過保護と反抗期

[2008年02月29日(金) ]

昨日過保護についてちらっと触れましたが、反抗期の中学生と過保護な親との衝突について今日は書きます。

単純に甘やかす過保護は対立にならないと思いますが、外出や小遣いなどでは、制限を求める親と、干渉を拒む中学生との争いになるでしょう。

親から見れば、まだまだ頼りなく、一々行動を把握したくなる気持ちもよく分かるのですが、中学、高校にもなると、一人前として扱ってもらいたいと思うようになります。だから門限を破ったり、外出先、一緒に行く友人、帰宅予定時刻などを答えなかったとき、また小遣いを上げるように求めてきたときは、ただ叱ったり、頭ごなしに否定することだけは絶対に避けてください。
その代わり、話し合いの場を作って、親としてはどうしてそうした制限をしようとするのか、何を心配しているのか、といったことを説明し、同時に、中学生としてはどう思うかを真剣に聞いてあげて、お互いが納得できるルールを作りましょう。例えば、遅くなるときは携帯電話で連絡を半時間ごとに入れる、外泊は高校になるまで制限する、教科書・参考書代は親持ちだが領収書が必要、とかです。

ルール内では自分で決めたことを守るように求めるだけで過度な干渉は避け、一人前に扱う意思があることが伝われば自ずと守るようになります。
守らなかったときは厳しく問いただして、ペナルティを課してもよいでしょう。

難しい年頃ですが、きちっとした取り決めがあれば、相互不信になることもないでしょう。

温室からの脱出

[2008年02月28日(木) ]

中高一貫高生の弱点として、環境が恵まれすぎていることがあります。
つまり温室育ち、箱入り娘なのです。

僕の学校は中高一貫ですが、高校も併設されていました。6年制への編入とはまた違う、普通の高校です。高校の部活で、公立中上がりの友達ができると、授業崩壊の話や、親のリストラで学校に来れなくなった話、つるんで遊びにいくところなどに驚かされました。自分たちは如何に恵まれているか、そして何と特殊な世界にいるか。

学校だけでなく、家庭でも、中高一貫校に子供を入れる(だけでなく、こんなブログまでチェックするような)親御さんというのは教育熱心で、それが過保護にいきつくことも少なくありません。勉強しているから偉いと勘違いしないように気をつけましょう。
僕は家事をあまり手伝わずに6年間過ごしてしまったことに負い目を感じています。それはまず一人暮らしの苦労として表れました。しかし次第に、どんなに大変な手間を親にかけたかという思いに至ったのです。

こうした環境は、恵まれていると同時に、閉鎖的だという点でも温室です。
部活でも塾でも結局は学校の友達と会うだけで、人間関係が広がらないことが多いのです。
地域の運動サークルや祭りといったイベント、習い事、他校の友人関係なども積極的に活用し、幅広い体験ができれば非常に良いと思います。長期の休みには家族で旅行に行ったり、帰省・里帰りなどもいいでしょう。

とにかく感性豊かな中学生のうちに、いろいろな経験をさせてあげてほしいです。

希望の朝

[2008年02月27日(水) ]

今日言いたいことはこれひとつ、朝を制する者は受験を制する。
誰が言ったか知りませんが、至言です。

人間の脳が本格的に活動を開始するのは起床後3時間かかると言われています。
中高時代模試の前日には、当日6時に起きるよう担任からお達しがありました。

僕はかなりきつい夜型だったので殆ど守れませんでしたが、今いろいろあって、超朝型の生活をしています。(10時には就寝、4時半起床です!)この生活リズムに変えてから気づいたのですが、朝の時間の長いこと長いこと。頭も非常に冴えて、同じ時間でも夜とは比べ物にならないほど有効に使えます。大体一日の疲れがたまっているのに、11時や12時を回って頭が朝以上にキレる理屈はいまひとつもありません。夜だと面白いけどくだらないバラエティなどが気になってしまいますが、朝はそれもなし。朝型生活、お勧めです。

朝型に変えるなら、徐々に変えるより、一挙に変えてしまいましょう。
はじめは親兄弟に協力してもらっても、きつかったら(勉強してから)二度寝しても構いません。(二度寝って凄く幸せですよね)。

僕の友達は、前日宿題を全くせず、翌朝起きざるをえないようにする、という乱暴な方法で朝型にしていました(笑)。

今のうちに、朝型の習慣をつければ後々楽ですよ!

戦士の休息

[2008年02月26日(火) ]

さて今日は、勉強中どう休めばよいか、です。

基本的にはやる気が出れば何でもいいのですが、だらだらしてしまい勉強に身が入らなかったり、ずるずると休む時間が伸びたりすると後で大変後悔します。そんな人は少しでも参考にしてください。

まず目的、つまり理解したいのか記憶したいのか、問題演習でアウトプットできるようにしたいのか、を意識しましょう。もちろん個人差はありますが、勉強時間のまとまりは、新しいことを理解するには授業よりも短め(30〜40分)、暗記なら更に細切れの時間、逆に問題演習は無理やりでも実際の試験時間(50〜80分)程度に慣れておくのがよいと思います。

休む時間は、引き続いて同じ教科や分野を勉強するときは10分程度に収まると効率が上がるでしょう。全く異なる範囲をするなら、1~2時間と長めに取ってもよいでしょう。

何をするかは完全に好みの問題でしょうが、パソコンやTVなど、決まった時間で終わらないものは、ついつい休む時間が伸びてしまいがちです。映画やアニメなど、時間が決まっているものや、体操やおやつなど、そう長くはかからないものをお勧めします。風呂なんかも定番ですね。
仮眠は、一夜漬けなどぶっ続けてやるときは非常に効果がありますが、寝過ごしたら一巻の終わりという、諸刃の剣です。

ティー・ブレーク

[2008年02月25日(月) ]

月は駆け足で英数国の概論を書いたので、最後の週はちょっと息抜きです。

人生には、などと大きく出なくても、中学生活には、勉強には、このブログの記事を書くことにだって、休息は必要です。同じことを連続してやっていると効率が下がるし、まず嫌になってきますよね。(僕は映画が好きですが、何十時間も不眠不休で映画を見る気にはとてもなれません)。

何をするにしても、それに適した休むタイミングというものがあります。
筋トレなら超回復するまで数日、とか。
パソコンやテレビゲームなら三十分に一回、5分ほど窓の外の緑を見る、とか。
高速道路では2時間ごとくらいでパーキングエリアに止まる、とか。

同じように、何をして休むかも人によって様々ではないでしょうか。
たまの休日は寝て過ごしたい人と、外に遊びに行きたい人。
食後は居間でテレビを見るか、自室で読書をするか。
仕事の合間なら、音楽、コーヒー、仮眠、煙草など…。

勿論勉強でも、休みの取り方は工夫できます。
僕はあまり意志の強いほうではなかったので、だらだら・ずるずると休んでしまい、結局あまり気分転換にならずに後で後悔することがよくありました。
タイミング、そして何をするか。明日はそれについて考えてみましょう。

パズルを楽しもう

[2008年02月23日(土) ]

中学生の僕は数学が好きで、また得意科目でもありました。
でも高校に入ったら急速に興味が失せ、結局苦手になってしまったのです。

大きな原因は、初等幾何がなくなって、三角比が出てきたことです。
そう、あのサイン・コサイン・タンジェントです。

初等幾何では、展開や補助線を使い、図形の問題を図形で解決していましたが、三角比で、代入を繰り返し数式で解くようになってから、「何だか味気ないな」と思ったのです。高校の数学ですこし面白いと思ったのは2次や3次、指数対数のグラフ問題ですが、結局計算が沢山必要だったので大好きにはなりませんでした。

僕は数学の何が面白かったのかと考えてみると、パズルっぽさ、またはゲームっぽさだったのだと思います。教科書や問題集は、どうしても問題のための問題、練習のための練習みたいな感じがしてしまいます。

携帯ゲーム機NintendoDSでもパズルのソフトがありますし、数独(ナンバープレート)というパズルも流行りましたね。ルービックキューブが最も有名でしょう。パズルは案外馬鹿に出来ません。こういうのを数的推理などと言ったりしますが、国家公務員第T種試験でも出題されるのです。

数学に興味が持てない人は、パズルを入り口にしてみてはどうでしょうか。

計算力は必要か

[2008年02月22日(金) ]

何を当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、教育研究者の間では意見が対立するポイントについて今日は考えましょう。

どういうことかというと、「今の時代100円ショップで電卓が手に入るのだから、算盤や九九の暗算能力なんて100円しかない」という過激な主張があるのです。これは主にゆとり教育を推進してきた人たちの言い分ですが、どう思われるでしょうか。

確かに、大学入試ともなると単純な計算ミスをしてもその後の展開が合っていれば、殆ど減点されません。僕が前期入試で3点不足して落ちたことは以前書きましたが、実は数学の計算ミス分だったと知ったときの悲しさといったら…!!(得点開示したら、式の途中で36を3で割って13としてしまい、結局それが割り切れず、答えの分母が10桁にもなった問題で殆ど万点がついていたのです)。

また、大学の理系でも、数学も物理も式を立てたら9割は解けたとみなすようで、後は何も考えずに手を動かして式を解くだけと言って憚らない友人もいます。

ですがそれらはあくまで大学入学後の話で、それまでは一定の計算能力を要求されます。当然入試に計算機の持込などできません。また、どの解法が少ない計算で済みそうか見分けがつかない問題も、怒涛の計算で押し切る強引さも絶対役に立つでしょう。

僕は、計算力を馬鹿にしないほうがいいと思います。

ノートは縦に使う

[2008年02月21日(木) ]

数学のノートは、当たり前ですが数式を沢山書き込みます。
普通のノートに数式を普通に書き込むとどうなるか。
簡単な方程式で実験してみましょう。
X+Y=2…@、X-Y=0…A @+Aより2X=2 よってX=1 @に代入してY=0

方程式が短ければなんとかなりますが、式が長くなれば途中で改行したり、長短混ざれば右側が余って見栄えが悪くなったりと悲惨です。そこで、数学のノートは縦に使うというテクニックを習慣づけておくと後々楽です。

X+Y=2…@
X-Y=0…A
@+Aより2X=2 よってX=1
@に代入してY=0

見やすいでしょう?
右側が余って勿体無いという人は、ノートを分割するとよいでしょう。数式が短いはじめのうちは半分でもよいでしょうし、式が長くなったりすれば、7:3くらいで分けてもよいです。そこでできた余白には、見直したときのポイントや、日付、教科書のページや章、問題集の対応問題番号などの予備情報を書き入れるのです。
これは後々模試などでも応用できるテクニックです。学年が進むと、解答スペースが大きい空欄だけになったりしますが、そんなときも縦に線を引くだけで数式が整理しやすくなりますよ。

あ、グラフや図形の場合には、ページを大きく使いましょう。

ノートは分ける

[2008年02月20日(水) ]

さて今日は、数学でのノートの作り方です。

まず、授業用=板書用と、宿題などの問題演習用とは分けましょう。教科書の練習問題のように授業中にやるのは授業用にすればよいでしょうが、章末問題や別冊の問題集などはそれ専用のノートを作る。そして問題演習で間違えた問題は同じノートで何回もやり直し、それでも何回も間違えた問題を特に授業用に写して書いておきましょう。(そのためにある分野が終わっても、後で書き込めるように十分なページを空けて次の分野の授業を書き入れるとよいです。高校ぐらいになると例えば「指数関数」という分野で一冊のノートにしてしまいます)。

これは後で見返すときに便利なのです。その分野の基本的なアウトラインと、引っかかった問題というポイントを押さえた授業用ノートは、後々になっても役に立ちます。問題演習用はその分野を勉強する期間に使い倒し、模試の復習などもそこで何回もやり、自分が引っかかる箇所をピックアップするために使うのです。

そして更に、とにかくその問題を解いて答え合わせをするまでだけ使う計算用紙を大量に用意しましょう。上質なコピー紙など要りません。片面チラシか藁半紙。そして、本当に基本的な計算や筆算は書き散らします。もちろんボールペンで。

ボールペンを片手に

[2008年02月19日(火) ]

英語、国語(現代文)ときたので今週は数学です。

はじめの週にちらっと書いた、ノートをボールペンで書くことについてです。

数学のノートの役割は、先生の板書を写すことだけではありません。
自分で問題を解き、答え合わせをして、見直しをするためのものでもあります。

板書コピーだけなら鉛筆でいいのですが、授業中にも問題を解くことはあるし、自学自習のときに困ります。というのは、きれいなノートを取ろうとする真面目な子であるほど、ノートの端に書いた計算式や筆算などを消しゴムで消してしまうので、見直しの時に間違えた箇所を探すのに苦労するのです。
ノートの取り方についてはまたの機会に書きますが、先取りして言うと、きれいなノートを作るのは結構だけれど、それに凝りすぎて本末転倒になることが多々あるのです。作文の誤字脱字を修正するならともかく、思考過程に問題がある場合も消しゴムで消してしまっては、後で確認できません。

数学の問題はボールペンで解く。一度試してみてはいかがでしょうか。

僕は受験勉強くらいから、赤黒ボールペンは最も安い部類のものをまとめて買って、使い切っても残しておき、空になった本数が増えていくのを勉強量=手を動かした分の目安にしてモチベーションを上げていました。

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