固体表面の化学過程研究[2008年07月26日(土) ]

今日は題が物々しいものになってしまいました。

今週のりかけいな話題は、ゲルハルト・エルトルというドイツの化学者が研究していた、固体表面の化学過程の研究と言う話です。2007年のノーベル化学賞を受賞しています。

皆さんが想像できるとおもいますが、普通モノとモノが反応するときには、そのモノとモノが接触している面、つまり表面で起こります。突然モノの中心で起こったりはしません。(モノを透過していく電磁波など例外はあります)

ということは、モノとモノの反応を見ようと思ったら、モノの表面を観察することができればいいんですね!これを可能にした、というものです。

みなさんは触媒を加えると反応が起こりやすくなる、というのは聞いたことがあると思います。過酸化水素水に二酸化マンガンを加えてやると酸素がより早く出てくる、と言う実験をしたことがある人もいるでしょう。
実際にモノを作るときには触媒が用いられることが多くありますが、この反応を事細かに観察することができる、という状況ができれば、単にひとつの触媒を加えてやるだけではなく、他のモノを特定の反応段階で加えてやることでよりその反応を早くすることも可能になるかもしれない、という可能性が秘められています。つまり、製品ができるまでの時間が短くなるのですね。この産業へ果たした役割がノーベル賞受賞の要因となりました。

一見地味なことが大事だったりするんですね。