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プロフィール

中学コースのヘルプサービス(質問回答サービス)に携わる学習アドバイザーとその周辺スタッフです。
日々、和気あいあいと楽しく、それでいて真摯に仕事に取り組んでいます。

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質問の光景

[2008年07月03日(木) ]

  こんにちは、はじめまして。「ふらーまやー」です。どぞ・よろしく。

 しばらく前の日曜のことです。その日わたしは、某首都圏古都で海沿いを走る電車に乗っていました。休日とあって車両は観光客で満杯。その中に、甲高い子供の声が響きました。
「ひちふくじんて何?」「ねえ何?」「ねえ・・」
尋ねられているのは、その子供をひざに抱いた母親らしき女性でしたが、疲れているのか、ぐったり座って目をつぶり、ほとんど相手にしません。

 子供が騒ぎ出す少し前に、この親子の前に立っている年配者グループの方々が、この町の七福神めぐりについて話していました。それを子供が聴いていて興味を持ったのでしょう。なかなか根性のある(?)子で、かなりしつこく聞いていましたが相手にされず、しだいにぐずるような調子になり、しゃくりあげ、とうとう母親は怒ってしまいました。
「うるさい!まわりに迷惑でしょ! 静かにしなさい。みんな疲れているんだから。」
            
 どんよりした空気が車両に流れたそのとき、年配者グループのひとりの女性が子供に話しかけ、説明を始めました。
「七福神ってのはね、七人の福の神のことだよ。私たちは、それを祭ってあるお寺をまわって拝みにいこうって考えてるの。」

 見知らぬ解説者の登場に、始めはびっくりして黙ってしまった子供ですが、すぐに、
「ななにんのふくって、だれ?」「福の神って何?」「おがむって何?」
と、機関銃のような追加質問攻撃が始まりました。中にはその女性が答えに詰まるような質問もあったのですが、女性が困っているとグループの他のメンバーの方々が答え始め、いろいろな言い方での優しい解説が始まりました。

 そうしながら幾駅かが過ぎて、やがて子供は、ほおっと大きなため息をついて満足したようでした。すべてに無事に答え終えたグループの方たちも満足そうで、疲れて怒っていた母親も、ていねいにお礼を言っています。車両は、なんともいえない、やさしい高揚感に満ちていました。

 質問をする・受けて答えるという関係の、ある幸福な形がそこにはありました。あの経験があれば、あの子は「興味を持つ」ことの楽しさを信じていけるでしょう。

 アドバイザーとして回答を考えるたびに、その日のことを思い出します。もちろん、皆さんは中学生で、自分で勉強をしているのですから、私たちアドバイザーは「答え」を教えるわけではありません。しかし、あのグループの方たちの豊富な知識と柔軟な対応をする精神力、あれを手に入れたいと、日々思っています。
                          ふらーまやー/国語