Z会中学コースには、日々、会員・保護者のみなさまから様々な学習相談や質問が届きます。
このブログは、そんな学習相談にお答えする「学習アドバイザー」の日々をつづったブログです。
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[2008年09月14日(日) ]
こんにちは。学習アドバイザーのカズです。今回は、白おう高校について見ていきます。
白おう高校も大問4題の構成であり、作図問題の入った都立の自校作成入試の問題としてはふつうの形式です。とくに難問があるわけではないので、これも対策としては、教科書の理解+入試標準問題を演習することで対応できるでしょう。
それでは、今回もそれぞれの問題を見ながら、特筆すべきことをいくつか拾ってみます。
1番〔問8〕
都立の入試では作図の問題が必ず出るので十分な練習を積んでおいてほしいと思いますが、垂直二等分線、角の二等分線、正三角形の作図を知っているだけでは十分ではないです。
角の移動 ⇒ ひし形(平行四辺形)を作る
線の移動(平行線をひく) ⇒ 平行四辺形を作る
おそらく、問題を解くときには上記のように考えて作図していると思いますが、問題を見たときに、ぱっ、ぱっと書き方を思いついて手が動いているでしょうか。もしかしたら、少し考えてから手が動くという人も少なくないはず。作図が出題されることがわかっているのですから、反射的に手が動くというようにしておきたいものです。
2番〔問2〕
線分EFといったときに、端点EとFは含まれるのか? その端点が曲線kにちょうどぶつかったときを交わっていると言ってよいのか? ちょっと迷ったりしますが、どちらもOKですね。日本語的感覚からいうと、「交わる」とは線どうしの場合、「交差する」という感じがするのですが、ここでの解釈は「1点で交わる」は「1点を共有する」という意味です。こうした問題文の解釈で受験生が迷うことのないように、出題者は細心の注意を払うものですが、もし迷ったときには、「出題者は、どう解かせたいのだろう」といった出題者の気持ちになって考えてみてください。
試験は、出題者と受験生のコミュニケーションです。ヘルプサービスの現場でも、会員さんは、何が知りたかったんだろう。出題の先生は、どういう解答を予想して問題を作っているんだろう。そんなことを考えながら、質問の回答に取り組んでいるのです。
日頃の友だちどうしの会話、そして、好きな人との会話。相手が何を思っているのか、きちんと理解して返事をすること。また、相手の言葉が足りないときに、どうしてほしいんだろう。そのことに心をくだける人は、コミュニケーションの達人だと思います。
3番〔問2〕
なかなか工夫されたよい問題だと思いました。
三角形ADPをAPを折り目にして折る問題なのですが、三角形ECPもEPを折り目にして折るときれいに直角三角形ができるのですね。点Pが辺CDの中点だからそのようになるのですが、問題を解いていてそのことに気づいた人は、思わずうれしくなってしまったことでしょう。数学には、こうした美しさがたくさん詰まっています。高校入試の問題ではあるのですが、問題を解きながらそのような喜びを感じることができる人は、数学的感性にすぐれた人です。高校に入ってからも数学が好きになって伸びるタイプだと思いますよ。
最後に一言。ブログは好きなことが書けるのがいいですね。全部の問題にコメントする必要もないし、字数制限があるわけでもなく、その日の気分で好きに書ける。晴れの日にはたくさん書いて、雨の日にはちょっとだけにすることも可。主観的な感想になってしまっているかもしれませんが、それでも他にはない情報を提供できているのではないかと思っています。