(元)北大生編集者のキタラボ

キタラボには、大好きな北海道の魅力を探求していく「北の研究室」という意味と、クラシック音楽好きのあまり、学生時代にバイトしていたコンサートホールの愛称を組み合わせたものです。北海道のこと、音楽について、お仕事について、経済学修士の視点で(?)書いていきます。

     
« 2008年08月15日 | Main | 2008年08月19日 »
市場メカニズムの不思議
[2008年08月18日(月) ]

経済を勉強していて、「あれと思うことがあります。

今日は、そんなお話を。

市場メカニズムは、古典派経済学では神聖なる領域に達しており(有名な「見えざる手」に象徴されていますね)、市場メカニズムが機能すれば、経済は効率的になるというのが定説です

古典派に限らず、経済学においては、「市場メカニズムが正常に機能させるために、あらゆる手段を講じる」という理論が多く、市場メカニズムは打ち損じない4番バッターのように、ストライクゾーンにさえくれば、必ずいい結果を出してくれるような頼れる存在です

市場では、高いものはあまり売れず、安いものはよく売れます。
また、供給の少ないものは値段が高くなり、供給の多いものは値段が安くなります。
(需要は、この逆ですね)

一方で、市場では、品質のよいものは高く売れ、
品質の悪いものは安くしないと売れません。
ふむふむ、あたりまえじゃないか


でも、待ってください。
キタラボの大好きなウニですが、
夏場の一番おいしい時期に最も安くなり
時期が外れるとおいしくないのに高いです

価格と品質が一致していないのでは?


これは、ごく短い期間の需給関係で価格が決定してる、
ということで、一応説明がつきます。
ウニのシーズンという同じ時期であれば、市場メカニズムは成立しているのですね。
ウニは保存が利かないことも要因かもしれません


ですが、なんだか腑に落ちませんね。
ウニの気持ちになると、一番いいときほど高く買ってもらいたい気がします


ん、ちょっと待てよ。
同じ時期でも
東京で食べるよりも、札幌で食べた方が、
札幌で食べるよりも、利尻礼文や、天売焼尻、積丹、奥尻で食べた方が
安くておいしいんですけど…


市場メカニズムに、日本の4番は任せられないかもしれませんね