Z会中学コースには、日々、会員・保護者のみなさまから様々な学習相談や質問が届きます。
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[2008年07月06日(日) ]
こんにちは。学習アドバイザーのカズです。本名は、数田和男で(本当か?)数学の責任者です。
さて、今回は、神奈川県にある湘南高校、横浜翠嵐高校、柏陽高校の数学の独自問題について、会員に向けてのアドバイス原稿を書いたのでここでも紹介しておきましょう。偏差値としては湘南高校がもっとも難しい高校なんだけど、問題の難しさは横浜翠嵐のほうが難しい。まずは、出題傾向から見てみましょう。
横浜翠嵐 出題傾向
初年度の平成17年度は大問が6題あったが、そのあとの3年間は5題と安定している。毎年出題されている規則性の問題は、おかれている状況から規則を発見する問題から、長めの文章を読み、規則をきちんと理解できているかどうかを問う問題に変わってきている。また、図形の問題も空間をからめたものが必ず出題されている。この2点の特徴は難易度の高い入試では多く見られる傾向であり、受験生にとっては対策に苦慮するところでもある。
湘南 出題傾向
独自入試2年目を迎えたが、問題量、出題形式に大きな変化はない。初年度の合格者平均点が高かったこともあり、難易度が今年は若干高くなったようだ。記述問題は問6の1題だけで、2年続けて証明の一部を記述させる出題となっている。考え方や解き方が身についているかどうかを問う出題のなかに、問2(イ)、問3(イ)、問4(イ)、問5(ウ)のようにじっくり考えさせるやや難しい問題が出題されている。
柏陽 出題傾向
初年度の平成19年度と比べると、若干、問題の構成が変わった。昨年は小問集合が問1だけであったが、今年は簡単な計算だけを問1とし、その他の簡単な小問を問2として独立させた。また、問6の円の問題では、証明問題3題を1題に減らし、代わりに過程を記述させる問題が出題された。確率の分野の比重がだいぶ軽くなったような印象を受けるが、この傾向がこのまま続くかどうかはわからない。全体的には、やや負担は軽くなったように感じられる。
次に、対策については共通で紹介しておくことにするが、次の3点を意識するとよいだろう。また、他の学校であっても参考になると思うので、志望校の過去問題を確認して参考にするとよい。
ざっくり、確実に得点しなければならない基本・標準的な問題が7〜8割、やや難しい考えさせる問題、差のつきやすい問題が2〜3割といった構成である。当然、県の共通問題よりは難易度は高く、時間は50分で同じであることから、成績のよい生徒でも気の抜けない内容となっている。
1.入試の基本・標準的な問題を制限時間のなかで、はやく確実に解く練習をしよう
問題自体はそれほど難しくなくても、時間制限をするとケアレスミスを起こしやすくなる。したがって、単元学習が終えたあとの入試問題演習では、必ず目標時間を決めて問題を解くようにする。そして、ケアレスミスがあれば、どんなところでミスをしやすいのかを確認しておくとよいだろう。問題文をきちんと読んでいないためのはやとちりミス、筆算を怠り暗算で済ませてしまうための計算ミス、字が乱暴なための転記ミスなど、人によってケアレスミスの傾向は異なる。自分のミスの傾向がわかったら、積極的に直すことを心がけることだ。
2.入試の標準問題を数多く練習しておこう
思考力を必要とする問題があるものの、湘南と柏陽に関しては、全体としては入試の標準レベルを少し難しくした程度のレベルだ。Z会の入試対策副教材、そして志望校および近隣の学校の独自問題などを有効に活用しよう。とくに、長い文章の問題や記述問題に積極的に慣れておくことを勧める。
3.規則性の問題、空間図形の問題対策は、過去の入試問題を解こう
学校ではきちんと習わないけれども入試ではよく出題される内容として、規則性の問題と相似や三平方の定理をからめた空間図形の問題がある。これらを過去の入試問題を通じて十分に解いておくことは大切である。とくに横浜翠嵐を志望する会員に言いたいことだ。
なお、学校では習わないけれども入試にはよく出る分野としては、これに加えて整数問題がある。ヘルプサービスにもよく相談がくるが、過去の入試問題を通じて演習するしかない。その意味では、塾や通信教育などの校外学習の効果は大きい。なぜなら、ひとりで勉強するのは、よっぽどできる生徒でもない限り大変なことだからだ。
少し長くなったけれども、キミが受験を控える中学3年生だったら、ぜひ今後の勉強に活かしてほしい。参考になればうれしく思います。
