『蹴りたい背中』(綿矢りさ)を読みました。
この小説、みなさん知っていますか?
確か私が高校2年のころでしょうか、著者(当時19歳、
早稲田大学在学中)が史上最年少で芥川賞を受賞して話題になった作品です。文藝賞を受賞した『インストール』も有名です。『蛇にピアス』の金原ひとみ(当時20歳)とのダブル受賞でも話題になりました。
作品のことは知っていたのですが、長らく読みたいと思いながら放置していました。ですが、最近大学の書籍部で見つけたので、さっそく買って読んでみました。
主人公は陸上部の高校1年生の女の子。クラスの“仲良しグループ”に属さず、クラスで孤立した存在。
その女の子が、同じくクラスで孤立している男の子と奇妙な関係を築き様々な感情を抱いていく様を描いています。
いわゆるクラスの余り物同士の物語です。クラスの余り物、というといじめや軽蔑といったものを連想しがちですが、この作品はそんなものとはかけ離れています。
あまりストーリーに触れすぎると面白くないと思うので、ほどほどにしておきたいと思います。
私は二人のような立場ではなかったかもしれないけれど、とても共感できる部分が多かったです。私も強がりなので…笑
ありがちな青春物語とはひと味違った感覚を味わえます。
オズズメの1冊です。