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中学コースのヘルプサービス(質問回答サービス)に携わる学習アドバイザーとその周辺スタッフです。
日々、和気あいあいと楽しく、それでいて真摯に仕事に取り組んでいます。

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覚えよう!都道府県と県庁所在地

[2009年01月08日(木) ]

こんにちは
社会の学習アドバイザーのたぬき男です

みなさん寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか
3年生は入試が近づいてきて、受験勉強により一層励んでいることと思います
そこで、今日は受験勉強をがんばっている3年生に向けて、社会の入試対策で重要なところ、特に地理についてお話したいと思います

地理の入試問題で重要なものというと、地図や地形図、雨温図などのグラフ、表などの資料を使った問題がよく出題されています。
その中でも、意外な感じがするかもしれませんが、都道府県名と都道府県の位置、都道府県庁所在地名がわからないと解けない問題が多く出題されています。
しかも、都道府県が発表した入試データによると、そうした問題の正答率が低く、解ける受験生と解けない受験生とで差がついているのです。具体的にどのくらい多く出題されているのか見てみましょう。

●2008年度入試で、県名とその位置などに関する問題を出した都道府県
北海道・岩手県・秋田県・埼玉県・福井県・山梨県・三重県・大阪府・和歌山県・徳島県・愛媛県・長崎県・宮崎県


例:地図にある都府県の中から静岡県に当たるものを選び、黒く塗りつぶして示しなさい。(2008年 大阪府改)

●2008年度入試で、県庁所在地と位置などに関する出題をした都道府県
福島県・茨城県・千葉県・神奈川県・鳥取県・岡山県・香川県・愛媛県・福岡県・大分県


例:下のア〜エに示す三つの県の組み合わせの中で、県庁所在地名が県名と異なる県が一つだけであるものを一つ選び、その符号を書きなさい。また、その組み合わせの中で、県名と異なる県庁所在地名を漢字で書きなさい。

ア 高知県−山口県−岐阜県
イ 徳島県−福島県−滋賀県
ウ 静岡県−群馬県−島根県
エ 茨城県−沖縄県−宮城県

(2008年 千葉県改)


これらのことから、47都道府県のなかで半数近くが、県名と県庁所在地名、都道府県の位置に関連した問題を出題していることがわかります。
入試では小問一つ○になるか×になるかで合否が分かれることもありますから、県名と県庁所在地、都道府県の位置は絶対に覚えておいたほうがよいとわかりますね。

なお、どの都道府県名・県庁所在地名が出題されるかの予想は立てられませんので、47都道府県とそれぞれの県庁所在地すべてを覚えるのが一番よいでしょう。しかし、どうしても今から47都道府県すべて覚える自信がないという場合は、出題されやすい「都道府県名と県庁所在地名が異なるところ」から優先して覚えるようにしましょう。
念のため、都道府県名と県庁所在地名が異なるものを、以下にあげておきますので、参考にしてください。

北海道−札幌市、岩手県−盛岡市、宮城県−仙台市、
茨城県−水戸市、栃木県−宇都宮市、群馬県−前橋市、
神奈川県−横浜市、石川県−金沢市、山梨県−甲府市、
愛知県−名古屋市、三重県−津市、滋賀県−大津市、
兵庫県−神戸市、島根県−松江市、香川県−高松市、
愛媛県−松山市、沖縄県−那覇市


(「埼玉県−さいたま市」は漢字の表記とひらがなの表記が違うだけですので、上に含めませんでした。「東京都−東京」については、地図帳では東京都の都庁所在地を「東京」としていますが、「新宿区とすべき」という意見もありますので、出題しづらいと考えています。でも、もし出題されたらごめんなさい

今回のブログは以上になります。いかがでしたか
志望校に合格するためには確実に1点でも多く得点しておきたいものです そのためにも、まだ47都道府県の県名と位置、そして県庁所在地名を覚えていないという人は、ぜひこのブログをきっかけに都道府県名などを覚えて、他の受験生に差をつけられないように1点アップしてくださいね

(たぬき男/社会)

この物質は何でしょう?

[2009年01月07日(水) ]

あなたは、DHMOという物質を知っていますか

DHMOとは、Dihydrogen Monoxideの略で、水酸とも呼ばれます。
とても恐ろしい物質で以下のようなことが知られています。

・酸性雨の主成分である。
・温室効果を引き起こす。
・地形の侵食を引き起こす。
・多量のDHMOによる窒息事故が絶えない。

     ・
     ・
     ・

このようにとても恐ろしい物質でありながら、

原子力発電所や火力発電所で利用されたり、
食品や輸送機器など様々な洗浄に利用されているだけでなく、
多くの食品の加工にも利用されています。

日常生活の非常に多くの場面で使われている物質なのですが・・・
まったく規制される見込みはありません。。

普段目にするDHMOはいったいどんな物質か知っていますか
















このDHMO、とても怖い物質に聞こえますが、
Dihydrogen Monoxideとは日本語に直訳すると一酸化二水素のこと。


つまり、なんです。


これはよく知られているブラックジョークなのですが、
うまーく事実を隠して、否定的な面をずらりと並べることで、
いとも簡単に多くの人がだまされてしまうのです。
こんなジョークであれば、なぞなぞのように面白く見ていられるのですが、
風評やトンデモ科学というのは、こういう形で広まってしまうものの代表例です。

たとえば、環境問題のように、とても大きな、そして複雑な問題では
悪く見える部分だけでなく、良く見える部分も出てきます。
1つのことだけを対比させて考えるのではなく、
いろいろな面から考えてどちらがプラスなのかマイナスなのか、
こういったことを考えることが大切です。

では、いろいろな見方をするためにはどうしたらいいでしょうか
専門的な知識だけだと、実はかたーく考えてしまいがち。
広い見識や考え方はこういったところに役に立ちます。
結果に結びつくことだけを目標としているだけでは、
本当の壁を越えられないことがあります。

たまには、こんなジョークを考えて頭をやわらかくしておきましょう

(クロクロメガネ団団長/理科担当)

計画性

[2009年01月06日(火) ]

こんにちは!数学の学習アドバイザーのたにしです!

皆さんはどんな年末年始を過ごしたのでしょうか。
振り返ると、中学生のときは家でダラダラして、男同士であけおめメールを送りあって喜んでいました。今も日付の変わる前後はメールが送れなくなったりするのでしょうか?

ちなみに僕の年末年始は、卒業論文のおかげで実家にも帰れず、扁桃腺が腫れて39℃超えの熱を出しながらガキの使いを見て、気を失うというパターンでした。
去年はノロウイルスか何かで病院で点滴を打ちながら天井を眺めていると年が明けていたので、一歩前進です。


さて、今回は計画性の大切さを訴えたいと思います。
先ほども登場した卒業論文ですが、これは大学で勉強したことの集大成みたいな論文で、自分でテーマを設定してちょこちょこと書いていかなくてはいけないのです。
今年の夏くらいから開始して、大体1月か2月に提出することになります。
分量はワードで40枚くらいなので、半年かければそれほど多いものではありません。
だけど、いろんな文献を読んだり、実地調査をしたりしていると時間はどんどんと過ぎていきます。
僕の場合は提出期限が2月なのですが、実は今これを書いている次の日が1次締め切りです。
30枚くらいは仕上げなければならないのに、なんとまだ5枚しか書けていません。
僕はもう諦めているのでいいのですが、さらなる犠牲者を出さないためにも反省ポイントを挙げておこうと思います。これはきっと受験にも役立つはずです・・・!
何よりも、7月から1月までの日程とわかっている予定を紙に書き出し、どの月に何をするのかを決めておくべきでした。
「まだ時間があるからいいや」という気持ちがすべてをだめにしますね。
次に、何事も全体像から入るべきだということです。
細かい内容を最初にぐちゃぐちゃ考えていると、結局自分が書きたかったことは何なのか、まったくわからなくなります。
テーマをきちんと設定して、それを言うためにはどのようなことを示せばいいのかを考えるべきだったんです。

皆さんも、これから受験まで、これから定期テストまで、というように期間を決めて用事といっしょに書き出してみると、自分にどれだけの時間が残されているのかわかります。
その中で、全体を見渡して本当にやらなきゃいけないことを全部チェックして、そこから1つ1つ取り組むようにするのが理想なんだろうなあと思います。

なかなか難しいですが、こういった計画性って本当に大事です。
僕の今年の目標も計画性をもつことなので、皆さんもぜひ計画的に生活してください。
頭の体操にもなってちょうどいいと思いますよ

バルト三国紹介〜ラトビア編〜

[2009年01月05日(月) ]

あけましておめでとうございます

新年早々ですが、今回はバルト三国の真ん中に位置する国、ラトビアで撮った写真を公開しようと思います


まずは夜の町並み。
映画にでも出てきそうです


これ何だと思います??
手袋ですカワイイ
やっぱりラトビアもニットの国なんです



旧市街には、こんな風に細かくて豪華な装飾がされた建物がたくさんあります。
家の中はどれだけ質素な作りであっても、外側をどれだけ細かく飾れるかで自分の富をアピールしたのだそうです
中でも人や動物の顔の装飾が一番すばらしいとのことですが・・・・・・ちょっと怖いです


泊まっていたホテルの近くに、日本食レストランがありました
なんだか不思議。。。
なつかしい味噌汁の味にほっとしました



最後はブラックヘッドのギルドと猫の家
この2つの建物は向かい合って立っています
昔猫の家に住んでいた裕福な人が、ドイツ系住民の商業組合であるギルドへ加盟を希望し、ラトビア人であることを理由に拒否された。それに抗議の意を示すために、屋根の上に、ギルドにお尻を向けた猫の彫刻を取り付けたそうです。
現在猫の向きは正面を向いていますが、これにはギルドが告訴し、裁判所の命令で向きを変えさせたという説や、その後ブラックヘッドのギルドがコンサートホールになったことから、美しい音色に誘われて猫が正面を向いたとの説があるそうです
猫の家。猫好きの私にとってお気に入りの場所です
現在一階はカフェになっているんですよ


まだまだたくさん魅力のある国で、伝えきれませんが・・・
今回はこの辺で
残るはエストニア編楽しみにしていてくださいね

(和音/英語)

子どもの“やる気”を育てる6日間(第6日目)

[2009年01月04日(日) ]

今日は、このシリーズの最終回ということで、テーマである「子どもの“やる気”を育てる」ためにできることについて考えていきたいと思います。

家庭環境がよく、中学高校時代の成績も優秀なアドバイザー4人の話ですので、なかなか真似をしようにも難しい面があるのは事実ですが、どこの家庭でもできることはあるように思いましたので、少しでもお役に立てれば幸いです。なお、6日間の文責はアドバイザーのカズですが、中学生の子どもを持つ親でもあります。

それでは早速、始めましょう。

まず、第一に押さえておかなければならないのは、親子関係でしょうか。反抗期などはごくふつうにあったものの、基本的な信頼関係ができていると思いました。つまり、些細なことで不機嫌になったり、軽い言い争いがあったとしても、子どもは親のことを味方だと思っている点です。これは反抗期などにもう少しエスカレートしてくると、つねに無視し続けたり、親に対して暴言を吐く、親をバカにするなどがありそうですが、そこまでの行動は今回登場してもらったアドバイザーのなかには見られませんでした。

そして、そのような人間関係が基本となって、子どもが困ったときにのみ親が自然と手を差しのべる構図が割とどのアドバイザーにも共通しているように思いました。

なぜ、親子の人間関係がしっかりしているのでしょうか。中学生ではありますが、時として一人の人間として扱い、対話をしている点が注目です。そして、必要以上に勉強に口出ししていない点もいい影響を与えているのでしょう。「自分は親から信頼されている」と無意識のうちに刷り込まれているような気がしました。親は、子どもを信頼しているから、必要以上には口出ししない。そのせいで、進路に関しては全員が自分で決めたかたちになっています。この「自分で選択する」ということも重要なポイントでしょうか。人は、人から言われたことをやる場合と自分で決めたことをやる場合では、モチベーションに差が出ます。4人のアドバイザーのご両親は、その辺をわかっていらっしゃったのでしょう。些細なことであればぐっと我慢をして、見守ることに徹しきるところがすごいと思いました。

ふつうの家庭では、なかなかそううまく行くものではないような気がします。何となくイライラした気持ちのときは、子どもにぶつけてみたり、子どもと対等に言い争ってみたり、成績表を見てお小言を言ってみたり。それが人間としてふつうのような気もするからです。家庭では、感情の趣くままに家族に表現することが多いのではないでしょうか。

そうなってくると、程度の問題ではありますが、人間関係が崩れていきます。ましてや口やかましく「勉強しろ! 勉強しろ!」などと言われると、余計にやる気が失せます。やはり、ここは思ったことをすぐさま口に出すのではなく、ぐっと我慢をして、頭のなかで結果をイメージし、それで解決しそうな場合にのみ口出しするとよいでしょう。う〜ん、口でいうほどやさしいことではなさそうですね。

次に、生活習慣において親にできることを考えてみたいと思います。百マス計算で有名な陰山先生も言われていることですが、朝食をしっかり食べる。これは本当なんだろうな、と思いました。そして朝食だけでなく、食事を軸にした規則正しい生活ということも大切です。規則正しい食事の時間帯を決めることで、勉強時間帯も固定されてきます。

あとは、できれば家族全員が食卓を囲む。お父さんお母さんが忙しいとなかなか難しいこととは思うのですが、家族全員が同じ食卓を囲み、家族の対話があるということが思春期の中学生、高校生には必要であるように思いました。これは毎日は難しいかもしれませんが、休みの日などはできるだけ家族がそろうことが理想ではないでしょうか。そのなかで、何気ない会話のなかから大人の価値観に触れ、いろいろなことに興味をもつことにもつながってくるのではないか。そのように思いました。学校のテストの成績に直接結びつくものではないのですが、牙さんの話から、長い目でみて多様な価値観に触れる大切な時間ではないかと感じました。

また、学校の勉強だけで終るのではなく、いろいろなことに興味をもつことは、自分の将来を考えるきっかけもそれだけ多いのではないでしょうか。勉強をしていくうえで大切なことは、高校合格、大学合格もあるのですが、その先をイメージできる生徒のほうがよりがんばれるような気がします。無理やり将来のことを考えさせる必要はありませんが、家庭のなかに将来を考えるきっかけがあったとしたら、それはどれだけすばらしいことでしょう。そのためにも、ふだんからの何気ない会話が必要なのです。言ってみれば、農作物は肥料がなくても何とか育ちますが、家族の対話は肥料なのです。よりよく育っていくためには、できるだけ農薬(ここでは余計な口出しでしょうか?)を少なくし、必要なときに肥料を吸収してぐんぐん育つ。できることであれば、そうありたいと思いました。

話変わって、中学受験について考えてみます。受験するにあたって、大学の進学実績や偏差値を参考に進学先を決めることが多いように思いますが、中高一貫校といっても学校によって校風その他がまちまちです。偏差値等を参考にするのは結構なことですが、それ以外のこともきちんと調べたうえで受験に臨むのがよいでしょう。たにしさんの話を聞くと、少しかわいそうになりました。無事、学校は卒業して大学に現役で入ったのでよかったのですが、通学時間、実際の混み具合、電車やバスの接続なども詳細に調べておいたほうがよいですね。少なくともたにしさんは部活をする時間はなかったようですし、6年間通う学校であれば、その点はよく考えたほうがよい部分だと思いました。

いまは、面倒見のよい中高一貫校が増えているようです。Z会でも、添削問題の提出が滞る原因に学校の宿題の多さを上げる会員が少なからずいます。こういったこともチェックポイントの一つです。その学校の生徒の通塾率はどの程度のものなのか。学年によっても変わってきますから、できるだけ多くの情報を集めておくことをおすすめします。今回、登場してもらったアドバイザーの出身校はどこも面倒見がよかったようで、中学に関してはあまり塾を必要としなかったようです。

最後に、どのアドバイザーもしっかりしているように思いましたが、さまざまなことを自分で決めているということも印象に残りました。あくまでも親から言われたことは参考に聞くまでに留め、最終的には自分で決める。決めることには責任がともないますから、きちんとやろうとする意志が働きます。こういったことが学習に対するモチベーションや集中力につながっているように思いました。親としては、「〜をしなさい」ではなく、「これから何を勉強するの?」など、勉強することを前提にした会話に持ち込み、相手に選択させる、決めさせる会話を心がけようと思いました。

実は、こういったことは、ふだんのZ会のサービスのなかにも盛り込むようにしています。例えば、「夏期集中シリーズ」という教材があるのですが、ゴール宣言はがきというのが付いてきます。これは、教材をいつからやるか、いつまでに終らせるかを自分で決めて宣言させるものです。今年は、会員から送られてきた宣言はがきに、1通ずつ個別のコメントを書いて返したのでした。
 
以上、何か、思いつくままに書いたという気がしないではないですが、子どものやる気≠育てるために、親としてどうあるべきか。理想であって、なかなか難しいことは承知しているのですが、思うことを述べてきました。みなさまの参考に少しでもなれば幸いです。2009年も「日刊 学習アドバイザー!」をよろしくお願いします

(おしまい)

子どもの“やる気”を育てる6日間(第5日目)

[2009年01月03日(土) ]

いよいよお正月特集も5日目を迎えました。きょうは、学校の授業について、いろいろと思うところを話してもらいました。

<学校の授業について>

まず、最初にした質問が、「嫌いな先生はいましたか?」です。

ルーキー:授業を担当している先生で嫌いな先生はいなかったので、問題はありませんでした。

たにし:いましたが、話をしても時間がもったいないので、あまり関らないようにしました。

にっこりガム:当時は嫌いな先生もいましたが、いま思うと僕のほうが子どもだったと感じます。ただ、先生としての学力に欠ける先生は確かにいて、その先生はあまり尊敬できなかったです。なるべく目を合わせないようにしていました。

:反抗期まっただ中で嫌いな先生がいたので、徹底的に嫌いました。

いろいろとあるようですね。でも、いろんな先生と接するなかで好きな先生もいれば嫌いな先生もいるのは自然な気がします。要は、程度問題でしょうか。あとは、理科とか数学は興味をもって勉強できるかどうかが、その科目の好き嫌いに直結してきますので、できることであれば理科や数学の先生が好きで、授業も楽しいと思えるほうがいいですね。高校に入るとぐっと難しくなってくるだけに、中学で自信を蓄えておくことが大切です。

やっぱり、死んだ眼で授業をされるのと活き活きと授業をされるのでは、伝わってくるものが違います。学校の先生は、楽しそうに授業をすることが大切だと思いますが、ふだん学習アドバイザーには、そのような姿勢で会員さんに接することができるよう職場の雰囲気には気を使っています。

次の質問です。「小と中、中と高で授業にギャップはありましたか?」

ルーキー:中学受験をしたので、むしろ勉強に関しては楽になった印象がありました。高校も中高一貫だったので気になりませんでした。

たにし:小学校と中学校でギャップがありました。量と進度があまりにも増大していたので、宿題だけはやるようにしていました。

:うまく先生が説明してくれたので、授業はとくにギャップを感じませんでした。テストなどの結果が良かろうと悪かろうと怒られることはなかったので、授業や勉強に対するプレッシャーも感じませんでした。

にっこりガム:小学校と中学校のギャップはとくにないです。でも、中学と高校のギャップには愕然としました。まずはギャップを見せつけてビビらせようという魂胆に違いありません。とりあえず眠くても予習するところから始めました。

たにしさんは、中高一貫で宿題がたくさん出る学校だったようですね。そのため、通学時間が長いこともあり、中学に入ってからの2年ほどは大変だったようです。それに対して公立出身のにっこりガムさんは高校に入ってからが大変だったようですね。

中高一貫校がいいのか公立がいいのか一概には言えないのですが、多くの中高一貫校出身者を見てきて、「自分にできることできないこと」の見極めがはやいということを感じます。多くのできる生徒のなかでもまれてきているせいか、自分にできないことというのを徹底的に叩き込まれてきているような気がするのです。

それに対して、公立出身の生徒はたくましいです。しかし、公立出身で難関大学に合格することがいかに難しいか。中高一貫に比べてそんな逆境を乗り越えてきたからこそ、たくましいんでしょうね。勉強だけでなく、友だちの関係のなかでも多様な価値観を持つ友人とめぐり合い、人間関係の面でももまれてきているように感じます。しかし、そんなたくましい公立出身ですが、ふつうは中高一貫に比べて難関大学に合格することは難しいですから、合格率はぐっと落ちます。

そのように考えると、中高一貫校に入ることは、難関大学に合格できる可能性をぐっと高めますが、可能性が高いのだから難関大学にも当然のように合格していきます。それに対して、公立は難関大学の合格実績で中高一貫にはかなわない。でも、そのような環境のなかでも難関大学に合格できる学生には、潜在能力の高さを感じます。

先に苦労するのと後で苦労するのとではどちらがよいか。結論が出る問題ではありませんが、子どもにあった環境が大切であることを常々感じています。中高一貫校に通っているのであれば難関大学に入れる可能性を素直に喜べばよいし、公立に通っているのであれば大学受験が大変だけれどもたくましい人間に育つ可能性を信じるとよいでしょう。どちらがよいというものではありませんから、現状を受け入れて前向きにとらえることが大切だと思います。

では、最後の質問です。「塾に行っていましたか?」です。

にっこりガムZ会一筋6年です。

たにし:学校が遅くまで受験対策をしてくれるので、塾には行きませんでした。

ルーキー:中学時代は行っていませんでした。たまにある長期休みを利用して行くことはありましたが、内容が予習になっていたので難しかったです。

:季節講習だけ行きました。人にもよるかと思いますが、中学時代は塾はまったく役に立ちませんでした。学校と進度も違い、教え方も違うので、学校の妨げになるだけでした。少なくとも、「学校の勉強はレベルが低すぎて困る」というのでなければ、学校のほうが面倒見がいいような気がします。

公立出身のにっこりガムさんは、Z会一筋6年ですか。学習アドバイザーも大学1年のときからやっていますので、合計10年ですね。すごい、すごい。

あとの3人は中高一貫校ですが、比較的、面倒見のよい学校だったようですね。とくに塾に行くことなく、学校の授業を中心に勉強していればよかったのですから。そして、塾を知るという意味では、季節講習だけでも利用してみてよかったのではないでしょうか。塾が学校に合っていなくてあまり役立たないということであれば、より学校の授業を中心に勉強しようと思うものです。

ここで感じたのは、一律に塾に行くべきかどうかではなくて、学校から出される宿題の量や通学時間、学校と塾の進度の違いなど総合的に判断しないといけないということですね。親の立場としては、学校がしっかりやってくれるのであればそれに越したことはない。あんまりお金をかけないでね、といったところでしょうか。ましてや塾があまり役に立たないということであれば、学校に期待します。

以上、学習アドバイザーの中学時代をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。本当に人それぞれであることを感じましたし、本人に合った学習スタイルを選ぶことが大切なのですね。とかくいろいろな情報に振り回されがちですが、改めて子どもに合った学習環境を考えてみようと思いました。

次回は、このコーナーの最終回です。いままでに綴ってきたことを参考に、親として子どもに何ができるのかについて考えてみたいと思います。

子どもの“やる気”を育てる6日間(第4日目)

[2009年01月02日(金) ]

本日は4日目。学習アドバイザーの人間関係にせまっていきます。

<人間関係について>

一つめの質問は、「友人関係で悩んだことは何ですか?」です。いまどきの中学生の交遊関係を知るうえで、大学生の中学時代も参考になるものと思います。

にっこりガム:まわりがどんどん不良になっていく(笑)

たにし:勉強しようと目覚めたときに、それまで下校中に繁華街で遊んでいた友だちとの距離の取り方で悩みました。

ルーキー:とくに悩んだことはないかもしれません。人間関係に関しては楽観的な子どもでした。

:新しい友だちと仲良くなると、これまで仲良くしていた人と疎遠になることがあり、寂しく感じていました。さらにプライドが高かったので、疎遠になっていく人をわざわざ努力してつなぎ止めるようなことをせず、その結果、ますます疎遠になりました。

一つめは、程度の差こそあれ、どこにでも悪い友だちはいると思います。そのような友だちとどのようにつきあっていくか。公立の中学と一貫校では様子が違うのではないかと思いますが、あまり深く付き合えないな、という感情はあるでしょう。とくに小学校時代に仲のよかった友だちが中学に入ってから変わってしまうという例も数多くあると思います。そのようなときには、寂しさを感じるものですよね。

しかし、親の立場からは、やはり悪い友だちとは付き合ってほしくない、というのが本音です。実は、親は子どもの交遊関係に関して、成績以上に目を光らせているものかもしれません。

さんの話については、「もったいない」の一言ですね。自分を高めてくれる友人をもしかしたら、簡単に手放してしまっているかもしれません。中学高校は生涯の友をつくる場所と思います。牙さんはまだ学生ですから、これからでも友人を大切にしてほしいと思います。友人は、人生に迷ったときの相談相手になってくれるはずです。

2つめの質問は、「友人の悩みを誰かに相談しましたか?」です。

たにし:一人で解決しました。

ルーキー:何かあったときには、付き合いの長い友人に相談していたような気がします。

にっこりガム:身近だったので、部活の顧問の先生に相談しました。「タバコだけは体力なくなるから吸うな」と言われました。

:とくに相談はしませんでした。母親には学校であることはよく話していたので話しましたが、相談というよりは報告のような感じでした。そのため、親からアドバイスはとくにありませんでしたが、聞いてもらえたのがよかったのだと思います。

相談相手は、友人、先生、母親といろいろですね。あまり深刻な悩みもなかったのが特徴といえば特徴でしょうか。全体的には、友人に恵まれていたことを感じます。

3つめの質問です。「好き人はいましたか?」です。牙さんとたにしさんが男子校です。

:男子校だったので、いませんでした。いたら問題な気がします。

たにし:ほとんどいなかったと思います。

にっこりガム:いました。でも、チキン(臆病)なのであまり行動せずに終りました。

ルーキー:中学生の頃はそれほど好きな人はいませんでした。

一貫校の雰囲気というのが私にはわからないのですが、そんなものなんでしょうか。個人的には意外な感じがしました。

4つめの質問です。「携帯電話は勉強の妨げになりましたか?」

にっこりガム:残念ながら、持っていなかったです。

:携帯電話は学校に持ち込み禁止だったので、とくに妨げにはなりませんでした。

ルーキー:妨げにはなっていません。それほど携帯が多機能ではなかったですから。

たにし:中学のあいだは勉強中にメールの返信を止めておいたので、妨げにはなりませんでした。高2のときにわずらわしくなって、センター試験前後まで使えないようにしました。

なるほど。公立だと通学に電車、バスを使わないから、あまり必要性は感じないですね。あとは、男の子よりも女の子のほうが積極的に利用しているように思ったのですが、どうなんでしょう。ヘルプサービスの現場にいると、同じ学年であればコミュニケーション能力は女子のほうが高いように感じます。実際に、ヘルプコールしてくる会員は女子のほうが多いですしね。

いずれにせよ、どっぷりつかることなく、上手に節制して使っていたように感じました。親の立場としては、携帯を与えることにも与えないことにも不安があるのですが、どちらにしても本人しだいなのですね。

きょうは、人間関係ということで話を聞いてきましたが、あまり目立った問題はなかったようですね。自分のときは、けんかやいじめもあったし、気に入らない人がいるとシカト(無視)したり。先生が暴力(指導?)をふるうこともあれば、授業が成り立たないってこともあったな〜。受験のときは、クラスの雰囲気が悪くなってぎすぎすしたり。それでも卒業して30年近く経って同窓会なんかがあるといいものですよ。

時代が違うといってしまえばそれまでですが、いつの時代でもだれにとっても友人は大切です。中学生のみなさんは、友だちを大切にしてくださいね。

子どもの“やる気”を育てる6日間(第3日目)

[2009年01月01日(木) ]

あけましておめでとうございます!
本年も日刊! 学習アドバイザー<uログをご愛読よろしくお願いします

それでは、早速、お正月特集の3日目の内容に入りましょう。

<反抗期について>

中学生といえば反抗期がつきものですが、学習アドバイザーたちの中学生時代はどうだったのでしょう。興味があると思いますので、早速、見ていきます。

最初の質問は、「反抗期はありましたか?」というものです。

:中2の後半〜中3の前半です。

にっこりガム:中2〜中3くらいに軽くありました。

たにし:ほとんどありませんでしたが、中学生の頃は朝が弱かったので、朝だけ反抗していた気がします。しかし、ただの不機嫌だったのかもしれません。

ルーキー:思い返せばありませんでした。

な〜んだ。思ったほど反抗期はなかったのですね。少し期待はずれでしょうか? あるとすると、男の子の場合で、中2から中3にかけてに多そうです。

では、早速、2つめの質問にいきましょう。「反抗期にどういう行動をとりましたか?」という質問です。

ルーキー:なかったので…。

にっこりガム:なるべく自分の部屋から出ないようにしていました。なぜか親と顔を合わせたくなかったので。

たにし:反抗期とは違うかもしれませんが、遠い私立を辞めて近い公立に変えようと悩んでいたときは、半月くらい学校に行きませんでした。

:親に表立って反抗するほど勇気がなかったので、不機嫌になったり、扉を勢いよく閉めたりくらいしかしていませんでした。

これも期待はずれの回答か。反抗期は反抗するから反抗期なのであって、不機嫌なだけなら不機嫌期じゃないか。「親とまともに話をしないように」というのはありそうだけど、そもそも親が口うるさくあれこれ言わないから、反抗するきっかけがなかったのかも…。よかったのか、悪かったのか。どちらなんでしょうね。

では、3つめの質問です。「親に言われて傷ついた言葉、腹が立った言葉は何ですか?」
大学生になっても記憶に残っている言葉って、何なのでしょう。

にっこりガム:あんたは基本的にずるい。

たにし:かなり気を遣ってもらっていたので、とくにありません。

ルーキー:ここぞという勝負に弱い≠ニ言われたこと。実際、そうかもしれないけでど、腹が立ちました。

:親に怒られるときは理詰めで怒られたので、傷つきはしませんでした。ただ、一切の反論ができないように責められたので、腹は立ちました。

う〜ん。学習アドバイザーは、親とはけんかしないのでしょうか。それともいまどきの若者はこんな感じなのでしょうか。頭がいいのか、納得したことに対しては反論せず、腹が立っても少しのことであれば我慢、といった様子が見て取れます。中学生ぐらいであれば、もっと親に食ってかかってもいいのではないかと親の立場からは思わないではありません。

元旦だというのに、あまり盛り上がりません。最後は、「親に言われて心に響いた言葉は何ですか?」という質問です。

にっこりガム:親でも間違うことがある。

:特別に印象に残った言葉はないですが、毎日のディスカッションの中で、父親の知識の深さには驚いていました。

ルーキー:父に、「女の子だし、自分がずっと面倒みれるから、就職とか気にせず好きなことをやれ」と言われたこと。この言葉のおかげで、気兼ねなく自由な進路を選択しました。

たにし:往復3時間も電車の中にいると、なぜこの学校に通っているのだろうという疑問に始まり、これが何の役に立つのか。自分は何なのかと、帰宅後もずっと考えていることがたまにありました。そんなときに自分の悩みを母親に笑い飛ばしてもらうと、何だか救われた気持ちになりました。

にっこりガムさんとさんの話を聞くと、親が対等に一人の人間として扱ってくれていることに気づきます。中学生くらいだとまだまだ子どもと思いがちですが、逆にそこで大人扱いして接した時間というのは、子どもにとって心に響くものなんですね。

ルーキーさんは、お父さんの愛情をたっぷりに受けてすくすく育った感じがします。中学高校時代というのは、何かと将来の不安をかかえながら成長するものだと思うのですが、「ずっと面倒見てやるから、好きなことをしなさい」親としては、なかなか言いたくても言える言葉ではないと思いました。信頼関係があるからなんでしょうね。「好きなことをしなさい」と言ったら、本当に好きな道に入ってしまいそうで、ふつうの親としては恐いです。どっちがふつうなのか? いろいろと考えさせられた言葉です。

たにしさんは、お母さんが明るくて子どものことをよくわかっていらっしゃったのでしょうね。ここでたにしさんのお母さんをえらいと思ったのは、「がんばれ、がんばれ」と子どもを追い込まなかったこと。子どもがうまくいっていないと、何かと追い込むような言葉をかけがちですが、「してはいけないこと」として、きちんと理解されていたのでしょうね。理屈ではわかるのですが、なかなかできないことだと思いました。

ここまできて、本当に育ちのよいアドバイザーばかりだな〜などとのん気に思ったのですが、とにかく家庭環境がよいことに驚かされます。そして、あまり親から口うるさく言われていないことも共通点ですね。相談したいときにだけサポートする。

今回の話を聞いて、ヘルプサービスもそうあるべきだという思いを強くしたのでした。
   ・あれこれ指示しない。
   ・教えすぎない。
   ・でも、困っているときには、相談に乗ったり質問に応じたりする。
会員にとって、学習アドバイザーはそのような存在になりたい。

2009年の抱負です。

子どもの“やる気”を育てる6日間(第2日目)

[2008年12月31日(水) ]

<将来への不安について>

まず、最初の質問は、「進路についていつ頃から考え始めましたか?」という質問です。情報が氾濫する現代において、いまどきの中学生はどのように考えているのでしょう。大学生の回答ではありますが、参考になればと思います。

にっこりガム:サッカーで食べることをあきらめた中2頃からです。

たにし:一貫校だったので中学生の頃はまったく考えていませんでしたが、高校1年になり全国模試で志望大学を書くようになってから意識するようになりました。

:中学3年生のときです。

ルーキー:小学校の頃から漠然と建築系にあこがれていて、そのまま悩まずにきました。

にっこりガムさんとルーキーさんは夢があって、にっこりガムさんは残念なことにサッカー選手をあきらめることが将来を考えるきっかけになったようですね。逆に、ルーキーさんは、漠然とした方向性ではありますが、工学部建築学科を選ぶのにためらいはなかったようです。はっきりとした目標を持つのもよし、漠然とした方向がわかっているだけでもよし。人それぞれですね。たにしさんとさんのコメントからは、中学3年生から高校1年生にかけてが将来を考えるいい時期なのかもしれません。

2つめの質問です。「進路について、だれに相談しましたか?」ということを聞きました。

にっこりガム:とくに誰にも相談しませんでした。自分のやりたいことと学力で、受験する学校は自分で決めました。

たにし:親よりも友人に相談しました。高校2年から文理にクラスが分かれるのですが、みんなが同じ時期に進路の悩みを持っていたので、相談することで視野が広がっていったのだと思います。

:両親に相談しました。学校であったことはふだんから話していたので、進路だから特別という感じではなかったです。

ルーキー:担任の先生です。3年間お世話になっていて、進路にくわしかったので相談しました。

なるほど。4人ともそれぞれ異なる結果が出ましたね。友人、ご両親、担任の先生と人それぞれです。これを見ると、相談したいときに相談できる人がいることが大切で、一人で悩まないことが、前向きな気持ちで学習に取り組める秘訣ではないかと思いました。自分で結論を出して、ご両親も応援してくださる。そのような関係もありです。親としては、子どもの進路には口を出さず、相談したいときだけ話を聞いてあげる。このような関係ができると、本人も意欲的に目標に向かってがんばれるのでしょう。我が家を振り返ってみて反省です。

3つめの質問を見ていきましょう。「家で進路の話はありましたか?」ですが、これも人それぞれの結果が出ています。

ルーキー:とくに母と進路の話はしました。

にっこりガム:たびたびありました。母親談ですが、「あんた小さいんだから、勉強くらいできんと取り柄ないわ。朝日(公立の進学校)行かれー。」

:自分から話したときは真剣に聞いてくれました。意見に反対はなく、基本的に好きなようにすればいいといった感じでした。

たにし:両親はほとんど進路のことは聞いてきませんでした。おかげで、特定の進路を強要されることなく、自分の学力しだいと割り切れたので勉強に身が入りました。

これもとくに傾向があるわけではないのですが、本人が話したいときに真剣に聞いてくれる環境。これが大切なのかもしれませんね。進路に関して口やかましく、「あーせい、こーせい、あれはダメ、これはダメ」は本人の自主性を損なうものだと実感。改めて我が家を反省です。

今日の最後の質問です。「なぜ、いまの学部を選んだのですか?」

:テレビドラマを見て、主演していた俳優さんがかっこよかったからです。

にっこりガム:文系科目が好きだったので文系に進み、法律よりは経済に興味があったので。

ルーキー:昔からあこがれていたのと、理数系でデザインに関係のある仕事に就きたいと思ったからです。それと昔から、絵を描いたり細かい作業が好きなので向いているかな、と思いました。

たにし:理系で入学したものの実験が肌に合わなかったので、経済系の学部に進学しました。学部卒で就職することを考えていたので、興味と使える時間のバランスをとって選択しました。

にっこりガムさんとルーキーさんは、自分の興味や強みがどこにあるかをしっかり自己分析しての進学だったのですね。高校生の時期に将来を決めることは難しいことですが、「自分はこういうことがやりたい」「自分はこういうことに向いていると思う」といったことが漠然とでも決まっていると、大学の学部を決めるポイントになりますし、自分の将来像がイメージできるから、きっと勉強にも身が入ったことと思います。

確かに、ルーキーさんは、「受験生へのメッセージ」などアドバイザーが贈るコメントやイラストでは大活躍です。絵がうまい、手先が器用といったことは、ヘルプサービスの図版作成にも生かされていますしね。

さんは医学部ですから、医者の活躍するドラマを見たのでしょうか。将来を決めるのにあこがれも重要な要素です。テレビドラマだけで将来を決めてしまうのはどうかと思いますが、それがきっかけでその職業に興味が持てるようになったということであれば、とても素敵なことですね。テレビドラマもときには役に立っていることを再認識。テレビや漫画も中学生にとって役立つものであれば歓迎です。

たにしさんは、いろいろ紆余曲折があっての進路選択です。よく数学よりも英語のほうが得意だったということを聞いたりしますが、まだまだ人生は長い。無事、就職先も決まったことだし、理系に進んだことが将来よかったと思えるようながんばりを期待したいです。他の3人に比べると中学生時代の悩みは深かったように感じましたが、きっと社会人になってから、「大切なのは何か」を考えられる人になるのではないでしょうか。まわりのうわさなどに振り回されず、自分の価値観を持つことが大切です。とくに、まわりがよいとする価値が自分にとってもよいものなのか。そのようなことを考えることができるようになってくれると楽しみですね。

きょうは、これでおしまいです。

子どもの“やる気”を育てる6日間(第1日目)

[2008年12月30日(火) ]

<生活習慣について>

まず、最初の質問は、「1日の中で、いつどこでどれくらい勉強していたか?」という質問です。同じ大学生ではあるものの人それぞれという感じがよく出ています。

ルーキー:行き帰りの電車やバスの中や学校で勉強していました。ほとんど家では勉強していません。朝、学校へ早く行ったり、放課後に残って時間を作っていました。

にっこりガム:テスト勉強期間は1日3時間くらい。それ以外は部活が忙しくてあまりできませんでした。できるだけ、授業中に理解するようにしました。勉強するときは自宅の弟と一緒の部屋です。

たにし:中3までは夕食後の2時間ですね。自分の部屋で宿題をこなすのに精一杯でした。
また、中3からは行き帰りの電車の中で暗記分野を中心に2時間程度勉強していました。

:基本は夕食後、夕食前に時間が取れるときには夕食前も勉強していました。場所はほとんど自分の部屋ですが、たまにリビングや図書館に行って勉強していました。時間は、親から言われていたこともあり、学年+1時間が目安です。

なるほど。人によってずいぶん違うのですね。にっこりガムさんは部活が忙しいため、授業を大切にし、集中力で乗り切っていたような気がしますし、たにしさんは、通勤時間が片道2時間かかることから、電車に乗っている時間を有効活用したのですね。ルーキーさんは、家ではほとんど勉強しないとのことですが、学校で学んだことは学校ですべて理解するよう登下校の時間をうまく調整して時間を作っていたようです。中高一貫校では、朝とか放課後に先生に質問できる時間を設けている学校もあるようですし、その意味では学校と先生をうまく活用した勉強法と言えるかもしれません。

さんは、基本的に自宅でみっちり学習というタイプのようですが、夕食を食べる時間がキーワードになりそうですね。最近、読んだ本の中に

   女の子が幸せになる子育て(漆紫穂子著・かんき出版

があるのですが、食事の時間を固定することによって規則正しい生活を送ることができ、そのことが勉強にもいい影響を与えるということが書かれていました。三点固定の法則というんだそうですが、勉強する習慣を身につけるためには食事(ここでは朝昼晩の3食)の時間帯を固定することから始めよ、ということですね。当たり前のようにも思えるのですが、いまは子どもも親もとても忙しい思いをしています。できていないということがありましたら、まずはそこから始めてみてはいかがでしょうか。

2つめの質問は、「生活習慣を見直したきっかけなどを教えてほしい」というものでした。聞いてみると、通学時間に時間のかかる人や部活の朝練などで、意外にも朝起きる時間は早い人が多かったです。「早起きは3文の得」を「早起きで3問を解く」に変えて勉強したのかもしれませんね。

:学校が遠く、毎朝、犬の散歩のため早起きには慣れていました。したがって、生活習慣をとくに見直したことはありません。

にっこりガム:部活の顧問の先生に、「部活だけするやつは試合に出さん!」と言われ、勉強を生活のなかに組み込むように心がけました。

ルーキー:朝型になったのは、友だちに電車が混む前に学校へ行こうと誘われたからです。

たにし:通っていた一貫校が遠く規則もわずらわしくつらかったので、学校を辞めて地元の公立を受験しようと考えた中3の夏ごろです。成績も悪くふらふらしていた自分に、担任の先生が「結果を出してからにしろ!」ときつく叱られた後で、自宅に電話までかけてきてくれて心配してくれました。悔しさや情けなさ、応えたい気持ちで生活習慣を変えて勉強し始めました。

たにしさんのお話はいい話でしたね。2人は中学に入学する時点で基本的な生活習慣はできていたように思います。ルーキーさんは、友だちからの誘いがきっかけのようですが、早起きすることで電車もすくし、学校で勉強するのでわからないところを気軽に友だちや先生に聞くことができたようですね。

たにしさんは、中3夏ごろまで大変だったようですが、男の子の成長は女の子よりも遅いですから、中学に入って身体づくりができていない時期の通学2時間(片道)は、想像以上に大変だったことでしょう。そこでの力になった言葉というのは、ありきたりかもしれませんが、信頼する先生からの励ましや心遣いだったりすることがわかります。先生も人間ですし、生徒は1人ではありませんから、なかなかありそうで難しいかもしれない。でも、そのようななかで声をかけてもらえたたにしさんは幸せ者といえるでしょう。

3つめの質問です。「勉強に役立つ家庭でのルールや出来事は何かありましたか?」
これは、取り入れられるものであれば、ぜひ参考にしていただきたいです。

たにし:自分の部屋を与えられたこと。リビングでは集中できないので。

ルーキー:そうなんだぁ。私は逆にリビングで勉強してもいい雰囲気があり、そこで勉強していましたよ。

にっこりガム:見たいテレビなどの前にできるだけ時間をとって勉強するようにしていました。

:夕食のときに、よく父親とディスカッションしたのはさまざまな場で役立ちました。自分で調べ、自分で仮説を立て、相手を説得する技術の獲得やいろいろなことに興味が持てるようになったのは、この習慣があったためだと思います。

たにしさんとルーキーさんは、どこで勉強したかに答えてくれたのですね。これを見る限りでは、個室とリビングとどちらがよいかはその家庭の雰囲気によってもずい分と違う様子が見てとれます。要は、どちらであっても効率よく勉強ができていればよいわけですから、〜にしないとダメではなく、勉強の内容や集中できるかどうかで見直してみるのがいいのかもしれませんね。

にっこりガムさんは勉強時間が短いようですが、やるときには集中してやることを徹底していたようですね。見たいテレビを自分へのご褒美としてやる気を高めるのはとてもよいことだと思います。ケジメが大切ということですね。

あと、さんのコメントから感じたのは、自ら考え、調べ、解決する習慣≠家庭のなかで自然に行っているんだな、ということ。こういうことって、できるようでなかなかできるものではありません。結果として、考える力がつき、いろいろなことに興味が持てるようになっており、非常に恵まれた家庭環境にあると思いました。やはり、勉強は学校でするものとか家庭でするものとか決めて行うものではなくて、できるときに自然に身につけるもの。確かに学校中心の勉強になるのは間違いのないところでしょうけれども、さんの場合には、必ずしも学校だけで身につけることが適当かどうかわからない目に見えない生きる力≠ツまり、学習意欲とかさまざまなことに対する興味や関心といったものを家庭のなかで自然に育んでいたような気がします。いいですね〜。

最後の質問です。「どのように部活と両立していましたか?」
これは中学生だったら多かれ少なかれ悩みの上位に入る質問です。興味のあるところですね。

たにし:幽霊部員でした(笑)

ルーキー:発表や大会の前はまったく勉強しませんでした。でも、テスト前は部活はなかったので支障はなかったです。

:部活をするときと勉強するときの時間をはっきり分けていました。塾に行っていなかったため、両立はしやすかったです。

にっこりガム:部活をせずに成績いいなんてずるい、絶対負けるかと自分に言い聞かせていました。

たにしさんは、通学に2時間かかるため仕方なかったのかもしれませんね。ルーキーさんは授業を大切にし、テスト前に集中することで乗り切っていたのでしょう。にっこりガムさんは気合い、さんは学習計画がしっかりしていたようですね。いずれもみなさん大変だったと思うのですが、さらりと両立できているところがすごい。計画をしっかり立てる、やるときは集中して取り組む、気合いを高めるために自分に言い聞かせるなどいろいろな方法をうまく組み合わせることが大切と言えそうです。

今日のところはこのくらいでおしまい。でも、参考になったことも多かったのではないでしょうか。真似をしようと思っても難しいところがあるかもしれませんが、どんなに小さなことでも構いません。これはと思ったことから踏み出してみることが大切です。

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