毎朝、寝坊をしない限り音楽を聴きながら仕事の支度をしています

そこで聴いた曲が「1日中頭から離れない

」なんてこと、よくありませんか?
今日聴いたディスクは、カラヤン指揮ベルリンフィルの
ジルヴェスターコンサート1985(大晦日コンサート)
ポピュラー小品集のコンサートなのですが、選曲が絶妙
@ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
Aレオンガヴァッロ:「道化師」間奏曲
Bプッチーニ:「マノン・レスコー」間奏曲
Cリスト:ハンガリー狂詩曲第5番
Dラヴェル:ボレロ
ドイツロマン派のウェーバーに始まり、イタリアオペラの美しい間奏曲2作、
再びドイツロマン派のリスト、そしてフランス音楽のラヴェル…
何の脈絡もない5曲のようですが、聴いてびっくり。見事な「起承転結」です
今日はレオンガヴァッロのオペラ「道化師」間奏曲をご紹介
「嫉妬深い道化師(コメディアンですね)が、演じなければならない道化と、
道化ととられて伝わらない本心に苦しみ、発狂し、遂には舞台上で殺人を犯してしまう」
という悲劇のストーリーを象徴するような暗いユニゾン(同じ音型をみんなで奏でる)で始まった後、非常に美しいメロディが奏でられます
北海道に住んでいる人は、「
ホテル万世閣の饗宴の膳」のCM(たしか)で使われていたのですが、覚えていますか?(まだ使われているのかな…?

)
新鮮なウニのように身も心もとろけるような、非常に美しい音楽です
先日発売された
DVDにて初めてこのオペラの全貌を知ったのですが、面白い!
舞台の主役は、カニオという人気者の道化師。悲劇の主役です。
彼の下にはトニオという、脇役の道化師がいます。
舞台上のトニオの役柄は、もうどうしようもなく、理性のかけらもありません。
道化師というより、「人間的にダメな人」なのです

しかし彼はオペラの幕が上がる前に、前口上を行うのです。
その話の内容が、非常に知的で、これから舞台起こる悲劇を暗示しているのです
舞台上の彼は、本当にバカなのか、実は計算であれほどまでのバカを演じているのか?
決して聴衆に本心を見せない「本当の道化師」は、トニオだったのかもしれない…