレーを寝かしてて、1日でいや〜な感じになったとき、
どうりゃいいんだ!と思いました
やっぱ冷蔵庫なんですかねー

高校生まで垣間見てきた実家での「静岡暮らしの家事のノウハウ」では、
腐ることに関してそこまで注意が必要とは感じなかったんですよ。
それを感じさせなかった母親はすごい!と思いました。
いや、ひょっとしたらこそこそ捨てていたのか!?

まさか愛犬ゴンタに…


あ〜、冷蔵庫を買い換えたい!
ブログ始めました
[2008年06月16日(月) ]

はじめまして。
Z会で社会人向けの講座開発をしている「ながの」です。

入社してこれまで、FP技能士講座と、この間開講したばかりの公務員講座(経済系科目)の開発と、少しだけですが宅建講座の開発に関わりました。

FP技能士講座と公務員講座は今でも担当してます。
送ってくださった感想欄へのお返事は、私が書いているかもしれませんよ。
(ご安心ください、ちゃんとFP技能士の資格を取得していますし、
経済学で修士号もとっていますので…

Z会の地元、静岡県出身ですが、大学・大学院の6年間を北海道で過ごし、
もう社会人5年目です。
年齢はだいたい想像がついちゃいますかね。

高校2年のとき、私の高校が夏の甲子園に出場しました
吹奏楽部でトロンボーンを吹いていたので、
地方大会の1回戦からすべて応援しました
夏の甲子園、暑いんですよ。毎試合必ずポカリ1.5リットル以上飲んでました。
アルプススタンドでこの状態なんで、選手はどんなに大変だったか…

当時の甲子園のスターは、現カブスの福留孝介選手。
甲子園の通路ですれ違いました
その時の優勝校は帝京高校だったと記憶しています。

甲子園に出場したおかげで、高校のOBなどから1億円を超える寄付が集まったとか。
すごいですよね。
おかげさまで、私の使用しているトロンボーンも新しくなりましたし。
(しかも自分の好きなものを選んじゃいました

数年後に、OBとして高校の定期演奏会に参加したとき、
その楽器が傷だらけになっていて、えらいショックを受けることになるのですが…
私は傷1つだけしかつけなかったのに


ということで、ときどき北海道に遊びに行ったりして、
更新しなかったりするかもしれませんが、いろいろと思ったことを書いていきますね。

特に偉くもないですが、一編集者(開発担当?)が日ごろ考えていることを、
感じていただければと思います。