(元)北大生編集者のキタラボ

キタラボには、大好きな北海道の魅力を探求していく「北の研究室」という意味と、クラシック音楽好きのあまり、学生時代にバイトしていたコンサートホールの愛称を組み合わせたものです。北海道のこと、音楽について、お仕事について、経済学修士の視点で(?)書いていきます。

     
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音楽の冷戦
[2008年08月22日(金) ]

西側諸国と東側諸国の冷戦
実は、クラシック音楽の世界でもありました

東側の音楽家は、西側へは容易に演奏旅行をすることができず、鉄のカーテンの向こうで幻の存在となっていた人たちも数多くいました

旧ソ連の指揮者といえばこの人、
エフゲニー・ムラヴィンスキー

レニングラードフィルの音楽監督を長らく務め、旧ソ連の音楽界の象徴的な存在でした

そのムラヴィンスキー率いるレニングラードフィルが西ヨーロッパに客演したとき、西側の音楽家たちに衝撃を与えたそうです。西側の音楽とは一線を画すストイックな音楽作り、異常なまでのテンポの速さにピタリとついてくるアンサンブル

「東側のクレンペラー」とも呼ばれたそうです。
↑これ、わかる人は相当なマニアですね…


そのとき、西側のレコード会社である、ドイツ・グラモフォンに彼らが録音したチャイコフスキーの交響曲第4番・第5番・第6番「悲愴」は、録音技術が劣るため、まともな記録が残されていない東側の演奏を伝える貴重なものとなりました

長らく、名盤として語り継がれてきましたが、最近ようやく購入しました。
ドイツグラモフォンのリマスタリング盤である「オリジナルス」の輸入盤です。
(遅い…?)

1960年の録音です
かなり古い録音で、トランペットの1stとホルン(前列かな)の音を拾いすぎていてバランスが悪く(鋭さを出すために、意図してそうしているのかもしれませんが)、空間芸術としてのオーケストラ演奏を堪能することはできませんが、前述の急速なテンポや、陰鬱な表現など当時のムラヴィン+レニフィルの水準の高さを感じるには十分でした

ただ、プレイヤー個々人のレベルは、世間で言われているほど高くないかな…
オーボエを始めとして音程が悪い奏者が散見されるし、楽器が鳴っていない感じのパートも多いし、表現の引き出しもそれほど多くありません

この無骨な感じをロシア的ですばらしい
といってしまえばそれまでなんですが…

ちなみに、HMV(リンク先)のユーザーレビューでは大絶賛です…
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