Z会中学コースには、日々、会員・保護者のみなさまから様々な学習相談や質問が届きます。
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[2008年09月28日(日) ]
こんにちは。学習アドバイザーのカズです。今回は、両国高校について見ていきます。
両国高校も大問4題の構成です。とくに難しい問題はないので、教科書をしっかり理解し、都立高校の同レベルの自校作成入試問題を数多く解いておくことが最良の対策となることでしょう。もちろん、そうはいっても学習してから間もない三平方の定理などがしっかり出ているわけですから、最初は難しく感じるかもしれません。
ある程度余裕をもって教科書の内容をすべて学習し終わっていることが大切です。差がつくとしたら、2番の〔問3〕で求める直線が正方形の中心を通ることに気づけたかどうか。3番で三平方の定理の空間での応用問題でしょうか。ただし、これでも入試問題としてはやさしい部類に属します。
では、このレベルの入試問題ではどこで差がつくのか。または、どうしたら人よりいい点を取れるのかについて、今回は考えてみます。まず、一つめは年間の学習計画がしっかりしていて、教科書内容をできるだけはやくに終らせ、入試問題を解く時間を十分にとったかどうかということです。学校では、年を越しても教科書の学習を行うことと思いますが、両国高校を目指す人は少なくとも年内を目標に教科書をすべて終えてほしいところです。
それであれば、冬休みや直前期は、入試問題を中心に演習することができます。都立の自校作成問題には、問題数やボリューム、形式など、出題者の先生方が互いに他校の入試問題を参考にして問題を作っていますので、他県の問題をやるよりずっと効率よく傾向を知ることができます。言ってみれば、他校の問題が、すべて直前予想問題になるのです。その意味で、学習計画をしっかり立てて3年分程度いろいろな学校の問題にチャレンジしてみることを勧めます。
なお、入試の過去問の解き方ですが、キッチンタイマー勉強法を取り入れてください。私も中学生の頃はキッチンタイマーを手元において勉強していましたが、要は、時間を計って時間配分の感覚を養ってほしということです。今年の両国高校の問題であれば、全部の問題を解き切ることが望ましいですが、なかには時間内では絶対に手がつかないボリュームの問題を出題する高校もあります。そのようなときにつく差というのは、学力が同じであれば時間配分です。自分の力で解ける問題なのか、そうでないのか。または解けたとしてどのくらいの時間がかかりそうか。きっちりと当てることは難しいとしても、多くの問題を解くことで得られる勘が働きます。その勘を養うためにも入試の過去問は有効なのです。そして、解けそうな問題に時間をかけ、できる問題を確実に得点できる人が合格できるのです。その点では、数学に苦手意識のある人により効果があるかも。苦手である自分を受け入れ、自分をよく知ることで効率的な時間の使い方ができるのです。ぜひ、できるところから実行してみてください。健闘を祈ります。