みなさんは電子、という物質の名前を聞いたことがあるでしょうか。
皆さんの身の回りにあるすべての物質−えんぴつ、テーブル、木などなど−はすべて電子を持っています。
そして、どれだけの数の電子を持っているのか、というのは物質ごとに決まっています。
ひょっとしたらそのことについて知っている人もいるかもしれません。
さて、実はこの電子の数によって電子の配置がきまっています。
3個だったらこう、5個だったらこう、と言う具合に。
そして、その場所には名前がついているのですが、最初の2個が位置するところをK殻、次の8個が位置するところをL殻、その次の18個が位置するところをM殻、と言う具合です。
さて、K,L,Mは順番どおりですが、どうしてA,B,Cじゃないんでしょう?
そんなのどっちでもよさそうですよね。
実はこのK,L,Mと名づけた人が将来、(Kの前の)J,I,H・・・といった場所にもじつは入るんだ、ということが証明されるんじゃないかと期待して中途半端なKからスタートして順番にK,L,M・・・と名づけた、と言う話があります。
現在の化学ではJ,I,H・・・に相当するような位置はない、とされていますが、過去にこんな配慮をして名づけた人がいるなんて、なかなか化学者というのはユニークだと思いませんか?