Z会中学コースには、日々、会員・保護者のみなさまから様々な学習相談や質問が届きます。
このブログは、そんな学習相談にお答えする「学習アドバイザー」の日々をつづったブログです。
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[2008年07月24日(木) ]
はじめまして
社会のアドバイザーをしている、ぶるです。
最初ぐらいは社会っぽいことを書いてみようかと思います。
少し長いけど、知っていて損にはならないので覚悟して読んでくださいね
笑
多くの人が初めて地理の勉強をする4〜5月にかけて、「独立国の数はいくつなの
」という質問がよく寄せられます。いったい何個の独立国があるかわかりますか?
そもそも、独立国とはなんでしょう?
これは、「国際法を守る意思と能力を持った主権国家」のことです。
独立国として認められるには、「領域があること」「国民がいること」「主権(政府)があること」という3つの要素が必要ですが、さらに「国際法を守る意思と能力」が必要なんですね。これらがそろえば、「独立国」としての要件は満たされることとなります。
すると、僕は思うんです。「自分で独立国を作ろうかなぁ・・・」って。
だって、「何ku以上の領域が無ければならない」とか、「何人以上の国民がいなければならない」という条件が無いんですから
土地が少しと、僕と一緒に独立国を作ろうという野心を持った友だちと、国際法の知識さえあれば、独立国の条件を満たすんです。主権はすでに備わっています(たぶん・・・
)。
しかし、ここでふと考えます。いったいどうやって独立国と認めてもらえば良いのでしょう? 「あなたの国を正式に独立国として認めます」ということを決めてくれる国際機関でもあるのでしょうか?
実は、ここで現実に引き戻されるわけなんですね(今ごろ?って言われそうですが・・・
)。
世の中には独立国の認定をする国際機関などは無く、それぞれの国家の政府に「独立国として認めるか、認めないか」を決める権利があるんですね。
ですから、「僕たち、独立国を作ったんで認めてもらえませんかね」といって、各国の政府にいちいちお願いをしなければならないんですよ。まぁそんな国が認めてもらえるわけはありませんよね。
ここで、独立国を作ろうという野望は夢と消えます・・・
それで何が言いたかったかというと、独立国として認めるかどうかというのは、各国政府の裁量に任されているわけなんです。ですから、国によって「(自分たちが認める)独立国の数」というのは違います。
では、日本政府が認めている独立国の数は何カ国でしょう?
それは、「(日本を含めて)193カ国」です。
2006年には「セルビア・モンテネグロ」が「セルビア共和国」と「モンテネグロ」に分離しました。そして、今年の3月には「セルビア共和国」から「コソボ共和国」が独立しました。ですから、「193カ国」になります。
でも、学校では「194カ国」と習った人が多いのではないでしょうか?
この違いは、「朝鮮民主主義人民共和国」を独立国として含めているか否か、ということなのです。
「朝鮮民主主義人民共和国」は国際連合に加盟しているため、教科書などでは独立国として含んでいますが、日本政府は「朝鮮半島の独立国は大韓民国だけだ」として、「朝鮮民主主義人民共和国」を独立国として認めていません。
ですから、日本政府は彼らのことを「朝鮮民主主義人民共和国」ではなく、「北朝鮮」と呼んでいますし、「六カ国協議」ではなく「六者協議(六者会合)」と言っているんです。外務省のホームページを見ると、よくわかりますよ。
ここまではいろいろと複雑ですが、結局、独立国の数は「194カ国(北朝鮮を含む)」で、国際連合の加盟国は、バチカン市国とコソボ共和国を除いた「192カ国」であると覚えておいてくださいね
長かったな〜
全部読んでくれた人、お疲れ様です
笑
(ぶる/社会)