食卓社会学

[2008年03月08日(土) ]

今週始めに、食卓が社会科に興味を持つきっかけになる、などと書きましたがそのことについて。

先週何気なくテレビを見ていたら、日テレのバラエティで「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」という番組をやっていました。これは、お笑いタレントが総理に扮して、政策を掲げて、ゲストを交えてそれについて討論する、という番組です。

その日のマニフェストは、「海外からこの先10年間食品の輸入を禁止します」というものでした。

確かに輸入食品は、不安だ。ギョーザ以外にもいろいろな食品でいろいろな薬品が検出される中国産野菜、BSEで問題になったアメリカ産牛肉など、問題は多いです。少し高いけれど国産を買おう、という気持ちは良く分かります。

でも輸入食品に頼り切っているのもまた事実。自給できるのは米だけで、輸入を禁止したら、うどんのつゆはただの水(醤油を作る大豆はアメリカ産)、ルーのないカレー(カレー粉はイギリスやマレーシアから)、チョコなど全くなくなってしまう(カカオはガーナ)という惨状です。ルーのないカレーってカレーなのか?

昔は鎖国しても平気だったのにどうしてこうなったのか、とか、あれ?ちょっと前まで減反政策とかいって農家の減産を進めていたじゃないか、とか、厳しい賞味期限や色形の基準で食べられるのに捨てられる食品はどのくらいあるのだろう、とか、非常に深い話に繋がるのです。