(元)北大生編集者のキタラボ

キタラボには、大好きな北海道の魅力を探求していく「北の研究室」という意味と、クラシック音楽好きのあまり、学生時代にバイトしていたコンサートホールの愛称を組み合わせたものです。北海道のこと、音楽について、お仕事について、経済学修士の視点で(?)書いていきます。

     
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今日は何の日?
[2008年07月16日(水) ]

7月16日は、指揮者カラヤンの命日です
(リンクはウィキペディアです)

1989年7月16日、オーストリア・ザルツブルグ郊外のアニフにて、
81歳の生涯を閉じました。

「カラヤンは、世界でもっとも有名な指揮者です。」

存命中から、多くのアンチ・カラヤン派が存在していましたが、
これだけは、認めざるを得ないでしょう。


今年は、カラヤンの生誕100周年で、来年が没後20周年となります。

カラヤンは、オーケストラをパーフェクトにすることに全力を注ぎました。
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団が、世界一のオーケストラと呼ばれるのは、
カラヤンが徹底的に技術を磨き上げたからにほかなりません。
アンチ・カラヤン派の非難する、レガート奏法は、
ブレスのタイミングが極少になる、もっとも難しい演奏法でもあります

ベルリンフィルの芸術監督に就任した直後の1950年代後半から、
1960年代、1970年代と、ベルリンフィルがどんどんうまくなっていくのが、
遺された録音を通じて分かると思います


どんな楽器でも、やったことがある人なら、
「きれいな音色で、完璧に演奏したい」と思いますよね


カラヤンは単純にそれを実行しただけなのです。


芸術監督を置かないオーケストラは、指導者がいない野球部と一緒です。
自分の限界まで追い込もうとはなかなかできないものです

芸術監督を置いたオーケストラでも、長期政権はなかなかないのが現実です。
解雇される心配があれば、厳しく訓練することができません

ショルティとシカゴ交響楽団、小澤征爾とボストン交響楽団、
ヤンソンスとオスロフィルハーモニーなど、
長期政権のオーケストラもありましたが、
カラヤン・ベルリンフィルほどの技術水準を獲得し、
世界的名声を得たというオーケストラもありません


驚くほどの美しい音色を奏でる演奏家たちが、
カラヤンの下で、ひとつの目標に向かって演奏をしている



独裁的なものが許された時代だからこその産物かもしれませんが、
オーケストラ芸術の究極のかたちがそこには記録されています。