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中学コースのヘルプサービス(質問回答サービス)に携わる学習アドバイザーとその周辺スタッフです。
日々、和気あいあいと楽しく、それでいて真摯に仕事に取り組んでいます。

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文法for文法's sake

[2008年09月15日(月) ]

みなさん、夏休みに必死に英語を勉強したことと思います全く勉強していない@わらびーです。
さて、必死に英語を勉強したことのある人なら、誰もが「何のために英語を勉強しているんだろう?」と思ったことがあるのではないかと思います。
受験英語として、いい高校に入るため ・ いい大学に入るため ・ いい職業につくため…などのような理由もあるかと思いますが、そんなことを言っては身もふたもないわけで…

英語教育の前提には、英語は道具である、という発想があります(たぶん…)。世界に出て何をやろうにも、英語が必要となっている時代ですよね。英語ができない、なんてことは許されません。
私個人も理学を専門としている身なので、これから先英語は当然のように必要、英語は他者とのコミュニケーションのための道具であるという発想の持ち主です。このことについて疑問をもったことはそんなにありませんでした。

しかし最近ラテン語をかじってみて、ちょっと考えが変わりました。(何でラテン語なんかやったかって? ローマ帝国の偉大さに感化されたからです(笑))

たとえば、中学高校で習う英語は、基本的に文法を学ぶものなので、英語をツールとして使うという発想に欠けているように思いませんか? もちろん教科書でさまざまなトピックを取り上げたりはしていますが、受験の影響からか文法を細かくやっていく、という発想がそこにあるような気がします(もちろん世の先生方はそうならないよう努力していることと思いますが)。
そこでそれを逆手にとって英語・英文法自体を楽しもう、という仕方で勉強していく方が楽しいのではないでしょうか? つまり英語において手段でしかなかった「文法」を目的に格上げしてあげるわけです!


えー、文法なんてつまらないー、というこえがきこえてきます。そうなんです、文法はつまらないんです。でも文法が楽しくなる勉強法も世の中に存在してもいいはずです。
そこで文法が楽しくなる方法として、ほかの言語との比較、を提案したいと思います!といっても日本語みたいに全く違う言語と比較しても「こんなに違うね、あはは」で終わりそうです。もっと英語に近い言語と比較しなければいけません。


たとえば私が最近かじったラテン語と比較してみましょう。英語(だけじゃなくヨーロッパの言語)はラテン語の影響を大きく受けているので、比較するととても面白いわけです

ラテン語では動詞の現在形を主語によって6通りに活用します(1人称単数・2人称単数・3人称単数・1人称複数・2人称複数・3人称複数)!英語では3人称単数の活用だけがありますね(いわゆる3単現のsです)。
ラテン語では名詞も主格・呼格・属格・与格・対格・奪格の6通りに活用します(!)。英語だと普通の名詞は全く活用しませんが、代名詞はI my me mineなんて活用しますよね。あんな感じです。

これで何がわかるかというと、ラテン語は細かく名詞と動詞が分かれるので、語順をめちゃくちゃにしても何言ってるか分かるんです。
しかし英語はどんな場合でも同じ単語を使うので、語順をばらばらにしてしまうとどれが主語でどれが目的語か全く分からなくなってしまいます。こういう理由で英語というのは主語→動詞という順番で文が作られ、構文も5つくらいに限定されるんですね。なんで英語が語順がああ固定された言語かが分かったわけです面白いでしょ


ちょっと話がそれますが、単語も比較してみると面白かったりします。(いかに英語がラテン語の影響をうけているか分かります。)
たとえばラテン語で水のことをaquaといいます。聞いたことがありませんか? そう、英語のaquariumとかAquariusとかで使われてますね。水に関係ある語がラテン語のaquaから派生しているわけです。
他にもラテン語語源の単語は山ほどあります。単語も他言語との比較で覚えやすくなるかもしれません

ラテン語のほかにも、ドイツ語などの英語に近い言語を勉強してみると、似ているところ違っているところが分かって英語の特殊性なんかが見えてくるかもしれませんね。


とにかく、文法も考えようによっては面白くなります。芸術的ですらあります。ほかの言語からアプローチするというのはひとつの方法に過ぎないので、ぜひ別の切り口を考えてみてください