(元)北大生編集者のキタラボ

キタラボには、大好きな北海道の魅力を探求していく「北の研究室」という意味と、クラシック音楽好きのあまり、学生時代にバイトしていたコンサートホールの愛称を組み合わせたものです。北海道のこと、音楽について、お仕事について、経済学修士の視点で(?)書いていきます。

     
札幌からの帰り道(1)
[2008年11月11日(火) ]

先週、友人の結婚式のために札幌に滞在したのですが、
その帰路のドタバタ劇をお送りいいたします。

16時30分の飛行機で新千歳から帰る日。
特に用事は入れてなかったので、
まさに帰るだけの日でした。

朝10時にチェックアウトして、そのままJR札幌駅へ。
ここで14時25分の「快速エアポート」指定席を発券。


※ワンポイントアドバイス※
快速エアポートはいつも混んでいて、
かなりの確率で座れません。
指定席が楽でよいのですが、
直前では満席で購入できないことが多いです。
帰りの時間を決めてしまい、早めに発券すると便利



大通に買い物に出かけ、
お昼はお気に入りのラーメン屋「喜来登(きらいと)」
キタラボはここの味噌ラーメンのやさしい味の虜です
(7年前から年に一度以上は通っています)

お腹も心も満たされて、14時。
「さてそろそろ」と到着した札幌駅。
札幌駅はなにやらいつもと違う雰囲気が…
改札の電光掲示板を見ると、

「島松駅構内の信号故障により、
千歳方面は運転を見合わせています。
復旧は分かり次第お知らせします」





(2)へつづく
季節外れのひまわり
[2008年11月08日(土) ]

今年9月、短い秋を迎えた北海道。
美瑛の丘で見かけたひまわりです。



さわやかな空と、鮮やかなひまわりは、とってもよく合いますね。

北海道はもう冬を迎えつつあります。
4日には札幌でも初雪が降りました。
キタラボは偶然にも、その場に居合わせました。

朝、ホテルの6Fから
久しぶりの初雪を感慨深く眺めていたのですが、
地上では、何事もないように、いつもの通勤風景が広がっていました

まもなく北の大地は雪に覆われ、次の春まで彩を失います。
あの丘は、どんな冬を迎えようとしているのかな…
社会保障化した景気対策
[2008年11月07日(金) ]

今度の景気対策として実行されようとしている定額減税

定額減税には還付時に問題があります。
例えば5万円の定額減税だとした場合、
その年の税額が3万円の人はどのような扱いになるのでしょうか?
3万円の減税(還付)だとすると、所得把握の作業が必要になるほか、
定額ではなくなってしまいますね。
でも、一律5万円還付したら、
負の所得税となってしまいます


報道によれば、これを定額(一般世帯で6万円)とするそうです。

さらには所得制限を設け、
1,500万円以上の所得がある人は定額減税を受けられない
ことになるそうです


ただでさえ「弱者救済的な」定額減税にさらに手を加え、
収めた税額がゼロであっても「減税」の恩恵を受けられる。
収めた税額が大きい人は「減税」すらされない

これはもはや減税ではなく社会保障ではないでしょうか?


社会保障は、減税に比べ景気刺激の効果が格段に落ちてしまいます


あと、これだけ迷走すると、
心理的な景気刺激効果もなくなってしまいそうですね。
特に、当初の「景気対策のための大型減税」を見せられているだけに余計…
定額減税
[2008年11月06日(木) ]

麻生政権の景気対策の目玉として検討されている
所得税減税ですが、

小渕政権時に実施され、比較的奏功した
定率減税になるかと思いきや、新聞報道によれば、
今回は定額減税になるという方向で検討が進められてきました

定率減税は、その年に収めた税金から
定率(当時は20%→後に10%→廃止)の税金を還元するというもので、
給与所得者であれば、12月の年末調整時に給与とともに支払われました

納めた税金の一定割合が返還されるので、
ある意味平等な制度ということがいえるでしょう。
その人の購買力に合わせて、消費意欲が喚起されるといえます


定額減税は、納めた税金にかかわらず、一定額を返還するというもので、
その還元率は、収めた税額が少ない人ほど高くなる仕組みになっています。

定額減税は、定率減税に比べ弱者救済的な要素が強い制度です。
10万円の税金を支払っている人に5万円還元されるのと、
100万円の税金を支払っている人に5万円還元されるのでは、
まったく「ありがたみ」が異なります。
同じありがたみを後者に還元するならば、50万円が必要ですよね。


所得税自体が、累進課税により所得が高くなればなるほど
高い税率で支払わなくてはならない不平等の税金です。
(「先天的な不平等是正」が求める所得再配分機能の度合いは、
所得税は資産課税よりも弱いはずです)

それを定率で還付の時点で、所得税の不平等性は残っていて、
所得税における所得再配分機能は同様に機能しています。

定額に還付をするというのは、
所得再配分機能をさらに強化をするという意味で、
もともと持つ不平等な仕組みに、
さらに不平等を加味する制度
ともいえます


…特定の層だけが恩恵を受けられる減税で、
広く一般的に歓迎されるものではくなってしまったようです。
アンプを買ってしまいました…
[2008年10月30日(木) ]

PMA-SA1という、DENON製のプリメインアンプです。

エレキギターなどをやっている人は分かると思いますが、
音声信号を音量に応じて増幅して、スピーカーをドライブするのが、
アンプの役割です

オーディオの場合は、
CDプレイヤーから出た音声信号をアンプについないで、
それをアンプで増幅して、スピーカーを鳴らす
という仕組みになっています


今までは、PMA-1500Uという、同じくDENON製の
5段階中下から2番目の普及価格帯アンプを使用していましたが、
一気に3階級特進してフラッグシップ機まで到達してしまいました。
希望小売価格にして10倍のランクアップ

ちょうど新しいモデルが来月に出るので、
表示の価格よりも相当安い値段での購入ですが…


何が違うのかというと、
やっぱりが違うんです

CDに込められた一つ一つの楽器の音を、
正確に表現しているのが手に取るように分かります

そして、非常に静か。
SA1がコンサートホールでの演奏だとしたら、
1500Uは居酒屋での演奏
…そのくらい静かなんです

喧騒に埋もれてしまっていた
トロンボーンやヴィオラなどが存在感を持って聞こえますし、
歌手の声は目の前で歌っているかのように生々しい。

そのため、今までは喧騒の中に消えていた
演奏のアラも見えてしまったのですが…


芸術性のみならず、技術的完璧性まで追求し続けたカラヤンですが、
自宅のオーディオが進化するにつれ、演奏技術の差異が浮き彫りになり、
自分の中で他者の演奏を引き離していきます。

いまだにはびこる「カラヤン=大衆向けの軽薄な音楽」という論は、
あまりにも安易な帰結なのではないでしょうか。


★我が家のシステム★
DVDplayer:DENON DVD-3800
RCAcable:SAEC SL-3030
PremainAMP:DENON PMA-SA1
SPcable:SUPRA SWORD
Speaker:VICTOR SX-L77
Z杯
[2008年10月29日(水) ]

キタラボの所属するZ会野球部では、
毎年この時期に、取引させていただいている企業をお招きして、
ソフトボール大会「Z杯」を開催しています。

先週の日曜日、今年のZ杯が行われました。

朝、開会式中に、突然の雨に見舞われ、
一時はどうなることかと思われましたが、
天気は次第に回復

当日参加された方々の最大の苦痛は、筋肉痛であったようです。
無事に閉会でき、ほっとしています

なお、Z会チームは○年ぶりに4強入り
3位決定戦では惜しくも1点差で敗れましたが、
適当に組まれた打線が見事に機能し(?)、
いずれも好ゲームを展開しました。


今年は、Z会チームに新入社員もたくさん参加してくれました。
普段、部署が違えばなかなか話す機会のない人たちを知ることができたり、
取引先のZ会担当の方の普段は見えない意外な一面が見えたりと、
いろいろな発見があったようです

「自分の腕ひとつで、他人は頼らない」というのは、
職人でもない限りありえないことだと思います。
ひょっとしたら職人でさえ、他人を頼らないと仕事にならないかもしれません。

いろいろな「他人」と交流ができる場に、
たくさんの新入社員が参加してくれて、
数年上の先輩として、とてもうれしくなりました
来年もよろしくね!


とりあえず、キタラボは来年までに4試合動けるだけの体力を…
景気対策のジレンマA
[2008年10月24日(金) ]

金融政策よりも財政政策のほうが即効性がある。

今回のような景気減速懸念が急速に台頭してきた時、
即効性のある財政政策を行えば、
深刻な事態にならずに済むかもしれません。

実際、どうだったのでしょうか?

リーマンブラザーズが破綻した際、
すぐに日銀は金融市場への資金供給を行い、
市場の安定に努めました。

各国の中央銀行も、金利引下げなど、
資金の流動性確保のための対応をすぐにとりました。

金融政策は即座に実行に移されました。


では財政政策は?

アメリカで最大75兆円に及ぶ公的資金投入を掲げた
金融安定化法案が、成立までにドタバタがあったのは
記憶に新しいところです。

日本でも、今月になってようやく補正予算が成立しました。

リーマン破綻が判明→株価が大幅下落
アメリカの金融安定化法案が下院否決→株価はさらに大幅下落
アメリカの金融安定化法案成立→ほどなく株価は上昇
しばらくして日本の補正予算が成立→株価は無反応

このような政策は、実効性はもとより、
市場心理に与える効果も大きく、
緊急時に成立することで安心感をもたらしてくれます。

日本の補正予算成立時は、
株価は無反応といっていいほどでした。
日本の財政政策決定時期は、その効果が消えるほど遅かった
ということなのでしょう。


(つづく)
景気対策のジレンマ@
[2008年10月22日(水) ]

ちょっと違った視点から政治を見てみることにしましょう。

株価は、昨年1万8千円台をつけてから、
サブプライム懸念→顕在化を経て、
徐々に値を下げてきました(1万2千円台→8千円台は急激でしたが)。

この間、実体経済への影響が懸念から現実に変わり、
景気対策のための経済政策が必要になりました。


経済政策には財政政策金融政策があります。

財政政策は政府の支出増による所得増加政策です。
消費活動が景気の源泉だとすれば、
消費者の所得が増えるような政策を行うことで、
消費者の購買意欲を刺激し、
消費活動が活発になり、景気が拡大します

金融政策は、中央銀行(日銀)の貨幣供給量増による所得増加政策です。
企業活動の源泉は資金調達にあるともいえます。
貨幣供給量(基準金利によってコントロールされます)が増加すれば、
企業は資金を調達しやすくなり、事業を拡大することにより
雇用を増やしたり、利益が賃金に還元されたりして、
消費者(雇用者)の所得を増やし、
消費活動が活発になり、景気が拡大します


上でみたとおり、最終的に消費増は、
金融政策の方が長いステップが必要になります。
このように一般的には、金融政策よりも財政政策の方が
即効性があるといわれています


(つづく)


※ここではもっとも一般的な事象のみ取り上げており、他の要因を排除していることをご承知おきください
サンゴ草
[2008年10月15日(水) ]

学術的にはアッケシソウと呼ぶそうです

というのも、この植物が最初に発見された場所が、
道東の厚岸であったから。

現在、厚岸にはほとんど存在しないようです。
厚岸にサンゴ草があったとは、
この記事を書くにあたって調べるまでは
まったく知りませんでした

「厚岸といえば、カキ」と、
バカの一つ覚えのように発想するだけでした


実はこのサンゴ草、環境省により
「絶滅の危険が高い種」に指定されているのだそうです。

厚岸に自生していたサンゴ草も、
環境変化に対応できず、ほとんど消滅してしまったようです


このサンゴ草、
秋になると真っ赤に色づきます。
網走の能取湖では、サンゴ草の群生地があり、
毎年、見事な紅葉(?)を見せています。
キタラボお気に入りの地でもあります。

ただ、ここでも変化の波は押し寄せており、
この大群落も、地域の懸命な保全活動により、
ようやく維持されている状態なのだそうです


今年も立派なサンゴ草に感謝!


北海道の湖
[2008年10月09日(木) ]

阿寒湖から弟子屈方面に行く途中に、
こんな湖があります。



この形、何かに見えませんか?


この湖は、ペンケトーと呼ばれ、
上の写真を撮影した「双湖台」から眺めると、
北海道の形をしている
といわれています。



どうですか…?

手前が道東(知床・釧路)で、
右側が道北(稚内)、
左側に見えるのは、十勝地方。
奥が札幌・小樽ですね。
函館はその奥のほうに隠れてしまっています。


この場所は双湖台と呼ばれるだけあって、
2つの湖が見える場所です。

上の写真にももうひとつ湖が見えています。
その湖は
パンケトー
といいます。

さて、どこでしょう?


ちなみに「ペンケ」「パンケ」とは、
それぞれアイヌ語で「下」「上」の意味だそうです。
(宗谷地方にも「ペンケ沼」「パンケ沼」という沼があります)

アイヌの方々も、このような図式で2つの湖をとらえていたのですね。


【本日の地名】
弟子屈:てしかが
→摩周湖や屈斜路湖があるところです
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